Contents
- 1 アクサ生命「ライフプロデュース」の評判・評価やデメリットが知りたい!
- 2 アクサ生命「ライフプロデュース」資産形成をしたい人向け!
- 3 アクサ生命「ライフプロデュース」の基礎知識
- 4 アクサ生命「ライフプロデュース」のデメリット
- 5 アクサ生命「ライフプロデュース」のメリット
- 6 アクサ生命「ライフプロデュース」の評判・口コミを紹介
- 7 「ライフプロデュース」をソニー生命「バリアブルライフ」と比較
- 8 アクサ生命「ライフプロデュース」のシミュレーション
- 9 ライフプロデュースは保険代理店では勧められない?
- 10 参考:年末調整や確定申告のときに生命保険で節税できる!
- 11 参考:NISAについて知っておこう!
- 12 まとめ:資産形成は「ライフプロデュース」を活用しよう!
アクサ生命「ライフプロデュース」の評判・評価やデメリットが知りたい!
死亡などの万一に備えもしたいけれども、将来のために資産を形成しておきたい、という方もいるかと思います。このような方の中で、アクサ生命の「ライフプロデュース」にたどり着いた方もいるのではないでしょうか。
保険を選ぶときには多くの方はその保険の保障内容をしっかりと調べるかと思います。しかし、それだけでは十分ではありません。保険を選ぶときには、その保険のデメリットを理解しておく必要があるのです。アクサ生命「ライフプロデュース」のデメリットは調べましたでしょうか?
また、デメリット以外にも参考になるものの一つに、「評判・口コミ」があります。ライフプロデュースの評判・口コミはご存じですか?
ここでは、
- アクサ生命「ライフプロデュース」の基礎知識
- デメリットとメリットについて
- 評判は?良い口コミと悪い口コミのご紹介
- 他の保険との比較
- 「ライフプロデュース」は保険代理店では勧められない?
についてご紹介していきます。
この記事をお読みいただければ、アクサ生命「ライフプロデュース」のデメリットにはどのような事があるのか、また、評判について良いく口コミと悪い口コミをご紹介しています。ぜひ最後までお読みください。
アクサ生命「ライフプロデュース」資産形成をしたい人向け!
アクサ生命「ライフプロデュース」は、万一に備えつつ資産形成をしたい、という方におすすめの保険になっています。
「ライフプロデュース」は積立型変額保険と呼ばれる保険の一つになっています。死亡保障と資産運用が合体したような感じの保険です。
保険料の一部を死亡保障に当て残りは資産運用に回す、といった方法で、資産形成をしていきます。
資産運用を行うのは、日本を含む世界株式・世界債券などで行います。一つの商品だけを購入してしまうと、その商品の価値が下がってしまったら確実に損をします。そのようなことにならないよう、ライフプロデュースでは分散して運用を行うのが特徴です。
また、ドルコスト平均法を取り入れているのも大きな特徴となっています。ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品を、常に一定の金額分買い続ける方法です。商品の価格が高いときは購入量は少なくなりますが、低い時には大量に購入することが可能になります。
長期に渡り同じ商品を一定金額購入することで、価格変動リスクを少なくすることができるのです。
アクサ生命「ライフプロデュース」の基礎知識
アクサ生命「ライフプロデュース」が資産形成をしたい方におすすめ、ということをご紹介しましたが、保険の保障内容などはどうなっているのでしょうか?
