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[プロが解説]たのしみずっとの評判やデメリットを徹底解説

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の評判やデメリットを知りたい!

外貨建て保険に加入しようと保険のパンフレットやインターネットサイトを調べているうちに、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」に辿り着いた方も多いかと思います。

自分の老後に向けての保障に備えると同時に、資産運用でお金を増やせるかもしれないという「たのしみずっと」はとても魅力を感じますよね。

実際にはどのような評判や評価がされているのでしょうか。

そこで今回は、外貨建て終身保険である三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」ついて以下の項目に焦点を当てながら、「たのしみずっと」の魅力について解説していこうと思います。

  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」はあまりおすすめできない!
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の基礎知識
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のデメリット
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のメリット
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の評判・口コミを紹介
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」とメットライフ生命「サニーガーデンEX」と比較

この記事をお読みいただければ、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のデメリットやメリットについて把握できます。さらに、「たのしみずっと」が本当に不評なのか、また、本当に自分に適した保険商品なのかについても判断できる記事になっています。是非、最後までご覧ください。

また、記事後半では参考程度に、外貨建て保険に加入を考える際に使える補足情報についても解説していますので、そちらも是非ご覧ください。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」はあまりおすすめできない!

結論としては、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」への加入はあまりオススメできません。ここでは、その理由について少し解説していきます。参考程度にご確認ください。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」は三井住友海上プライマリー生命の一時払外貨建て終身保険で、全国の銀行や証券会社で契約することができます。※窓口限定保険のためネットからの加入はできません。

この保険の特徴の1つに毎年受け取れる定期支払金があります。この定期支払金は為替レートの影響を直接受けるため、一人置きに円で受け取る額は毎年変動するという点に注意が必要です。それゆえ、将来的な資産形成にはかなり不向きな保険商品といえます。安定的な資産運用を検討している方であれば、他の定期保険などに加入した方がベターです。

死亡保障に対する考え方や資産の貯蓄性に関して、臨機応変な考え方をお持ちの方にはオススメの保険と言えますが、もしその柔軟性のある考え方ができるのであれば、「たのしみずっと」ではなく、株式や証券投資の方が金銭的なリターンが大きいためそちらを選択したほうがベターのように思えます。

しかし、為替レートの状況によっては、「たのしみずっと」に加入しておいたほう得だったというケースも無きにしもあらずです。また、予定利率が他の外貨建て保険よりも低く設定されているため、利率の観点からも「たのしみずっと」はオススメしません。

利率を重視するのであれば、外貨建て保険よりも外貨定期預金・外債・投資信託などに資金を入れたほうが、同じ為替リスクの中にも利益が高くなる可能性が高くなるためオススメです。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の基礎知識

ここからは、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の基礎となる、「たのしみずっと」の基本情報について見ていくことにしましょう。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の基本情報

※【参照|商品情報:たのしみ、ずっと公式ホームページ

保険の種類 死亡保障充実特約付、通貨選択利率更改型終身保険
契約可能年齢
15歳~80歳
運用通貨 米ドル、豪ドル、ユーロ
為替手数料 50銭
予定利率更改 10年
契約期間 10年更新
保険期間 終身
保険料払込方法 一時払いのみ
解約返戻金 あり

【一時払保険料】

契約通貨 米ドル 豪ドル ユーロ
最低 2万米ドル(1米ドル単位) 2万豪ドル(1豪ドル単位) 2万ユーロ(1ユーロ単位)
最高 契約日時点での円換算額10億円

【積立利率:2023年10月19日~2023年11月01日が契約日】

米ドル建て 0.62%
豪ドル建て 0.55%
ユーロ建て 0.01%

保険金シミュレーション

【ご契約例】

  • 契約通貨:米ドル
  • 積立利率:1.5%
  • 一時金保険料:100,000米ドル(円換算:10,000,000円)
  • 為替レート:1ドル=100円

参照|デジタルカタログ:たのしみ、ずっと

【保険金額:男性】

契約年齢 経過年数 経過年数後の年齢 保険金額
積立利率が0.01%の時 積立利率が1.50%の時 積立利率が2.00%の時
60歳 10年〜19年 70歳〜79歳 100.675米ドル(99.33円) 114.391米ドル(87.42円) 118.949米ドル(84.07円)
20年〜29年 80歳〜89歳 101.181米ドル(98.84円) 126.975米ドル(78.76円) 136.067米ドル(73.50円)
70歳 10年〜19年 80歳〜89歳 100.503米ドル(99.50円) 111.001米ドル(90.09円) 114.391米ドル(87.42円)
20年〜22年 90歳〜92歳 100.654米ドル(99.36円) 115.111米ドル(86.88円) 119.895米ドル(83.41円)

