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自由診療も保障されるがん保険おすすめランキングを紹介!必要性などの基礎知識も解説!
がん保険の資料を見ていると自由診療という言葉をよく目にしますが、自由診療とはどういうことがご存知ですか?
自由診療とは、簡単に言うと健康保険の適用外にあたる治療のことです。
がんは難しい病気なので、自由診療もカバーできる保険を検討したいと思っておすすめ商品を探していらっしゃる方も多いはずです。
しかし、自由診療も保障されるがん保険が本当に自分に合うのかどうか、という疑問を持っている方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、
・自由診療も保障されるがん保険のおすすめランキング
・自由診療と保険診療の違い
・自由診療が保障されることのメリット・デメリット
・どんな人が自由診療も保障されるがん保険に向いているか
などを詳しく解説しています。
ぜひ最後まで読んで、自由診療も保障されるがん保険のことを理解していただき、あなたの保険選びの参考にしてください。
自分にベストな自由診療保障付きがん保険を確実に知りたいという方は保険のプロに相談しましょう。当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」で、プロと一緒に気になる保険を比較するのがおすすめです。何回相談しても無料なので、損をするリスクがなく安心できます。
自由診療も保障されるがん保険保険おすすめランキングを発表!
ではここから、自由診療も保障されるがん保険のおすすめ商品をランキングでご紹介していきます。
1位「SBI損保 SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)」!
実は今のところ自由診療まで保障してくれるがん保険というのは2つしかありません。
そのうちの一つである「SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)」の特徴は
- がんの入院治療費にかかった費用が無制限で保障される
- 保険診療・先進医療・自由診療を問わず無制限で保障される
- 入院日数の制限がない
という点があげられます。
保険期間や入院日数、通院の保障などはもう一つのセコム損保の商品とそれほど変わりはないのですが
- 保険料が比較的安め
- 自由診療の対応病院について特に規定がない
というのが大きな魅力ではないでしょうか。
例えば30歳で加入した場合、男女それぞれの月額保険料はがん診断保険金付きで、男性が970円、女性が1450円となっています。
また保険金は一日当たりいくらという日額タイプではなく、実際に支払った金額をすべて支払ってもらえる「実費補償型」です。
そのため、たとえ1000万円をこえるような高額の治療を受けた場合でも、自分で支払った治療費の実費分は保障してもらえるので、とても安心感があると言えます。
ただ、5年毎の更新で保険料が上がっていくので、若いうちは他の商品との併用しやすいのですが、60歳を過ぎると保険料支払いの負担は大きくなります。
また、差額ベッド代は対象外となります。しかし、これらのデメリットを考慮したうえでも、自由診療を保障できるがん保険として条件はかなり良く、おすすめできる商品です。
「SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)」の詳細は以下
「SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)」の評判やメリット・デメリットを解説!
2位「セコム損保 自由診療保険メディコム」!
自由診療を保障できるがん保険のもう一つの商品は、セコム損保の「自由診療保険メディコム」です。
こちらも、がんの入院治療費が実質0円になる実費補償型のがん保険で、治療費を気にせずがん治療に専念することができるという点で好評です。
自由診療保険メディコムのメリットは
- 自由診療・先進医療の実費分を支払ってもらえる
- がん診断保険金の条件が比較的良い
という点があげられます。
しかし、SBI損保のがん保険(自由診療タイプ)と比べると、保険料が割高なのが気になるところです。例えば30歳の男女で比較してみると、月額保険料は男性が1430円、女性が1920円となっています。
また、自由診療を受ける場合はSBI損保が指定した医療機関のみが対象となりますので、お住いの近くに利用できる病院がない場合も考えられます。
これらの特徴を踏まえたうえで、どう折り合いをつけるかが加入するかどうかのポイントとなりそうです。
セコム損保「自由診療保険メディコム」の詳細は以下
セコム損保「自由診療保険メディコム」の評判やメリット・デメリットを解説!
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がん保険に自由診療のカバーは必要か?
