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[プロが解説]メットライフ生命「ずっとスマイル」の評判とデメリット

メットライフ生命「ずっとスマイル」の評判とデメリットを知りたい!

数多くある保険会社や商品の中から自分にぴったりの保険を選ぶことは容易ではありません。

終身保険は加入する方々の年齢層が高いため、すでにケガや病気をしている可能性があり、告知内容に引っかかってしまう場合もあります。

終身保険のなかでもメットライフ生命の「ずっとスマイル」は、告知内容が少なく、加入しやすい保険と言われています。しかし実際に加入しやすいのか、コスパのいい保険商品なのか気になるところですよね。

そこで、この記事を読んで、「ずっとスマイル」への加入を準備する前に以下の点を押さえておきましょう。

  • ずっとスマイルをおすすめできる人
  • ずっとスマイルに関する基礎知識
  • ずっとスマイルのメリット・デメリット
  • ずっとスマイルの評判・口コミ
  • 他社の保険と比較

「ずっとスマイル」は加入のしやすさと引き換えにデメリットもあります。加入した方の口コミや評判を見ておくことで、ご自身にあった保険かどうかを確認してみてください。

ずっとスマイルは健康に自身がない方だけにおすすめの保険

メットライフ生命の「ずっとスマイル」持病がある方に向けた保険商品です。他にも家族がいる方や、別の保険会社で断られてしまった方にもおすすめの商品になっています。

詳しく言うと、慢性腎炎や糖尿病の通院治療を受けている方、狭心症の処方薬を服薬している方でも保険に入ることが可能です。

また死亡の原因が持病の場合でも保険金を受け取ることができ、もしも途中で保険を解約しても支払いをしたうちの一部が返金されます。

それでは上記で述べた方におすすめの「ずっとスマイル」の情報を以下で確認していきましょう。

ずっとスマイルの基礎知識

ずっとスマイルの具体的なメリット・デメリットや口コミを見る前に、まずは基本的な情報をおさらいしておきます。

メットライフ生命の「ずっとスマイル」は引受基準緩和型の終身保険です。引受基準緩和型とは、加入の条件を緩くした保険の種類のことを言います。

つまり、他の保険商品を断られてしまった人でも、ずっとスマイルであれば加入できる可能性があるということです。

ずっとスマイルの基本情報

メットライフ生命「ずっとスマイル」の基本情報を以下の表にまとめてみました。

保険内容・主契約 引受基準緩和型の終身保険
契約可能年齢 満30~80歳
契約期間 終身
告知 あり
保険料支払期間 終身払・70歳払済(契約年齢~60歳)選択可
最低保険金額 男性・女性30~40歳(200万円)
男性41~80歳(100万円)
女性51~80歳(100万円)
※シニアプラン 満70~80歳(50万円)
最高保険金額 男性・女性30~70歳(500万円)
男性・女性71~80歳(300万円)
災害死亡時 ~85歳(死亡保険金の4倍)
85歳~(死亡保険金と同額)
払込回数 月払・半年払・年払(クレジットカードも同様)
保障の半減期間 契約から1年間
解約返戻金 あり

参照:メットライフ生命「ずっとスマイル」商品パンフレット

「ずっとスマイル」は死亡保障のみのシンプルな終身保険となっています。引受基準緩和型のため、比較的加入がしやすい保険です。

ずっとスマイルの特約

続いて「ずっとスマイル」の特約について説明します。特約とは主契約とあわせて任意で追加できる契約のことです。

例えば、先ほどの表で災害死亡時に保険金が4倍になると書きましたが、これは特約を交わさないと反映されないシステムになっています。「ずっとスマイル」の特約は以下のとおりです。

災害死亡給付特約 不慮の事故や伝染病が原因で死亡または高度障害状態になったときに、保険金が通常より割増しになる特約です。
リビング・ニーズ特約 余命6か月以内と判断された場合に、死亡保険金の一部または全部をすぐに受取ることができる特約です。保険金の受取りは無料で行うことができます。
年金払移行特約 保険料払込期間中に、死亡保険金の全部または一部を年金払として受け取ることができる特約です。
給付金代理請求特約 保険の契約者が保険金を請求できない特別な事情がある場合、親族が代理として保険金を請求できる特約です。