【保険金額:女性】

契約年齢 経過年数 経過年数後の年齢 保険金額
積立利率が0.01%の時 積立利率が1.50%の時 積立利率が2.00%の時
60歳 10年〜19年 70歳〜79歳 100.726米ドル(99.28円) 115.314米ドル(86.72円) 120.207米ドル(83.19円)
20年〜29年 80歳〜89歳 101.345米ドル(98.68円) 130.476米ドル(78.76円) 140.989米ドル(70.93円)
70歳 10年〜19年 80歳〜89歳 100.614米ドル(99.39円) 113.148米ドル(88.38円) 117.289米ドル(85.26円)
20年〜22年 90歳〜92歳 100.806米ドル(99.21円) 117.838米ドル(84.87円) 123.619米ドル(80.90円)

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の特約

特約名 概要
定期支払特約 被保険者が生存している場合、毎年の契約日または更新日の積立利率から生まれた1年間の運用収益分を定期支払金として受取できる。受け取り方法は契約者の指定口座に直接振り込まれます。
死亡保障充実特約 次回の死亡保障更改日までの期間の保険金額を一定額とした死亡保障に移行することで、基本保険金額や直前の保険金額を下回らないように設定できる。
円入金特約 一時払保険料を円で入金することができる。
外貨入金特約 一時払保険料を契約通貨とは別の外貨で入金することができる。
円支払特約 死亡保険金や解約払戻金、定期支払金などを円で受け取れる。
遺族年金支払特約 死亡保険金の全てか一部を年金形式で受け取れる。

※三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」は生命保険契約者保護機構に加入しています。加入している保険会社は国から法的に守られています。

万が一、契約した保険会社が経営破綻した時も、何らかの救済措置が取られるため、安心して保険に加入することができます。

基本的には保険料全損の心配はありませんが、場合によっては、積立金の一部が減額される恐れもあるので、注意が必要です。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のデメリット

では、ここからは、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のデメリットについて考えていきます。

  • 募集代理店は大和証券のみ
  • 積立利率と実質利回りは違う
  • 元本割れのリスクあり!解約控除に注意
  • 為替リスクを知っておかないと危険
  • 市場価格調整がある

このようなデメリットが考えられますが、具体的にはどのようなことなのか、以下で詳しく解説していきます。

デメリット①募集代理店は大和証券のみ

「たのしみずっと」を取り扱っている代理店は大和証券のみという点が大きなデメリットと言えるでしょう。自宅近くに大和証券の店舗がある方はそこまで気になる問題ありませんが、地方住みの人など大和証券に訪れる機会が少ない方にとっては不満に思う部分だと思います。大和証券は、契約や相談なども基本的には来店を促しています。電話対応も行っていますが、対面で相談したい方にとってもデメリットです。

デメリット②積立利率と実質利回りは違う

積立利率とは、自分が預けた資金をどれだけの利率で運用してくれるかを計算したものです。しかし、実際は預けた資金から手数料や運営維持費など必要経費が徴収され、その残った金額を運用することになる点に注意が必要です。

実質利回りとは、預けた資金から手数料などの必要経費を差し引き、実際に運用している利率のことを指します。積立利率だけがいいからと言って安易に保険契約を進めないように注意しましょう。

デメリット③元本割れのリスクあり!解約控除に注意

「たのしみずっと」を中途解約した場合、元本割れするリスクがあることも大きなデメリットです。

「たのしみずっと」では、中途解約をした場合、契約年数によって0.5〜5%の解約控除額がかかります。解約する時点で、運用利益よりも解約控除額が大きい場合に、元本割れをする可能性があります。解約を考えている場合は、解約控除金のことも考慮しながら、損をしていないか確認しておくことをオススメします。

デメリット④為替リスクを知っておかないと危険

為替リスクがあることをあらかじめ知っておきましょう。契約時に比べて受け取り時の為替レートが円高になっていた場合、損をする可能性があります。

受取金額を外貨で受け取ることもできるので、受け取り時に円高になっていた場合は一旦外貨で受け取り、円安になってから再度換金するということも一つの手ですね。

デメリット⑤市場価格調整がある

「たのしみずっと」に限らず、一時払型の外貨建て終身保険は、解約の際、解約返戻金が市場価格調整されることに注意ましょう。市場価格調整とは、保険を途中で解約した場合に戻ってくる解約返戻金が、市場金利によって増減する仕組みのことです。

