この記事では、持病があっても入れるがん保険に関して、ランキング、各がん保険の紹介、メリット・デメリット、告知義務の必要性などを解説しています。
この記事を読むことで、持病のある方でもどんながん保険に加入すべきか検討していただけます。
Contents
持病でも加入しやすいがん保険おすすめランキングを紹介!告知や審査なども
皆さんのなかで、「持病があったり過去にがん歴があると、がん保険には入れないのでは?」と思っている方はいらっしゃいませんか。
確かにその通りで、持病やがんの既往歴がある場合、加入できるがん保険は、たくさんあるわけではありません。ですが、持病や既往歴のある方でも入れるがん保険は、多種多様というわけにはいきませんが、存在します。
引受基準緩和型がん保険、無告知型がん保険、限定告知型がん保険などと言われている保険です。
実際には、過去にがん歴があり、転移や再発の不安がある方ほど、保険に入ってその時のために備えたいと思うのは、自然な感情ですよね。
今や、日本人の2人に1人ががんにかかると言われており、決して他人事ではありません。
この記事では、
・持病があっても加入できるがん保険のおすすめランキング
・持病があってもがん保険には加入できるのか?
・持病があっても加入しやすいがん保険の紹介
・持病があっても加入できるがん保険のメリット・デメリット
・告知義務の必要性
などの情報をわかりやすく解説していきます。
がんにかかった方、またご家族でがんにかかった方がいらっしゃる方など、もうがん保険は入れないとあきらめる前に、是非、この記事を最後までお読みいただき、加入できる保険を探してみてください。
内容を簡単にいうと
- 持病があっても告知項目が全ていいえならば加入できることもある
- がん保険の加入条件は保険会社ごとに違うため加入を1社断られたからといって諦めるべきではない
- なんの保険が自分にベストか確かめるには、プロと一緒に複数の保険を比較するのがおすすめ
- 複数の保険を比較するときは、当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス、ほけんROOM相談室を絶対に使うべき(何回相談しても無料で損をするリスクがないため)
- 持病があっても入れるがん保険ランキングは、1位:スマイルメディカルワイド、2位:自由診療メディコムワン、3位:生きるためのがん保険寄りそうDays
持病があってもがん保険には加入できる?告知は大丈夫?
持病があっても、いくつかの告知項目が全て「いいえ」であれば、加入できるがん保険はあります。
がん保険はがんに対する保険ですので、がんに関係しない告知内容に記載されていないような病気であれば、加入できる可能性もそれなりに期待できるのです。
しかしながら、一見、がんとは関係ない病気なので大丈夫だろうと思いがちな病気でも、病状が悪化するとがんになる可能性になるものに関しては、治療中や既往歴がある場合は、加入が難しくなるケースがほとんどです。
どのような病気が該当するのか見てみましょう。
慢性肝炎や肝硬変、肝機能障害
「国立がん研究センター がん情報サービス」によると、例えば、肝細胞がんでは、肝機能に影響を与える脂肪肝、肝硬変などの慢性肝疾患を伴っていることが多くみられ、また、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスが体内に長期にたまることが、肝細胞がんの原因と考えられているそうです。
慢性胃炎や胃潰瘍
特に近年では、慢性胃炎ががんにつながる可能性があるということがわかってきましたが、この慢性胃炎の状態に関与しているのがピロリ菌だそうです。(ピロリ菌については、現時点では保険会社の告知事項では言及されていません。)
ポリープや腫瘍
ポリープは、細胞が異常に増殖して臓器の粘膜上に隆起してできたこぶのような突起物で、大腸や胃のような管状、袋状の臓器にできます。
一般的に、ポリープは成長が止まれば心配はないといわれていますが、大腸にできる腺腫性ポリープ、胃にできる腺腫性ポリープと過形成性ポリープは、がん化する可能性も確認されています。
間質性肺炎、肺気腫などの呼吸器系の病気
間質性肺炎は、肺の壁に炎症や損傷が起こる病気で、間質性肺炎の方は肺癌を発症しやすいことが知られています。
また、肺気腫や慢性気管支炎と肺癌の関連も報告されています。
その他の慢性疾患がある場合
過去5年間に、7日間以上の治療や投薬を受けたことがある場合は、どんな病気も告知する必要があります。
対して一般的ながん保険の告知内容は、概ね、以下のようなもので、上記の持病がある場合のがん保険の告知内容と比較すると、そのハードルの高さに違いがあることがわかります。
今までのがんの罹患歴
がん保険によっては、上皮内新生物についても告知する必要がある場合もあります。
直近3ヵ月以内の疾病歴
治療中、入院や手術、治療や検査をすすめられた病気があるか、などの告知が必要です。
過去2年以内の健康診断や人間ドックなどの検査結果
再検査や精密検査で異常があった場合は、告知が必要です。
このように、持病がある方のがん保険への加入は、そうでない方に比べてどうしてもハードルが高くなってしまいますが、入れる保険もあることもわかっていただけたと思います。
次では、持病があっても入れる保険としてどんな種類があるか、ご紹介したいと思います。
がん保険の加入条件・告知審査の厳しさは保険会社ごとに違う
がん保険の加入条件や告知審査の厳しさは保険会社ごとに違うので、加入審査で落ちたとしても他の保険会社のがん保険は加入できるといったことが起こります。
また、既往症があっても、何年経過したかによって加入できるがん保険もあるので、持病が理由で一社加入できなくても諦めないことが大切です。
持病があっても加入できるがん保険の告知内容は?