また、メットライフ生命は生命保険契約者保護機構に加入しています。生命保険契約者保護機構とは、保険会社が破綻した場合でも、保険会社へ保険金を支援してくれる機関です。

支払いをしたお金を全額失ってしまうことはありませんのでご安心ください。

ずっとスマイルの告知内容

国民生活センターは引受基準緩和型保険の代表的な告知内容を「最近3ヶ月以内に医師から入院・手術・検査・先進医療を勧められたか」、「過去2年以内に入院をしたことがあるか」、「過去5年以内にがん・肝硬変・慢性肝炎で医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか」としています。

しかし、メットライフ生命「ずっとスマイル」では、2つ目の告知が1年以内に短縮されています。この点が「ずっとスマイル」に加入しやすいとされている理由です。

具体的な告知内容は以下のようになっています。

  • 最近3ヵ月以内に受けた医師による検査、検診または診察により、以下の①または②をすすめられたことがあるか
    ① 入院または手術
    ② ガン(悪性新生物または上皮内新生物)の疑いでの再検査・精密検査
  • 過去1年以内に、病気やケガで入院や手術を受けたことがあるか
  • 過去5年以内に、以下①~③の病気と新たに診断されたこと(再発や転移を含む)、あるいは以下①~③の病気により入院や手術を受けたことがあるか
    ① ガン(悪性新生物または上皮内新生物)
    ② 肝硬変
    ③ 統合失調症、アルコール依存症、認知症

ガンに関する告知が多いですが、対象の期間外であればガンや糖尿病により通院治療を受けている方でも保険の対象になる場合があります。

ずっとスマイルのデメリット

「ずっとスマイル」に加入した際のデメリットを事前に知ることで、加入後のギャップを防ぐことができます。デメリットは以下のようなものが考えられます。

  • 保険料が割高
  • 位年以内に病死すると保険金が50%になる
  • 過去5年以内の告知する病名が多い

それでは詳しく見ていきましょう。

デメリット①保険料が割高

終身保険では保険料の高さと加入のしやすさに反比例の関係があります。

例えば、引受基準緩和型と無選択型の終身保険の保険料を比較した場合、無選択型の方が高くなります。これは、無選択型の保険には被保険者の健康状態を選ばないという特徴があるためです。

また、ご自身の持病によっては通常の保険に入った方が最終的な支払額は安くなります。そのため、初めから引受基準緩和型の保険に入ってしまうと損をする場合があるのでご注意ください。

デメリット②1年以内に病死すると保険金が50%になる

「ずっとスマイル」は終身払いにより最大500万円の保険金を受け取ることができる商品です。

しかし、万が一契約後すぐに病死してしまったらどうなるのでしょう。

「ずっとスマイル」には削減期間という、受け取ることのできる保証金が減額してしまう期間が1年間あります。この間に病気が原因で死亡してしまうと受け取れる保証金は半額になるので、削減期間の設定が無い保険と比べると割高に感じてしまいます。

デメリット③過去5年以内の告知する病名が多い

前述のとおり、国民生活センターは5年以内の告知の代表例を「過去5年以内にがん・肝硬変・慢性肝炎で医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか」としています。

しかし、「ずっとスマイル」はこれに加え、統合失調症、アルコール依存症、認知症などが追加されています。内容を見てみると、誰もがなり得るような病気です。このことから、決して万人におすすめできる商品ではないことが分かります。

ずっとスマイルのメリット

「ずっとスマイル」のメリットは以下のようなものが考えられます。

  • 災害死亡時の保険金が4倍
  • 85歳以上は特約保険料がなくなる

それでは順番に見ていきましょう。

メリット①災害死亡時の保険金が4倍

まだ健康なうちに保険の契約をした場合、病気が原因で早期に死亡することはまれです。

しかし、災害が起きたときはどうでしょうか。いくら健康体であっても、ご自身が想定しないタイミングで死が訪れてしまうかもしれません。

「ずっとスマイル」では、死亡理由が災害の場合に保険金が4倍になるため、健康に自信があればお得な特約といえます。注意点として、85歳以上の場合は特約が消え、病死の場合と同額の保険金となります。