この記事をお読みの方はすでにライフプロデュースがどのような保険なのか知っている方も多いと思います。しかし、中には良く分からない、詳しく調べていない、という方もいるかと思いますので、おさらいとしてライフプロデュースの基本情報と特約についてご紹介していきます。
アクサ生命「ライフプロデュース」の基本情報
アクサ生命「ライフプロデュース」の基本情報をご紹介していきたいと思います。
保障内容 | 死亡・高度障害保障 |
契約可能年齢 | 0~65歳 |
保険期間 | 年満期:15~30年(5年ごと)
歳満期:55歳~85歳(5歳ごと) |
最低基本年金額 | Ⅰ型:30万円
Ⅱ型:50万円 |
最低保険料 | 5,000円から(1,000円単位) |
保険料払込方法 | 月払い/半年払い/年払い |
告知 | あり |
アクサ生命「ライフプロデュース」には、Ⅰ型とⅡ型があります。
Ⅰ型は保険期間終了まで保険金が支払われるタイプの死亡保険となりますが、保険金額は徐々に減っていく逓減型になっています。保険期間ギリギリで保障が開始された場合、5年間は最低保証期間となっています。
Ⅱ型は補償開始から10年間保険金が支払われるタイプの保険となっています。保険金額は一定で、定期型になっています。
保障を受けるのは死亡時と高度障害時となりますが、何事もなかった場合は満期返戻金が受け取れ、途中で解約した際には解約返戻金が支払われることになっています。
最低保険料は月額で5,000円からとなっていますが、「ライフプロデュース」では保険料から保障や手数料を差し引いた金額を積み立てとして資金運用に回される仕組みとなっています。保険料を増やせば積立の割合が増えるため、資産を増やしたい方や貯蓄をしておきたい場合は保険料を増やしておくことがおすすめです。
また、支払った保険料は積立金として運用されていますが、一部を引き出すことができるのも大きな特徴となっています。
保険加入時に心配なことの一つに、保険会社の破綻が挙げられます。破綻してしまった場合、保険契約がどうなるのか気になってしまいますよね。
アクサ生命「ライフプロデュース」は生命保険契約者保護機構に加入しています。そのため、万一保険会社が破綻してしまった場合でも、契約が他社に引き継がれるなどするため、安心して加入することができます。
アクサ生命「ライフプロデュース」の特約
アクサ生命「ライフプロデュース」にはいくつか特約を付帯することができます。付帯できる特約には、
- 年金払特約(06)
- 指定代理請求特約
- 契約条件に関する特約
などがあります。
年金払特約(06)は保険金の全部または一部を年金形式で受け取ることができる特約になります。
指定代理請求特約は、受取人が保険金を請求できない状態にある場合、受取人に変わって指定代理請求が行える特約になります。
契約条件に関する特約は、健康基準が契約に合わない場合、保険料の増額や年金の削減などを条件に加入が可能となる特約になります。「ライフプロデュース」は告知が必要なため、加入できない可能性のある商品ですが、このように保険料の増額などで加入できる可能性が広がる商品となっています。
アクサ生命「ライフプロデュース」の特別勘定
アクサ生命「ライフプロデュース」では、他の保険の資産とは分けて、管理・運用を行っています。特別勘定として資産運用を行うことで、満期返戻金や死亡保険金が増減することになります。特別勘定は6種類あり、契約者自身が運用方法を選ぶことができるようになっています。
特別勘定の種類としては、
- ライフプロデュース30
- ライフプロデュース50
- ライフプロデュース70
- ライフプロデュース日本株式
- ライフプロデュース世界株式
- ライフプロデュース世界債券
となっており、この中から1つ、または複数選択することが可能です。
株式の割合が高くなるほど、リターンが高くなる傾向にありますが、その分リスクも高くなります。自分で株式と債券の割合が選べる事が大きな特徴となっています。
アクサ生命「ライフプロデュース」のデメリット
アクサ生命「ライフプロデュース」の基本情報はお分かりいただけたでしょうか?「ライフプロデュース」は大まかに言うと、収入保障保険と変額保険を組み合わせた形の保険となっています。かなり複雑な保険、という感じがしますね。
では、「ライフプロデュース」のデメリットについてご紹介していきたいと思います。保険加入前にはデメリットをしっかりと理解しておくことが大きなポイントとなります。
デメリットとしては、