「たのしみずっと」は契約日から丁度10年ごとに更改日があり、積立利率が見直されます。そのような節目以外での解約は、余計なコストが差し引かれ、せっかくの資金が得る可能性が十分に考えられます。

しかし、「たのしみずっと」は定期支払金を継続したら10年間は資金を回収することが困難である保険商品と言えるため、投資の観点から見ればあまり良質な保険商品とは言えないでしょう。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のメリット

では、ここからは、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のメリットについて考えていきます。

  • 高金利で運用できる
  • 資産分散できる
  • 定期支払金が毎年ある

このようなメリットが考えられますが、具体的にはどのようなことなのか、以下で詳しく解説していきます。

メリット①高金利で運用できる

「たのしみずっと」は他社の外貨建て保険に比べて、比較的高金利で資産を運用させることができます。近年の日本国内保険の金利はほぼ0に近い状態となっています。しかし、外貨建て保険の特性を生かして、日本円よりも遥かにお金を増やすことが可能になるというわけです。

メリット②資産分散できる

「たのしみずっと」は資産分散にオススメの保険商品と言えます。その理由は「日本円を外貨に変えた上で保管」「預貯金の代わりに保険投資」という二面性があるからです。

もし万が一、日本が何らかの事情で為替レートが暴落し、円の価値が大きく下がったとしても、外貨で保険に入っておけば、最良の場合、契約時よりも、多くのお金を手にすることができますし、貯金では全く増えない金利でも、保険投資をすることで、運用させることができます。

メリット③定期支払金が毎年ある

「たのしみずっと」では、契約時から10年間まで、1年に1回毎年、定期支払金が支払われます。定期支払金とは、被保険者が生存している場合、毎年の契約日または更新日の積立利率から生まれた1年間の運用収益分を定期支払金として受取できるというものです。

定期的にお金がキャッシュバックされるため、お得な気分になること間違いなしです。

定期支払金の選択肢は2つ

「たのしみずっと」では、約10年の契約期間を経た後、契約者がとれる選択肢は2つあります。

  1. 引き続き定期支払金の受け取りを継続する
  2. 定期支払金を受け取らず、死亡保険金に割り当てることで死亡保証を充実させる

10年という長いスパンで自分の人生を考えることはかなり困難ですよね。そのため、契約者の生活状況や経済状況などに応じて、契約途中でも臨機応変に選択することができるこのシステムはかなり有能であると言えるでしょう。

定期支払金のシミュレーション

【ご契約例】

  • 契約通貨:米ドル
  • 積立利率:1.5%
  • 一時金保険料:100,000米ドル(円換算:10,000,000円)
  • 為替レート:1ドル=100円

【参照|デジタルカタログ:たのしみ、ずっと

【定期支払額=1,500米ドル=100,000米ドル×1.5%】

定期支払額

1,500米ドル

為替レート(円支払特約レート) 定期支払金円換算額 一時金保険料円換算額に対する利回り
130円の場合 195,000円 1.95%
120円の場合 180,000円 1.80%
110円の場合 165,000円 1.65%
100円の場合 150,000円 1.50%
90円の場合 135,000円 1.35%
80円の場合 120,000円 1.20%
70円の場合 105,000円 1.05%

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の評判・口コミを紹介

ここからは、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の評判口コミについて紹介していきたいと思います。実際に三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」に契約している方の意見を参考にしているので、信憑性が高く、皆さんが保険に加入する際の参考になる意見ばかりですので、是非、ご覧ください。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の良い評判・口コミ

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」に加入した方は、この保険商品にどのような感想を持っているのでしょうか。

ここでは三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の良い評判口コミを2つ紹介していきます。

  • 毎年の定期支払金が会社のボーナスみたいでありがたい
  • 外貨建て保険の高金利における資産運用性の高さが満足

「たのしみずっと」の良い評判・口コミ①

「毎年、もらえる定期支払金が会社のボーナスみたいで本当にありがたい。お金も増えて、定期支払金で趣味を充実させ、保障は一生涯続くということでとても満足です。外貨建て保険と聞くとどうしても為替レートのリスクが付きまとい、将来に対して不安になる時もありますが、「たのしみずっと」なら大手の保険会社だから安心して加入し続けておけると思う!」

この方は1年に1回毎年もらえる定期支払金に魅力を感じたようですね。確かに、一度に保険金をもらうことも嬉しいですが、定期的に分散してもらえると、臨時収入を得た気分になり、お得感や高揚感も高まりますよね。