以下が主な持病にあっても加入できるがん保険の告知内容です。
- 今までがん(悪性新生物または上皮内新生物)に罹患したことはありますか?
- ただいま入院していますか?
- 今から3か月以内で入院、手術などを勧められたことはありますか?
- 今から3か月以内でポリープ、腫瘍、肺気腫、肝機能障害など保険会社が指定している病気、あるいは症状で医師に診察、検査、治療、投薬のいずれかを受けたことはありますか?
- 今から2年以内で、健康診断や人間ドックで胸部レントゲン、マンモグラフィ、便潜血検査や超音波検査などといった中で、保険会社が規定した検査内容から異常をきたしているとの結果がでましたか?
がん保険は基本的に職業に関する質問はありませんが、保険会社によっては稀に職業の質問をされることがあります。
職業についても正しく告知しないと、告知義務違反になるので注意しましょう。
持病があっても加入できるがん保険保険おすすめランキングを発表!
持病があっても入れるおすすめがん保険のランキングは以下になります。
- 朝日生命「スマイルメディカルワイド」
- セコム損保「自由診療保険メディコムワン」
- アフラック「生きるためのがん保険寄りそうDays」
気になる内容の保険があるかどうか、チェックしてみてくださいね。
1位「朝日生命 スマイルメディカルワイド」!
第1位の「朝日生命スマイルメディカルワイド」の特徴を見てみましょう。
告知事項は3つだけ、それらの答えが全て「いいえ」なら、加入できる
3つの告知事項とは、
① 3ヶ月以内に、入院、手術、放射線治療をすすめられたり、説明を受けたことがあるか
② 2年以内に、入院、手術、放射線治療を受けたことがあるか
③ 公的介護保険制度の要介護、要支援の認定を受けたことがあるか、または申請中か
ですが、病気で通院中や、抗がん剤の治療中であっても、これらが「いいえ」であれば入れるとは、非常に心強いですね。
プラン選択の自由度が高い
主契約の中で、
① 入院給付日額3,000円~1万円まで、1,000円単位で調整可能
② 入院一時金を0倍~30倍で設定可能
③ 手術給付金・放射線治療給付金を0倍~10倍で設定可能
など、自分にあった保障内容を自由に調整することができます。
日帰り入院にも一時金が受け取れる
例えば、日額5,000円で、上記②の入院一時金を30倍に設定した場合、日帰りでも15万円を受け取ることができます。
日帰り入院で一時金が出る保険はあまりないので、これはうれしいメリットといえます。
手術給付金が回数無制限で受け取れる
こちらは特約になるのですが、入院給付金日額×0倍、5倍、10倍から選び、その金額が何度でも受け取れるというものです。
長期入院で複数の手術を受ける場合などにはもちろん、外来手術にも対応しているので、非常に使い勝手のよい保障として人気です。
払い込み期間の選択肢が多い
60歳から80歳まで5歳刻みでの払い済みプランや、10年払い込みや、終身払いなど、ご自身の状況にあわせて払い込み期間を選ぶことができます。
支払方法にクレジット払いがある
これは、クレジットカード払いの場合、クレジットカードのポイントも貯めることができるため、ちょっとしたお得感を味わえることができます。
以上のように、「朝日生命 スマイルメディカルワイド」は、審査基準がそれほど高くなく、入院保障の選択肢の多さ、手術に対する保障が厚い点が特徴で、口コミなどでもこれらの点が高く評価されています。
「朝日生命 スマイルメディカルワイド」の詳細は以下
関連:朝日生命「スマイリメディカルワイド」の評判やデメリット《FP監修》
2位「セコム損保 自由診療保険メディコムワン」!