- 積立利率による利回りと実質利回りの違い
- 途中解約による元本割れのリスク
- 手数料が多い
などが挙げられます。
以下でデメリットについて詳しく解説していきます。
デメリット①積立利率による利回りと実質利回りは違う
アクサ生命「ライフプロデュース」のデメリット一つ目は、積立利率と実質利回りは違う、ということになります。
支払った保険料が全額、保障や運用に充てられる、と考える方は少なくないと思います。しかし、実際には保険料から手数料や運用費などの費用が差し引かれたものが、運用などに充てられることになっているのです。
積立利率の利回りで計算した保険金額と、実際の利回りで計算した保険金額は、実質利回りの方が少なくなることがほとんどです。
このように、保険料からは手数料などの費用が引かれることなど、実質利回りについてしっかりと理解しておくようにしましょう。
デメリット②中途解約は解約控除による元本割れのリスクあり
「ライフプロデュース」のデメリット2つ目は、途中解約は解約控除により元本割れのリスクがある、ということになります。
「ライフプロデュース」は途中解約しても、解約返戻金が支払われます。しかし、途中解約の場合、「解約控除」と呼ばれる仕組みによって、解約返戻金が一部差し引かれて支払われることになるのです。
「ライフプロデュース」の解約控除率は以下のようになっています。
経過年数 | 積立金に対する解約控除率 | 危険保険金に対する解約控除率 |
1年 | 10% | 0.50% |
3年 | 8% | 0.40% |
5年 | 6% | 0.30% |
10年 | 1% | 0.05% |
以上のように、経過年数が増えるにつれ、解約控除率は減っていく仕組みとなっています。加入後すぐに解約してしまう場合、解約控除率も高く、元本割れを起こしてしまう可能性が高くなるのです。
デメリット③手数料が多い
「ライフプロデュース」のデメリット3つ目は、手数料が多い、ということになります。
「ライフプロデュース」には様々な手数料がかかっています。手数料として、
- 危険保険料:危険保険金額平均額に危険保険料率を乗じた額
- 保険契約管理費(保険料比例部分):保険料に対し5%
- 保険契約管理費(定額部分):250円/月
- 保険契約管理費(危険保険金額比例部分):危険保険金額平均額の0.01%
- 保険契約管理費(積立金額比例部分):積立金に対し年利1%
がそれぞれかかることになります。さらに、運用部分でも手数料がかかり、以下の割合で手数料が引かれることになります。
- ライフプロデュース日本株式:0.820%程度
- ライフプロデュース世界株式:0.500%程度
- ライフプロデュース世界債券:0.520%程度
- ライフプロデュース30:0.514%程度
- ライフプロデュース50:0.510%程度
- ライフプロデュース70:0.506%程度
以上が年率としてかけられていることになるのです。このように、多くの手数料がかかっていることもデメリットの一つとなります。
アクサ生命「ライフプロデュース」のメリット
アクサ生命「ライフプロデュース」のデメリットは良くお分かりになったでしょうか?実質利回りのことや解約返戻金の元本割れについては、しっかりと理解しておかないと加入後に後悔してしまう事もあります。
デメリットを先にご紹介したため、「ライフプロデュース」に対して不安が大きくなってしまった方もいるかと思いますが、メリットもあるのでご安心ください。
メリットとしては、
- 運用実績が簡単にわかる
- 学資保険の代わりに使える
- 保険料の見直し、停止・再開は無告知で行える
- 積立金の一部を引き出せる
などが挙げられます。それぞれのメリットについて、以下で解説していきます。
メリット①myアクサで運用実績が簡単に分かる
アクサ生命「ライフプロデュース」のメリット1つ目は、myアクサで運用実績が簡単にわかる、ことになります。
アクサ生命「ライフプロデュース」を契約した場合、myアクサへ登録ができるようになります。myアクサに登録することで、スマートフォンやパソコンから、24時間いつでも運用実績などの確認をすることができるのです。
myアクサでできることは運用実績の確認のみならず、
- 契約内容の照会
- 給付金の請求
- 契約者貸付
- 住所などの変更
- 積立金移転・繰入割合変更
などを行うことができます。
運用実績の確認や、繰入割合の変更などが行うことができるため、加入した際は是非利用するようにしましょう。
