「あんしん介護の評判が知りたい!」、「あんしん介護は自分にあった保険なの?」と気になる方向けの記事です。
あんしん介護への加入を検討している方は、その評判やデメリットが気になりますよね。
この記事では以下の内容について説明します。
- 朝日生命「あんしん介護」のデメリット・メリット
- 朝日生命「あんしん介護」の評判・口コミ
- 朝日生命「あんしん介護」の保障・特約内容
- 朝日生命「あんしん介護」を他社の保険と比較
自分があんしん介護に加入すべきなのか見極めるためにも、ぜひ最後までご覧ください
Contents
朝日生命の介護保険「あんしん介護」のデメリット
早速、朝日生命の介護保険「あんしん介護」のデメリットに関して、以下で見ていきましょう。
どのようなデメリットがあるのでしょうか。
介護一時金は支払い条件が要介護3以上であること
朝日生命の介護保険「あんしん介護」の主契約には、
- 一生涯年金が給付される「介護年金タイプ」
- 一時金が給付される「介護一時金タイプ」と「要支援一時金タイプ」
があります。
それぞれ給付金を受け取るには、要介護や要支援の度合いが違うのですが、ここでデメリットと言わざるを得ないのが、2の「介護一時金タイプ」に関してです。
この「介護一時金タイプ」の給付を受けるには、要介護3以上に認定されなければ、一時金を受け取れないのです。
他社のこのタイプの介護保険では、要介護1の認定で給付されることが多いため、それに比べるとデメリットと言わざるを得ません。
ちなみに、要介護1と3のレベルをざっくり比べてみると、
要介護1
身のまわりの世話の一部に、何らかの介助を必要とするが、排泄や食事はほとんど一人でできる、混乱や理解低下が見られることがあるレベル
要介護3
身のまわりの世話が自分ひとりでできない、排泄が自分ひとりでできない、いくつかの不安行動や理解の低下がみられるレベル
となっています。
要介護1と3では、かなり介護度の違いがあるのがわかりますね。
朝日生命の介護保険「あんしん介護」のメリット
次に、メリットに関して見ていきましょう。
デメリットよりもメリットの方が多いので、朝日生命の「あんしん介護」が気になる方はしっかりチェックしてみてくださいね。
要介護1以上の認定を受けると、一生涯年金が支給され、保険料の支払いも免除される
デメリットのところで述べましたが、朝日生命の「あんしん介護」には、一生涯年金が給付される「介護年金タイプ」があります。
この「介護年金タイプ」は、要介護1以上の認定を受けた場合に、一生涯年金が給付されます。
他社では、一生涯の年金を受け取る保障に関しては、要介護3を条件としているものがほとんどですので、それに比べると給付の条件はかなり緩めとなっています。また、その後の保険料の支払も免除となります。
要介護1と3のレベルの違いを上で述べました。
おおまかに、要介護1では多少の介助などを必要とする場合もありますが、簡単な家事や食事などに関してはひとりででき、運動機能に関しても、複雑な動作でなければなんとか自力でできる状態です。
もちろん、たとえ要介護1のレベルでもならないに越したことはないのですが、介護の初期の状態からその後も一生涯年金がもらえるのは、非常に心強いといえるでしょう。
要支援2以上で一時金が給付される
また、要介護1の前の段階の要支援2以上で、一時金がもらえることもメリットのひとつです。
要支援2のレベルは、身体的、運動に関する機能は要介護1と変わりませんが、要介護1と違うのは、混乱や理解の低下などがまだ現れていない点です。
無料で認知症の相談サービスを受けることができる
3つ目のメリットは、無料で以下のような認知症の相談サービスを受けられることです。
- 24時間365日、電話相談サービスが受けられる
- 本人が請求手続きできなくなった場合、家族は契約内容の説明を受け、代理請求ができる
- 介護施設への体験入居サービスが無料で受けられる
厚生労働省の調査によると、2012年は認知症を発症している人は462万人と、65歳以上の高齢者の約7人に1人(15.0%)でしたが、2025年には730万人に増加し、65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると推計されています。
このように、認知症を発症する人は増加傾向にあり、他人事ではありません。契約者ご本人のみならず、ご家族にとっても無料で相談できることは非常に心強いといえるでしょう。
給付条件が緩い
朝日生命の「あんしん介護」の一時金や年金の給付の条件は、他社と比較すると相対的に緩めとなっています。
例えば、前述したように、他社では年金の給付は要介護3の条件が多いのですが、朝日生命の「あんしん介護」では、
- 「介護年金タイプ」は、要介護1以上の認定を受けた場合に、一生涯年金が給付される
- 以降の保険料の払い込みも免除される
となっています。
厚生労働省の調査によると、2017年1月の要介護(要支援)認定者数は、以下のとおりです。
要支援1 | 要支援2 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 | 合計 | |
人数 | 892,288 | 868,027 | 1,252,460 | 1,098,113 | 824,904 | 757,221 | 599,109 | 6,292,122 |
割合 | 14.2% | 13.8% | 19.9% | 17.5% | 13.1% | 12.0% | 9.5% | 100.0% |
このデータをひとつの基準として考えると、要介護1は19.9%なので、朝日生命の「あんしん介護」では、この19.9%の方には一生涯年金が給付されますが、他の保険ではこれらの方には年金の給付はまだありません。
さらに、要介護3が給付の基準となっている保険の場合、要介護2の17.5%の方もまだ年金はもらえないことになってしまいます。