第2位の「セコム損保 自由診療保険メディコムワン」は、女性の方で、特に過去に乳がんを経験した方にとっておすすめのがん保険です。
乳がんは女性がかかるがんの1位で、現在は14人に1人 がかかると言われており、女性にとっては決して他人事ではないがんとなっています。
加入の条件として、
・20歳から65歳まで
・初めてかかったがんが乳がんである
・その後、乳がんの再発や転移、他のがん歴がない
・現在、がんにかかっていない
・現在、入院中でない
・セコム損害保険所定の診断書を提出する
その他、乳がんのステージと経過期間の細かい条件などがありますが、それでも、乳がん経験者でも加入できるというのは、非常に安心できるポイントですね。
また、その他の特徴としては、以下のようなものがあります。
入院、特に通院の保障が手厚い
がんで入院した場合、治療費は無制限に保障され、特に通院のみの場合でも、5年ごとに最大1,000万円まで復元して保障してくれます。
がんの治療方法の傾向は、入院+手術よりも通院しながらの治療が多くなっているため、通院の保障が手厚いのは非常に心強いといえるでしょう。
先進医療や自由診療も全額保障してくれる
上記の入院、通院の保障は、全額自己負担の先進医療・自由診療も対象です。
がん治療の先進医療は、200万円から300万円以上かかる治療もあるため、それらを全額保障してくれるのは、非常にありがたいですね。
以上のように、「セコム損保 自由診療保険メディコムワン」は、乳がんを経験した女性にとって非常に心強い保障内容の保険といえるでしょう。
セコム損保のがん保険「自由診療保険メディコムワン」の詳細は以下
セコム損保のがん保険「自由診療保険メディコムワン」の評判やメリット・デメリットを解説!
3位「アフラック 生きるためのがん保険 寄りそうDays」!
がん保険といえば、アフラックと思い浮かべる方も多いと思いますが、「生きるためのがん保険 寄りそうDays」も、過去にがん歴のある人でも加入できると、アフラックの中で人気のがん保険となっています。
主な特徴としては、以下のようなものがあります。
過去にがんを経験された方向けなので再発保障などが手厚い
過去にがんの治療を受けた最後の日から5年以上経過し、3つの告知項目がすべて「いいえ」であれば加入できます。
1位の「朝日生命 スマイルメディカルワイド」よりも、告知項目の内容、数ともに少しハードルは高めですが、それでもがんになったことがある方にとっては貴重な保険と言えるでしょう。
入院、通院の保障が手厚い
入院だけでなく、手術・放射線・抗がん剤による通院治療を日数無制限で保障してくれます。
日数無制限というのがポイントで、がんの治療は、入院よりも通院による治療の方が増加傾向にあるため、通院も無制限で保障してくれるのは、本当に心強いといえるでしょう。
手術、放射線治療を回数無制限で保障
こちらも回数無制限で保障というのが、大きなメリットですね。
特約として、先進医療の給付金と一時金の保障
技術料として通算2,000万円まで、一時金として1年間に1回15万円までを受け取ることができます。
がんに関する情報サービスが無料で受けられる
がんは日進月歩で治療方法が進歩しているため、その中で自分が望む治療方法を専門家に相談できるサービスは、とても心強いと言えます。
告知項目のハードルは若干高いですが、加入できればそれだけ保障の内容は手厚いものですし、何よりも、がん経験者にとって加入できる保険というのはとても貴重な保険と言えるのではないでしょうか。
アフラック「生きるためのがん保険 寄りそうDays」の詳細は以下
アフラック「生きるためのがん保険 寄りそうDays」の評判やメリット・デメリットを解説!
持病持ちでも加入しやすいおすすめがん保険の保険料・保障内容を比較!安いのは?