メリット②85歳以上は特約保険料がなくなる

上記では85歳以上では災害死亡時の特約の対象外になると説明しました。しかし特約の対象外となることで、それまで支払っていた特約保険料はなくなるため、今度は月々の支払額が安くなるメリットがあります。

ずっとスマイルの評判・口コミを紹介

それでは、メットライフ生命の「ずっとスマイル」の評判や口コミを紹介していきます。

実際に加入している人の感想を聞くことで、保険会社の資料だけでは見えてこないメリット・デメリットがわかるかもしれません。

ご自身の家族構成や年齢に近い口コミがあれば、ぜひ参考にしましょう。

ずっとスマイルの良い評判・口コミ

まずは「ずっとスマイル」に良い印象を持っている評判・口コミをまとめてみました。以下の2つの口コミを紹介します。

  • ①担当の方が丁寧に対応してくれた
  • ②持病があっても加入できた

ずっとスマイルの良い評判・口コミ①

「ネットでの申し込みができるということですが、ネットに疎い私には難しく、保険の仕組みも複雑でよくわからない。。

試しに電話でわからない部分を質問してみたら、とても分かりやすい説明をしてくれました。

保険プランの内容だけでなく、その後の手続きのやり方まで親切に教えてくださり、スムーズに契約することができました。最初から最後まで好印象で、とても感謝しています。」

この方はネットの知識がなく電話で質問をしたようですが、担当の方に親切に対応してもらえると安心感がありますよね。

ずっとスマイルの良い評判・口コミ②

「私は50代前半でちょっとした持病を抱えていて、これまでいくつかの保険を試してみましたが受け入れてもらえませんでした。

そんなときに緩和型の保険があることを知り、このずっとスマイルへ加入できるか試してみました。

不安もありましたが、簡単な告知をして加入することができたので良かったです。実際に利用してみても、サポートがしっかりしていて保障内容にも満足しています。」

この方は持病を抱えていましたが、簡単な告知のみで保険に加入できたようです。

ずっとスマイルの悪い評判・口コミ

「良い評判はもちろん気になりますが、悪い評判はもっと気になりますよね。実際に「ずっとスマイル」に加入しても、悪い評判・口コミが生まれることがあります。」

加入前とのギャップや保険内容を確認し、加入をしなかった方たちの感想を見ていきましょう。

ずっとスマイルの悪い評判・口コミ①

「私は持病があるので、緩和型で入りやすいこの保険を選びました。保険に入れたのはありがたいのですが、その反面心配事もあります。

この保険に加入したあとの1年間は病死の補償額が半額になるので、今は元気な気がしていても、もし1年以内に死んでしまったら・・・とついつい考えてしまいます。

持病がいつ悪化するかもわからないですし、他の保険に切り替えようか悩んでいます。」

この方のように保険加入後、切り替えを悩んでしまわないように保険内容をよく確認してから商品を選びましょう。

ずっとスマイルの悪い評判・口コミ②

「私は慢性肝炎でしたが、無事保険に入ることができました。最初はそれでよかったのですが、数か月間保険料を支払っているとやはりときどき高いなーと感じてしまうことがあります。

子供も3人いて生活費も結構かかってしまうので、できればもう少し安く済んだらよかったのにと感じています。

もしも可能であれば、災害死亡の補償を無くして毎月の保険料を少しでも安くしてほしいなーと思いました。」

この方の場合は、保険に加入できたのはいいものの、毎月の保険料が高く苦労しているようです。

ずっとスマイルの保障内容をシミュレーション

「ずっとスマイル」はメットライフ生命の公式サイトで保険料のシミュレーションをすることができます。

以下に50歳で加入した場合と70歳で加入した場合のシミュレーション結果を載せるので、参考にしてください。

基本コースの場合

・50歳で加入した場合

プラン Sプラン(満70~80歳) S1プラン S2プラン
月々の保険料 3,881円 7,762円
保険金(病死の場合) 100万円(1年目は50万円) 200万円(1年目は100万円)
保険金(災害死亡の場合)※85歳まで 400万円 800万円

参照:「ずっとスマイル」保障プランと保険料のシミュレーション

・70歳で加入した場合

プラン Sプラン
(満70~80歳)
S1プラン S2プラン
月々の保険料 4,413円 8,826円 17,652円
保険金(病死の場合) 50万円(1年目は25万円) 100万円(1年目は50万円) 200万円(1年目は100万円)
保険金(災害死亡の場合)※85歳まで 200万円 400万円 800万円