単純計算どおりに考えることはできませんが、19.9%+17.5%=37.4%の方が、朝日生命の「あんしん介護」に加入しているかどうかで、年金をもらえるかどうかが変わってくるのです。
また、要介護1から3に進むには、それなりの時間がかかります。
その間、年金がもらえるのともらえないまま過ごすのとでは、かなりの差があると感じざるを得ませんよね。
保険料が割安
朝日生命の「あんしん介護」は、解約返戻金のない掛け捨て型の保険です。そのため、保険料は割安になっていることもメリットのひとつです。
貯蓄機能がある方がよいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「介護保険」の加入を検討するのは50代から60代など、ある程度の高齢の方が多いと思われます。
その場合、年齢的にもどうしても保険料が高くなってしまいますし、また、貯蓄機能のある保険だとさらに保険料は上がってしまいます。
50代から60代は定年が近く、収入が減る年代ですので、保険料などの固定費はなるべく少ないに越したことはありません。
この年代にとって、割安の保険料は、家計的にも精神的にも安心のメリットといえるでしょう。
朝日生命の介護保険「あんしん介護」加入者の口コミ
朝日生命の介護保険「あんしん介護」の1つ目の口コミは47歳女性の「riko」さんです
「介護年金タイプで加入しました。給付条件で他社の保険と比較したところ、あんしん介護は要支援2で一時金を受け取れリトのことで他の介護保険よりも明らかに給付基準が緩いですね。おすすめです」
朝日生命の介護保険「あんしん介護」の2つ目の口コミは54歳男性の「タカ」さんです
「この介護保険に加入するなら介護年金タイプ一択かなと思います。介護年金タイプだと給付の条件がかえって厳しくなってしまうようでしたので、加入を検討している方は介護年金タイプがいいんじゃないかな」
朝日生命の介護保険「あんしん介護」の保障内容
朝日生命の「あんしん介護」の基本保障の内容について見てみましょう。
保険料を支払う期間 | 60歳まで~90歳まで5年以上 終身 |
|
契約できる年齢 | 40歳~79歳 | |
保障期間 | 終身 | |
基本保障 | 介護年金タイプ | 公的介護保険制度に連動して、要介護1から年金を一生涯給付要介護の度合いが上がるにつれて、年金も増額 その後の保険料の支払も免除 |
介護一時金タイプ | 要介護3以上の認定で、一時金を給付 | |
要支援一時金タイプ | 要支援2以上の認定で、一時金を給付 |
このほかに、「あんしん介護認知症保険」として、「年金タイプ」と「一時金タイプ」があり、どちらかを選択、または両方選択することも可能です。
要介護1に加えて所定の認知症と認定された場合、一生涯年金を受け取るか、一時金を受けとる保障になっています。
また、保険料の支払に関しても、要介護1以上に認定されれば、その後の払い込みは免除されます。
介護保険が必要な理由
要支援や要介護に認定されても、1割の自己負担で済む公的介護保険制度があるから、それほど心配しなくてよいのでは?という意見もあるかもしれません。
あさひ生命の試算によると、介護サービスを限度額まで使用した場合の年間自己負担額は、以下のようになっています。
要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
約20万円 | 約23.5万円 | 約32,3万円 | 約36,9万円 | 約43,2万円 |
※ 自己負担1割の場合
生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、介護が必要な状態は平均で4年7ヶ月と言われています。
この表の金額が大きいかどうかは人によって異なるかもしれませんが、4年7ヶ月またはそれ以上介護の状態が続くことを考えると、民間の介護保険で年金や一時金がもらえれば、それほどお金の心配をせずに老後を迎えることができるかもしれません。
朝日生命の介護保険「あんしん介護」の保険料をシミュレーション
最後に、朝日生命の「あんしん介護」の保険料を、40歳男性、50歳の男女でシミュレーションしてみます。
介護年金タイプ | 介護一時金タイプ | 合計 | |
40歳男性 | 4,038円 | 1,845円 | 5,983円 |
50歳男性 | 5,310円 | 2,784円 | 8,194円 |
50歳女性 | 4,578円 | 3,363円 | 8,041円 |
年金タイプと一時金タイプの両方、またはどちらかを選ぶこともできますので、ご自身の家計や要望にあわせて選択すればよいでしょう。
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まとめ:朝日生命の介護保険「あんしん介護」の口コミ・デメリットや保障内容を徹底分析!
朝日生命の介護保険「あんしん介護」の口コミや、メリット・デメリット、保障内容について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
メリットとデメリットについて、もう一度おさらいしておきましょう。
- メリットは、
- 要介護1以上の認定を受けると、一生涯年金が支給され、保険料の支払いも免除される
- 要支援2以上で一時金が給付される
- 無料で認知症の相談サービスを受けることができる
- 給付条件が緩い
- 保険料が割安
- デメリットは、
- 介護一時金は支払い条件が要介護3以上
要介護状態になっても、公的介護保険制度で自己負担は1割でカバーされます。
しかしながら、平均的な介護の期間は4年7ヶ月と言われており、場合によってはそれ以上になる可能性もあります。
その間、自己負担は積み重なっていくことになるため、民間の介護保険で少しでもカバーできれば、高齢で要介護状態になった時に、経済的な不安を少しでも解消することになるかもしれません。