自由診療も保障されるがん保険の概要やランキングをご紹介しました。
しかし、そもそも自由診療とはどんなものなのか、がん保険を選ぶうえで自由診療がカバーされていることの必要性がいまいちよくわからないという方も多いでしょう。
そこで、
- 自由診療と保険診療の違い
- がん保険で自由診療をカバーすることのメリット・デメリット
- どんな人に自由診療も保障されるがん保険がおすすめなのか
ということについて、具体例や参考となる資料もご紹介しながら詳しく解説していきます。
自由診療と保険診療の違いを解説!
まず、自由診療と保険診療の違いについて説明していきます。
保険診療というのは、健康保険や国民健康保険などの公的医療保険が適用される診療のことで、医療費の全額を我々が負担することはありません。
一方、自由診療というのは上記の公的医療保険が適用されない診療、つまり厚生労働省が承認していない治療や薬を使って行う診療のことです。
自由診療の場合、医療費は全額自己負担となります。
治療費については後程さらに詳しくご紹介します。
がんの自由診療の例を紹介
がん治療の場合は、まだ承認されていない抗がん剤を使う場合などが自由診療となります。
抗がん剤は長期的に使っていくと効果がなくなってくることがあるのですが、医療も日々進化していて、抗がん剤の開発もどんどん進んでいるという現状です。
しかし、海外ではすでに承認されている抗がん剤でも、日本で承認されるのには時間がかかることがあります。
抗がん剤の承認を待っている間にもがんは進行していき、一刻も早く新しい抗がん剤を使いたいと思う人は承認されていない薬を使うことがあります。
その場合、治療費は保険適用外となりますので全額自己負担するしかなく、数百万円かかることもあるのです。
自由診療と保険診療の自己負担率の違い
では、自由診療と保険診療の自己負担率の違いについてさらに詳しく説明していきます。
例えば普段の風邪やちょっとした怪我など、公的医療保険が適用される治療を受けた場合、ほとんどの人は治療費の3割を自己負担額として支払っています。
高齢者は1~2割の場合もあります。
しかし、保険が適用されない治療を受けた場合はその全額を自己負担しなければならず、経済的な負担はかなり大きなものとなります。
診察の種類 | 説明・特徴 | 治療費の負担 |
保険診療 | 公的医療保険が適用される治療。 普段、医療機関で受けているような治療。 |
国民健康保険・健康保険組合・・・7割負担 患者の自己負担・・・3割ただし、高額療養費制度によって、一月あたりの自己負担額の上限が決まっている。 |
自由診療 | 公的医療保険が適用されない治療。 例えば、日本ではまだ未承認の抗がん剤を使う治療は、健康保険の適用にもならず、先進医療にもあたらないため、自由診療となる |
本来なら、健康保険の適用となる治療も含めて、すべての治療費が自己負担となる。 高額療養費制度も適用外となる。 |
保険が適用される治療というのは、疾患ごとに検査内容・治療内容・回数が決められていて、いくら海外で承認されているものでも日本で承認されるには様々な条件をクリアしなければならず、時間がかかってしまうのです。
上の図の中に「先進医療」という言葉が出てきましたが、これはいったいどうものなのでしょうか。保険選びをお考えの方なら、いろいろなサイトを見ていると「先進医療」という言葉をよく目にすると思います。
先進医療というのは、まだ公的医療保険の適用とはなっていないものの、有効性・安全性において一定の基準を満たしている高度な治療や医療技術のことです。
具体的には厚生労働大臣によって定められていて、2017年10月の段階で104種類が先進医療とされています。
その中には陽子線治療や重粒子線治療など、がんに有効とされる治療法も含まれているのです。
先進医療も公的医療保険は適当されないので治療費は全額自己負担となりますが、一般的な自由診療とは違って保険診療と併用することができます。
このように保険診療と先進医療を組み合わせた場合、保険診療の部分は3割が自己負担、先進医療の部分は全額が自己負担となります。
がん保険で自由診療をカバーするメリット
では、がん保険で自由診療をカバーすることのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
- 最先端の治療が受けられる
- 経済的な不安がなくなる
という2つの点について詳しく説明していきます。
自由診療のメリット①:最先端の治療が受けられる