「たのしみずっと」の良い評判・口コミ②

「死亡保険金の最低保障は備わっているし、定期支払金を死亡保険の準備にも使えるからちゃんと保険の役割を果たしながら資産運用もできてとてもありがたいです。外貨建て保険は金利が高い点がとても魅力的で、今のところ毎年資産が増えているし、とても満足しています。増えたお金で家族で旅行することなんかも考えちゃってます。なぜ、世間の方たちは外貨建て保険加入に消極的なのか理解できないぐらい充実した保険商品だと思う。」

この方は、外貨建て保険の高金利における資産運用性の高さに魅力を感じた様子ですね。しかし、外貨建て保険には為替レートの変動における元本割れのリスクもありますので、あくまで資金に余裕を持った状態での加入をオススメします。

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の悪い評判・口コミ

では、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の悪い評判や口コミをしている人はどのような点に不満を持っているのでしょうか?

ここでは三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の悪い評判口コミを2つほど紹介していきます。

  • 手数料が異常なほど高い
  • 外貨建て保険は保障も運用も中途半端

「たのしみずっと」の悪い評判・口コミ①

「手数料が異常なほど高いと思います。友人が加入している証券会社より高いです。外貨建て保険ということで資産運用の意味合いも含めて加入しましたが、運用メインなら投資信託などの方が絶対に良いと思うし、保障メインで考えたとしても外貨建てに入らずに一般的な定期保険とかに加入した方が安定的だ思いました。」

この方は、「たのしみずっと」の手数料の高さに不満を感じた様子ですね。確かに、外貨建て保険のデメリットには、円から外貨、外貨から円に換金する際、必ず手数料がかかります。その辺の資産減少のリスクが常に付き纏うのであれば、確かに日本国内の安定した保険に加入した方がいいかもしれません。

「たのしみずっと」の悪い評判・口コミ②

「結局、この保険商品に限ったことではなく、外貨建て保険は保障も運用も中途半端です。確かに、終身保険のある程度の保障が付いた上で、簡易的な投資で資産運用できるという観点では魅力を感じますが、それだったら、それぞれどちらかに特化した、別の終身保険や投資会社に加入した方が、結果的にメリットにつながると思う。」

この方は「たのしみずっと」の保障も運用も中途半端な点に不満を感じたようですね。確かにこの方の意見の通り、保険としての保障を充実させるのか、資産運用を充実させるのかなど、明確な目的があれば、それに特化した会社に加入する方がいいかもしれません。

メットライフ生命「サニーガーデンEX」と比較

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」と似た保険商品にメットライフ生命「サニーガーデンEX」というものがあります。ここでは、この2つをあらゆる観点から見比べて、何がどう違うのかについて検証してみました。

たのしみずっと サニーガーデンEX
保険の種類 死亡保障充実特約付、通貨選択利率更改型終身保険 積立利率変動型一時払終身保険
契約可能年齢
15歳~80歳
0歳〜満100歳
運用通貨 米ドル、豪ドル、ユーロ 米ドル、豪ドル
契約期間 10年更新 10年更新
保険期間 終身 終身
保険料払込方法 一時払いのみ 一時払/メットライフ生命指定口座への振込
解約返戻金 あり あり

【一時払保険料】

たのしみずっと サニーガーデンEX
契約通貨 米ドル 豪ドル ユーロ 米ドル 豪ドル
最低 2万米ドル(1米ドル単位) 2万豪ドル(1豪ドル単位) 2万ユーロ(1ユーロ単位) 3万米ドル(100米ドル単位) 3万豪ドル(100豪ドル単位)
最高 契約日時点での円換算額10億円 契約日時点での円換算額5億円(5億を超える場合は健康状態の告知が必要)

【積立利率:2023年10月19日~2023年10月31日が契約日】

たのしみずっと サニーガーデンEX
米ドル建て 0.62% 米ドル建て 0.90%
豪ドル建て 0.55% 豪ドル建て 0.44%
ユーロ建て 0.01%

2つの保険商品を比較してみると、そこまで大きな差異はないように感じました。注目すべきは、「サニーガーデンEX」の米ドル建ての積立利率です。「サニーガーデンEX」では、米ドル建ては基本的に1%を超える時期がほとんですが、「たのしみずっと」では、それがなかなかありません。

外貨建て保険に加入する方の目的に一つに、この積立利率の高さで選ぶ方も多いかと思います。そのような観点から見れば、「サニーガーデンEX」に加入するほうがメリットがあるのではないかと思います。

ただし、「サニーガーデンEX」では、ユーロでの外貨建てができませんので、もし、ユーロで外貨建て保険に加入したい方は、「たのしみずっと」へ加入するべきです。

参考1:三井住友海上プライマリー生命は信頼できる?