30歳女性で持病持ちでも入れるおすすめがん保険の保険料と補償内容をシミュレーションしました。
朝日生命 スマイルメディカルワイド | アフラック 生きるためのがん保険 寄りそうDays1 | |
保険料 | 2,915~6,465円 | 1,818円、3,485円 |
入院給付金 | 5,000円 | 5,000円、10,000円 |
医療費充当給付金 | 0円~150,000円 | |
手術給付金 | 25,000円、50,000円 | 100,000円、200,000円 |
放射線治療給付金 | 25,000円、50,000円 | 100,000円、200,000円 |
死亡給付金 | 50,000円、100,000円 |
ランキング3位までで、最も保険料が安かったのがアフラックのベースプランでした。
セコム損保は女性に手厚い保障内容がパンフレットに載っています。
1位の朝日生命は、非常に幅広い保険内容で、所得の高くない方から高所得の方までおすすめできます。
ランキングをみたけど、他の保険も比較してどの保険に入るか決めたい!という方は当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」で、プロと一緒に気になる保険を比較するのがおすすめです。何回相談しても無料なので、損をするリスクがなく安心できます。
持病持ちでも加入しやすいがん保険の種類は?
上で述べたように、持病があり通常のがん保険の加入がむずかしい方でも、がん保険には加入できます。
加入のハードルの高さ、保障内容の違いなどによって、引受基準緩和型がん保険、限定告知型がん保険、無告知型がん保険の3種類があります。
ご自分の要望どおりというわけにはいかないかもしれませんが、これらの保険のうち、全てもしくはどれかには加入できると思われますので、是非選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
それぞれどんな保険か、見ていきましょう。
持病持ちでも加入しやすいがん保険①引受基準緩和型がん保険
引受基準緩和型がん保険は、その名のとおり、加入の基準を緩和したもので、主な特徴は以下の2点です。
・持病やがんの既往歴があっても、条件を満たしていれば加入を検討することができる
・告知項目が少なく、その内容も緩くなっている
まず、がんの既往歴があっても加入が可能という点ですが、がんは再発や転移の可能性がある病気です。
ですが、だからこそ、がんの既往歴のある方にとっては、万が一またがんにかかった時には保障してほしいというのは当然ではないでしょうか。
引受基準緩和型がん保険は、このような需要に対応したがん保険と言えるでしょう。
また、告知項目に関しては、以下のような内容が一般的です。
・過去3ヶ月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがあるか、または、現在入院中か
・過去3ヶ月以内に、「がん」または「上皮内がん」・「慢性肝炎」・「肝硬変」で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがあるか
・過去2年以内に、病気やケガで入院、手術をうけたことがあるか
・過去5年以内に、「がん」または「上皮内がん」で入院、手術をうけたことがあるか
これらの質問の回答が全て「いいえ」である場合、加入できるのが引受基準緩和型がん保険です。
つまり、加入のハードルは低めに設定され、持病やがんの再発なども保障してくれる、といううれしい保険なのですが、一方で、以下のようなデメリットもあります。
・保険料が割高である
保険料は通常のがん保険と比較すると安いとはいえません。
これは、告知項目が少ないなど加入のハードルを下げているため、その分のリスクを上乗せせざるを得ないために、どうしても保険料が割高になってしまうということです。
・契約開始から1年間は、保障が半額になる
がんは転移や再発の可能性があるため、それらのリスクを加味して、最初の1年は保障が半額に減額されています。
これらの内容をしっかり理解して検討することが大切です。
持病持ちでも加入しやすいがん保険②限定告知型がん保険
限定告知型がん保険とは、告知内容が限定されており、その告知項目が全て「いいえ」であれば加入できるという保険です。
ただし、引受基準緩和型がん保険より加入条件が厳しくなっており、扱っている保険会社もあまり多くありません。
その告知内容とは、大体以下のような内容です。
・過去2年以内に、病気やケガで入院・手術を受けたことがあるか
・過去5年以内に、がん(上皮内がん含む)と診断された、または、がんで入院・手術を受けたことがあるか
・過去5年以内に、肝硬変と診断されたことがあるか
・今後3ヶ月以内に入院または手術の予定がある、または、医師から入院・手術を薦められたことがあるかがんにかかった
・女性の場合、乳房のしこりや乳腺から異常な分泌液や出血の症状がないか
保険会社によって内容は若干異なりますが、過去にことがあっても、これらの質問の答えが全てが「いいえ」であれば、加入が可能です。
ですが、逆に、少しでも該当する内容があれば、加入はむずかしいでしょう。