がんと聞くとやはり「難しい病気」「治療が長引く病気」というイメージが強く、できれば最先端の治療を受けたいと思う人がほとんどでしょう。
自由診療のメリットの一つは、「自分の体質や病状に合わせてきめ細かい診療や治療が受けられる」という点です。
健康保険が適用されなくても、精度が高くて早期回復や完治の可能性があれば、自由診療を選びたいというのが多くの人の本音です。がん治療の中で自由診療というのは、承認されていない抗がん剤を使った治療や漢方治療があります。
実際に、未承認の抗がん剤治療を選ぶ人は全体の42%に上るというデータが出ています。(厚生労働省『治験実験状況及び未承認薬使用状況についての調査』より)
たとえ治療費が高額になったとしても、少しでも早く治る可能性がある、自分に効くかもしれない薬があるならば、自由診療を選ぶことが多いのです。
命の重さはお金には代えられません。そんな時に、自由診療も保障されるがん保険に加入していれば治療費のことを気にせずに、治療に専念することができます。
自由診療のメリット②:経済的な不安がなくなる
多くのがん保険で保障されているのは、入院・通院にかかった費用や、条件を満たす治療費の保障です。
がんにかかってしまった場合、その病気による恐怖と、高額な治療費を懸念した経済的な不安で、精神的にとても追い詰められてしまうことがあります。
この記事でご紹介した自由診療も保障されるがん保険は、実際に支払った治療費全額が保障されるため、お金の心配はなくなります。それだけでも心の負担は大きく変わってくるのではないでしょうか。
自由診療の保障の必要性はなんとなくわかったけど、加入すべきかどうか自分一人で判断するのは不安・・・という方は保険のプロに相談しましょう。保険の相談は当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」を利用するのがおすすめです。
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がん保険で自由診療をカバーするデメリット
では次に、がん保険で自由診療もカバーすることのデメリットをご紹介します。
- 実施件数が少ない
- 保障は治療費に限定
- 保険の更新期間が5年であることが多い
という3つの点について詳しく見ていきましょう。
自由診療のデメリット①:実施件数が少ない
入院(総数) | 入院(全額自費診療) | 外来(総数) | 外来(全額自費診療) | |
悪性新生物 | 129.4 | 0.4 | 171.4 | 1 |
胃の悪性新生物 | 13.5 | 0 | 19.2 | 0.1 |
結腸および直腸の悪性新生物 | 18.9 | 0 | 28 | 0.1 |
気管・気管支及び肺の悪性新生物 | 18.8 | 0.1 | 16.1 | 0.1 |
単位:千人
こちらの表をご覧ください。
厚生労働省の調査で、全額自己負担となる自由診療を選んだ人の数を調べたものです。
実は、今のところがんの治療において自由診療を利用している人はまだまだ少ない状況なのです。
その理由は
- 自由診療のことを知らない
- 自由診療を受けられる病院が近くにない
- 治療費が払えない
ということですが、地方に住んでいる方だと現実的に自由診療を受けるのが難しいというのが現状です。
また、治療費のことを考えると一般的に考えて支払えない人が多いので、医師がその点を考慮して自由診療のことを患者さんに伝えないというケースも多いのです。
このようなことも踏まえて、自由診療をカバーするがん保険を選ぶかどうかを考える必要があります。
自由診療のデメリット②:保障は治療費に限定
実費補償型の保険で保障されるのは、あくまでも治療費かかった費用のみです。
そのため、がんの治療のために入院したとしても差額ベッド代や食事代については保障されないので、その分は自己負担となります。
もし入院が長引くと治療費以外の負担も大きくなりますので、貯蓄をしておくか他の医療保険に加入しておくという対策が必要です。
自由診療のデメリット③:保険の更新期間が5年であることが多い
他社の医療保険で多いのは10年更新か終身タイプです。
しかし、自由診療をカバーするがん保険は5年更新のタイプが多く、そのたびに保険料も値上がりするのでその点をしっかり理解しておかなければなりません。
若いうちは数十円から数百円程度の値上がりですが、年齢が高くなると一気に1000円以上上がることもあります。
何歳で加入するのか、何歳で更新になるのか、ということを確認して、保険料があまりにも負担にならないようにしましょう。
どんな人ががん保険で自由診療をカバーするべきか?