ここでは、三井住友海上プライマリー生命が保険会社として、どの程度信頼性のある保険会社なのかについて解説していきたいと思います。参考程度にご確認ください。

MS&ADインシュアランスグループの保険会社

三井住友海上プライマリー生命はMS&ADインシュアランスグループの完全子会社です。MS&ADインシュアランスグループとは、5つ国内保険会社(あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上、三井住友海上あいおい生命、三井ダイレクト損保、三井住友海上プライマリー生命)と9社の関連事業会社を持っている上場持株会社です。

グループ規模の大きさもさることながら、膨大な資金力も兼ね備えているので、このグループに加入している保険会社は信頼性が高いです。保障の充実度ももちろん、万が一、契約した保険会社が、何らかの事情で破綻した場合も、アフターケアとしてきちんと対応してくれる点も魅力的です。

規模の大きさに甘んじず、まだまだ成長意欲を見せる経営方針を掲げて邁進し続けているので、これからまだまだ伸びるグループと言えるでしょう。

ソルベンシーマージン比率や格付けが高い

MS&ADインシュアランスグループ概要としては、ソルベンマージン比率が825.4%と非常に高い数字を持っています。ソルベンマージン比率とは、想定外のリスクに対する保険会社の支払余力を表す指標のことです。

つまり、この数値が高ければ高いほど、資金力があることにもつながり、万が一保険会社が破綻した際にも、保障が守られる可能性が極めて高いことを示しています。ちなみに保険業界では、この比率が200%以上だと安心だとされています。

参考2:投資信託と外貨預金についても知っておこう

外貨建て保険に加入するにあたって、投資信託と外貨預金についての違いについて把握しておくことも重要です。ここではその2つについての基本情報を紹介します。保険を検討している方も資産運用を検討している方も是非、参考にしてみてださい。

投資信託

資金を信託会社に提供して、プロに運用してもらうのが投資信託です。投資先はさまざまで、ハイリスクハイリターンのものから、ローリスクローリターンのものまで、自由に選ぶことができます。

為替レートの変動による市場状況の変化によっては元本割れのリスクも伴うこともあります。また、購入手数料解約手数料がかかる場合もあり、比較的投機的要素が強い投資方法になります。

外貨預金

銀行にお金を預けるのと同じように、自分の日本円を外貨に振替、普通預金や定期預金として預金することを外貨預金と言います。振り替える通貨や年数によって異なりますが、金利が日本円よりも高いことが大きな特徴になります。

基本的に外貨ベースでの元本割れはしません。ただし、為替レート変動によるリスクがあるので、預けた時より円高になっていた場合には、日本円ベースで損をする可能性も大いにあります。また、外貨に両替する際、手数料がかかるため、預金時は基本的にマイナスからのスタートになります。

投資信託に比べると、やや貯蓄性の強い投資方法になります。

参考3:相続税対策に「たのしみずっと」を活用しよう

三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」を相続税対策に活用するのは、非常に賢い方法と言えるでしょう。

亡くなった人が持っていた資産に対しては基本的に相続税が付与されます。ある程度の基礎控除はあるにしても、それが膨大な金額となると税金も非常に高く付いてしまいます。しかし、「たのしみずっと」を活用してお金を残すことで、生命保険の非課税枠を使うことができるのです。

大切な家族に残すお金は少しでも多い方がいいですよね。非課税枠を十分に活用して、相続税をなるべく節約して残すことをオススメします。

まとめ:資産運用と保険は目的が違う!それぞれ別々に検討しよう!

今回は、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の保険内容や評判、メリット・デメリットについて解説してきました。

結果的に、三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」は保障も資産運用も中途半端になっており、あまりオススメできる保険商品ではないことがわかりました。

  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」は死亡保障や資産運用の観点からどちらをとっても中途半端で加入はオススメできない。
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のデメリットは、募集代理店は大和証券のみであること、積立利率と実質利回りは違うこと、元本割れのリスクがあること、為替リスクが常に付き纏うこと、市場価格調整があることである
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」のメリットは、高金利で運用できること、資産分散できること、定期支払金が毎年あるということである
  • 三井住友海上プライマリー生命「たのしみずっと」の良い評判・口コミ、悪い評判・口コミを見るとどちらも納得できる内容である

 

もし、自分に最も適切な保険が見つからない方や今加入している保険に納得がいかない方は、無料の保健相談も活用してみてください。保険のプロに意見を聞くことで、自分の求めている最適な保険を見つけることができます。もし興味がありましたら、是非、活用してみてください。

皆さんのより良い保険ライフに、本記事が少しでもお役に立てましたら幸いです。

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