引受基準緩和型がん保険同様に、保険料は割高となっています。
持病持ちでも加入しやすいがん保険③無告知型がん保険(無選択型がん保険)
3つ目の無告知型がん保険は、読んで字のごとく、健康状態などの告知をしないで加入できるがん保険です。
過去の既往歴や持病などにかかわらず、誰でも加入でき、さらに、過去の既往歴だけでなく、現在がんで治療を受けている人でも加入できるのは、がんや持病のある方にとっては、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
ですが、当然保険料は高く、これまでの2つのがん保険よりも加入が簡単なため、保険料は最も割高になっています。また、全ての病気が保障の対象というわけではなく、現在かかっている持病やがんなどについては、保障の対象にはなりません。
そうは言っても、告知をしなくても誰でも加入できる保険ということで、がんの既往歴のある方はとびつきたくなるかもしれません。ですが、上で述べたように、高い保険料や、保障の内容が限定的である、支払われる給付金が低いなど、その分諸々のデメリットもあるのです。
まずは、引受基準緩和型がん保険や限定告知型がん保険なども含めて、他の保険も十分検討してみることが大切です。
持病があっても入れるがん保険についてなんとなくわかったけど、どれに加入すべきかわからない・・・という方は保険のプロに相談しましょう。保険の相談は当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」を利用するのがおすすめです。何回相談しても無料なので、損をするリスクがなく安心できます。
持病があっても加入できるがん保険のメリット
メリットは何と言っても 、これまで述べてきたように、
・持病の悪化や過去の病気の再発も、一定範囲で保障される
・告知書の質問項目が少なく「はい」「いいえ」で答えるだけで加入しやすい
ということでしょう。
持病や特にがんの治療を経験した方は、その治療の費用、かかる日数、仕事や生活費などの経済的な不安、また、ご家族の負担などのご苦労を経験されており、その負担は経験された方にしかわからないほど計り知れないものがあるでしょう。
がんは再発や転移の可能性がある病気です。
せっかく、がんを克服されてやっと日常の生活に戻れたと思っていても、再発や転移が見つかった時には、さらに大きなショックを受けられるのではないでしょうか。
ですので、がんの再発や転移のリスクがあるからこそ、がん保険に加入して保障を備えたいと思うのは当然ですし、過去の病気の再発も保障してくれるのは、その流れに対応した最も大きなメリットといえるでしょう。
また、告知項目の数や内容のハードルが低いのも、がんを経験した方にとっては、不安を軽減してくれるといえますよね。
せっかく持病などを保障してくれる内容でも、そもそも加入がむずかしい保険では意味がありませんものね。持病があっても入れるがん保険が魅力に感じた人は、なんのがん保険にすべきか知りたくなりますよね。
そんな方は、複数の保険を比較して自分にあった保険を見つけましょう。保険を比較する際には、当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」で保険のプロと一緒に気になる保険を比較するのがおすすめです。
何回相談しても無料なので、損をするリスクがなく安心できます。
持病があっても加入できるがん保険のデメリット
一方で、デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
デメリット①保険料が割高である
これは、先に説明したように、加入条件のハードルが低い代わりに、そのリスクをとるために、保険料を高めに設定している、というものです。
持病や既往歴のある方にとっては、背に腹は変えられないといえるかもしれません。
・契約後1年間は保障は半額しか受け取れない
これは、がんは再発や転移の可能性があるため、最初の1年間にそうなった場合のリスクを考慮したものです。
デメリット②告知内容がシンプルなため、細かい事情は考慮されない
告知項目の内容がシンプルで、はい・いいえの回答でよいことはメリットでもあるのですが、逆に言えば、それに以外の内容に関しては、詳細の情報はいっさい考慮されないということになります。
例えば、ひとつ上の「契約後1年間は保障は半額しか受け取れない」に関してですが、がんだけでなく、持病や既往歴も関係ない病気も該当するのです。
理由は、告知項目の内容が限定的なため、それ以外の病気の可能性に関しては保険会社は把握しておらず、そのリスクも見込んでいるからなのです。
デメリット③保障の内容が、通常のがん保険に比べて限定的である
これも持病や既往歴があるためのリスクによるものでしょう。また、特約のバリエーションも少なく、その保険料も割高となっています。
以上のように、デメリットに関しては、保険会社から見た持病や既往歴があることのリスクを軽減するためのものが多いことがわかります。
メリット・デメリットをみてみても終身医療保険が自分に必要なのかわからない!という人は保険のプロに相談しましょう。保険の相談は当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」を利用するのがおすすめです。何回相談しても無料なので、損をするリスクがなく安心できます。