ここまで自由診療を保障するがん保険の概要や、自由診療と保険診療の違いなどをご説明してきましたが、大まかな内容は理解していただけたと思います。
ではいったいどんな方ががん保険で自由診療をカバーすべきなのか考えていきましょう。
保険に加入する決め手になるのは「自分に合うかどうか」ということですよね。
大きなポイントとなるのは
- がんにかかった時、治療費の心配をせずに治療に専念したい
- 貯蓄が不安なので、実額保障のある保険を選びたい
- 一家の大黒柱なので経済的な負担を家族にかけたくない
という思いがあるかどうかです。
治療費のことを気にせずに、日本ではまだ未承認の新しい薬を試してみたり、最新の治療を受けることができるというのは、確かに大きな魅力です。
しかし、自由診療をカバーするがん保険と言っても、保険会社が指定する範囲内の治療に限られるため、すべての自由診療が対象となるわけではありませんし、最新の治療があなたに合うかどうかもわかりません。
海外では最先端の治療かもしれませんが、日本ではその効果や安全性がまだ確認されていないものもたくさんあります。
最終的には、自由診療も保障されるがん保険を選ぶかどうかにしても、がんになってしまった時に自由診療を選ぶかどうかにしても、細かい内容やリスクも十分に考えて決めなければなりません。
自由診療も保障されるがん保険が気になるけど、まだ決断するにまで至らないという方は、先進医療特約が付けられるがん保険というのもありますので、選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
自由診療保障が必要な人はなんとなくわかったけど、加入すべきかどうか自分一人で判断するのは不安・・・という方は保険のプロに相談しましょう。保険の相談は当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」を利用するのがおすすめです。
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参考:自由診療と保険診療を組み合わせた混合診療の禁止についいて
あなたは「混合診療」という言葉を聞いたことがありますか?
あまりなじみのない言葉だと思うのですが、混合診療というのは保険診療と自由診療を併用することを言います。
ただし、今のところ日本ではこの混合診療は認められていません。
『保険診療と保険外診療の併用は原則として禁止しており、全体として、自由診療として整理される。』と厚生労働省のホームページにも記載されています。
健康保険が適用される治療を受けていて、一部だけ自由診療を受けた場合は、保険が適用される部分も含めてすべてが全額自己負担となってしまうのです。
例えばがん治療のために入院していた患者に対して、健康保険適用外の抗がん剤を使ったら混合診療とみなされ、薬の費用はもちろん、その他の
入院基本料・検査費用・食事代などすべてが患者の自己負担になります。
しかし、中には例外もあります。
- 先進医療
- 医薬品・医療機器の治験
- 薬事法で承認されているものの保険適用になっていない医薬品・医療機器の使用
- 大きな病院の初診費用
- 時間外診療費用
- 差額ベッド代
このように国が定めた、公的医療保険を適用するかどうか検討中の項目と、公的医療保険を適用する予定がない項目については、今のところ混合診療が認められています。
どうして、国は混合診療を認めていないのでしょうか。
その理由は2つあります。
一つ目は、もし混合診療を認めた場合、患者の負担が不当に拡大する恐れがあるからという点です。
本来なら保険適用で治療費は1~3割の負担で済むところ、保険外の負担を求めらることが一般化するのは困ってしまいます。
二つ目は、科学的根拠がない治療などがむやみに拡大される恐れがあるという点。
まだ国が承認していない治療や薬は、安全性や有効性が十分に確認されていないということなので、それが保険診療とともに広がってしまうのはやはり心配なことではないでしょうか。
このような理由から、混合診療は原則として禁止されているのです。
まとめ:自由診療も保障されるがん保険おすすめランキング!
自由診療も保障されるがん保険について概要やおすすめ商品のランキング、自由診療と保険診療の違い、がん保険が自由診療をカバーすることのメリット・デメリット、どのような人に向いているかなどを、詳しく説明してきました。
もしもがんにかかってしまったら、それだけでも精神的なダメージは大きいです。
治療費のことを気にせず自由診療を選べるということは、患者さん自身だけでなくご家族も安心して一緒にがんと闘うことができるでしょう。
ただ、どんな保険にもメリット・デメリットがありますので、先進医療特約が付けられる医療保険の特徴も併せて考慮しながら比較検討してみてください。
自由診療保障付きのがん保険に入りたいと思ったら、複数の保険を比較して自分にあった保険を見つけましょう。保険を比較する際には、当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス「ほけんROOM相談室」で保険のプロと一緒に気になる保険を比較するのがおすすめです。
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