参照:「ずっとスマイル」保障プランと保険料のシミュレーション

充実コースの場合

・50歳で加入した場合

プラン S3プラン S5プラン
月々の保険料 11,643円 19,405円
保険金(病死の場合) 300万円(1年目は150万円) 500万円(1年目は250万円)
保険金(災害死亡の場合)※85歳まで 1200万円 2000万円

参照:「ずっとスマイル」保障プランと保険料のシミュレーション

オリックス生命「ライズサポートプラス」と比較

メットライフ生命の「ずっとスマイル」を、同じく引受基準緩和型終身保険のオリックス生命「ライズサポートプラス」と比較してみました。

上記で説明した基本情報の表の内容を比較項目としています。

保険会社・商品名 メットライフ生命「ずっとスマイル」 オリックス生命「ライズサポートプラス」
保険内容・主契約 引受基準緩和型の終身保険 引受基準緩和型の終身保険
契約可能年齢 満30~80歳 満20~85歳
契約期間 終身 終身
告知内容 ・最近3か月以内に受けた医師による検査、検診または診察により、以下の①または②をすすめられたことはあるか
①入院または手術
②ガン(悪性新生物または上皮内新生物)の疑いでの再検査・精密検査
・過去1年以内に、病気やケガで入院や手術を受けたことがあるか
・過去5年以内に、以下①~③の病気と新たに診断されたこと(再発や転移を含む)、あるいは以下①~③の病気により入院や手術を受けたことがあるか
①ガン(悪性新生物または上皮内新生物)
②肝硬変
③統合失調症、アルコール依存症、認知症
・最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがあるか
・過去2年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術を受けたことがあるか
・過去5年以内に、がんまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるか
保険料支払期間 終身払・70歳払済(契約年齢~60歳)選択可 終身払・10年払済・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳払済
最低保険金額 男性・女性30~40歳(200万円)
男性41~80歳(100万円)
女性51~80歳(100万円)
20~49歳(200万円)
50~85歳(100万円)
最高保険金額 男性・女性30~70歳(500万円)
男性・女性71~80歳(300万円)
20~39歳(1,500万円
40~85歳(1,000万円
災害死亡時 ~85歳(死亡保険金の4倍)
85歳~(死亡保険金と同額)
なし
払込回数 月払・半年払・年払(クレジットカードも同様) 月払、半年払、年払(クレジットカードも同様)
保障の半減期間 契約から1年間 なし
解約返戻金 あり あり

比べてみると、やはり告知内容の2年が1年以内に短縮されている点では「ずっとスマイル」が優れています。

しかし、死亡保障の半減期間の有無や設定できる保険金額の上限額などから考えると、「ずっとスマイル」は決してお得というわけではありません。

まとめ:他の引受基準緩和型終身保険も検討しよう

ここまでメットライフ生命の「ずっとスマイル」を紹介してきましたが、「ずっとスマイル」はあくまでも加入のしやすさという点で、持病持ちの方におすすめできる商品だということが分かりました。

  • 「ずっとスマイル」は家族がいらっしゃる持病持ちの方におすすめ
  • 「ずっとスマイル」は通常の保険よりも加入しやすい引受基準緩和型終身保険
  • 「ずっとスマイル」のデメリットは保険料が割高なのにもらえる保険金は少ない
  • 「ずっとスマイル」のメリットは災害死亡時の保険金が4倍になる
  • 「ずっとスマイル」の良い口コミ・評判、悪い口コミ・評判はどちらも的を射ている
  • メットライフ生命の「ずっとスマイル」とオリックス生命の「ライズサポートプラス」を比較すると、「ライズサポートプラス」の方がお得感がある

オリックス生命の「ライズサポートプラス」のように受け取れる死亡保険金が高く、お得な引受基準緩和型終身保険は他にもあります。

持病をお持ちの方は一度引受基準緩和型終身保険の商品を調べてみましょう。

自分で調べるのは難しくてわからない、どの保険が引受基準緩和型終身保険なのかわからないという方は無料の保険相談を活用してみてください。

保険のプロの意見を聞くことで、自分の求めている保険を見つけることができるはずです。

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