持病を隠すとがん保険の告知義務違反になる
これまで述べてきたように、がん保険に加入する際に、健康状態、過去の病歴などの告知項目に答える必要があり、これを告知義務といいます。
持病や既往歴のある方は、保険に加入したい気持ちから嘘をついたり、隠し事をしたりなどの誘惑にかられるかもしれません。
また、保険会社の営業マンから、「それくらいなら告知しなくていい」などと言われる場合もあるかもしれません。しかし、正しく告知することは、契約者間の保険料負担を公平に保つためにとても重要なことで、これを怠ると、告知義務違反となってしまいます。
告知義務違反と判断されると、その保険自体が無効となってしまうため、保険金は受け取れなくなってしまいます。
また、それまで払った保険料も戻って来ない可能性もあるのです。
そうは言っても、ばれることはそれほどないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
保険会社が契約者の健康状態を調査するのは、告知書に記載されている内容を審査する際、つまり加入時と、給付金の請求があった時などです。
虚偽の内容が発覚してしまうのは後者の方に多く、契約者から給付金の請求があった際には、その病気に関して過去にさかのぼって調査するため、事実が発覚する可能性が高いのです。
また、保険会社は告知義務違反があった場合、保障の開始から2年以内であれば契約を解除することができ、これを「告知義務違反による解除」と言います。
それでは、2年以上たてば告知義務違反をしていても、それは無効になるのかといえば、そういうわけでもない場合があります。
例えば、2年以上経過して発病し給付金を請求したとしても、その2年以内に給付金を支払う状況があれば、つまり、2年以内に発病していたのにそれを隠していたことがわかれば、遡って契約を解除することができるのです。
このように、告知義務違反をしてしまうと、様々なペナルティがあり、結局は契約者の方が大損をしてしまう結果になることが多いのです。
ですので、持病や既往歴のことで不安に思う気持ちはあっても、告知項目には正直に答えることがとても重要です。
がん保険では持病が原因で部位不担保になる可能性がある
持病の部分、あるいは過去持病があった部分を保険適応外にすることを、「部位不担保」と言います。例えば、ヘルニアを持っていたら、ヘルニアが悪化した場合の保障はされないということです。
とはいえ、部位不担保にされた結果、永久にその部分が保障されないとは限りません。
「一定期間保障されない」と、パンフレットや約款に書かれているのであれば、その一定期間(たとえば、2~3年間)の後なら、持病である部分・あるいは持病であった部分も保障される保険もあります。
県民共済は民間がん保険・医療保険よりも審査が緩く加入しやすい
民間のがん保険や医療保険より審査が通過しやすい理由は2つあります。
- がん・肝硬変・胃潰瘍などの重い疾病にかかったことがあっても、治ってから5年以後経過していたら加入可能
- 病歴・入院歴があっても、一定の条件を満たしていれば、民間のがん保険・医療保険よりも加入できる可能性は高い
ということです。
また県民共済は、保険料が割安なのも家計の負担が少なく魅力があります。
うつ病でも加入しやすいおすすめ引受緩和型医療保険は新キュアサポート
うつ病でも加入しやすいおすすめ引受緩和型医療保険は、新キュアサポートです。
新キュアサポートの特徴は、以下になります。
- 病気・けがでの入院・手術を一生涯保障
- 1000種類近くの手術を入院ありなし関わらず保障
- 先進医療の技術料を通算2000万円保障!先進医療一時金も受け取れる
関連:オリックス生命「新キュア・サポート」のデメリットや口コミの評判・評価
まとめ:持病でも加入できるがん保険おすすめランキング!一番安いのはどれ?
ここまで、以下のことを解説しました。
・持病があっても加入できるがん保険のおすすめランキング
・持病があってもがん保険には加入できるのか
・持病があっても加入しやすいがん保険の紹介
・持病があっても加入できるがん保険のメリット・デメリット
・告知義務の必要性
持病や既往歴があっても入れるがん保険があることを知って、少し安心された方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、デメリットのところで説明したように、保険料は割高で、保障内容が限定的、加入後1年間は保障が半分などのデメリットもあります。
また、加入した気持ちが先行して、告知義務違反をしてしまうと、本当に保障が必要な時に給付金が受け取れないなどにもなりかねないリスクがあります。
持病があっても入れるがん保険に入りたいと思ったら、複数の保険を比較して自分にあった保険を見つけましょう。保険を比較する際には、当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」で保険のプロと一緒に気になる保険を比較するのがおすすめです。
何回相談しても無料なので、損をするリスクがなく安心できます。