メリット②学資保険の代わりに使える
「ライフプロデュース」のメリット2つ目は、学資保険の代わりに使える、ということになります。
「ライフプロデュース」では特別勘定を利用して積立金の資産運用を行っています。運用の結果によってはかなり大きく資産が増えることになるため、貯蓄性の高い保険と言えます。
そのため、学資保険の代わりとしても利用することが可能となります。年満期を子供大学入学と同じようなタイミングにし、満期返戻金を学資保険の代わりとして利用することも一つの手段です。
しかし、運用実績の結果によってはほとんど資産が増えない、または減ってしまう可能性もあることに注意が必要です。元本割れを起こしてしまう可能性もあるため、心配な方は元本保証のある学資保険を利用することをおすすめします。
メリット③無告知で保険料の見直し、停止・再開ができる
「ライフプロデュース」のメリット3つ目は、無告知で保険料の見直し、停止・再開ができる、ということになります。
「ライフプロデュース」ではいつでも保険料の見直しなどを行うことができます。保障部分を無くすことなく、積立部分を増減させるため、無告知で保険料の見直しができる仕組みになっています。
さらに、保険料の支払いを停止することも可能です。このとき気をつけたいのは、停止した場合、積立金から保険料が引かれる、ということになります。せっかく積み立てた金額が徐々に減ってしまう事になるため、停止する場合は計画性を持って行うようにしましょう。
メリット④積立金の一部を引き出せる
「ライフプロデュース」のメリット4つ目は、積立金の一部を引き出せる、ということになります。
一般的な保険では積立途中の保険金を引き出すことはできませんよね。「ライフプロデュース」の場合、積立部分と保障部分が分かれているため、契約期間中に積立金の一部を引き出すことが可能となっています。
ただし、積立金の一部を引き出す際にも、契約後10年以内の場合は解約控除が差し引かれることになります。10年以内に引き出す場合はどれくらいの解約控除率となるのか注意する必要があります。
アクサ生命「ライフプロデュース」の評判・口コミを紹介
アクサ生命「ライフプロデュース」のデメリットやメリットは理解できたでしょうか?保険を選ぶ際にはデメリットやメリットをしっかりと確認しておくことが重要なポイントとなります。デメリットやメリット以外に知っておきたいこととして、その保険の評判や口コミがあります。
保険の評判や口コミも、加入する前に知っておきたいポイントの一つですよね。
ここでは、アクサ生命「ライフプロデュース」の評判を、良い口コミだけでなく悪い口コミについてもご紹介していきます。
アクサ生命「ライフプロデュース」の良い評判・口コミ
まずは「ライフプロデュース」の良い口コミをご紹介したいと思います。
良い口コミとしては、保障もついて資金も運用できるのはお得、元本保証があるのが安心、今のところ利益が出ているので安心、などがあります。
万一の保障と資産運用が合体した保険にはお得感がありますね。以下でそれぞれの口コミについてご紹介していきたいと思います。
アクサ生命「ライフプロデュース」の良い評判・口コミ①
アクサ生命「ライフプロデュース」の良い口コミ1つ目のご紹介です。
「保険に関する知識も特になく、資産運用の知識も無いため、加入前は少し不安を感じていました。しかし、しっかりと万一の保障もあり、さらに知識が無くても資産を高い利率で運用できるため、とても特をしている気分になりました。」
保険に関する知識だけでなく、資産運用に関する知識も必要そうな保険ですが、実際にはそれほど知識が必要なわけではなく、あまり詳しくない方でも保障と資産運用を行うことができるようです。上手に運用できると嬉しいですよね。
アクサ生命「ライフプロデュース」の良い評判・口コミ②
「ライフプロデュース」の良い口コミ2つ目のご紹介です。
「万一の保障も欲しいし、将来のための資産形成も行いたいと思っていました。ライフプロデュースでは保障に元本保証が付いているとのことなので、安心して加入することができました。さらに、資産運用の知識が無く不安でしたが、運用自体はプロが行ってくれるため、知識のない私でも大丈夫だと思いました。将来の不安が軽減し、とても嬉しいです。」
万一の保障に元本保証が付いているのは安心感がありますよね。さらに、運用自体はプロが行ってくれるため、知識のない方でも安心して始めることができます。
アクサ生命「ライフプロデュース」の良い評判・口コミ③
「ライフプロデュース」の良い口コミ3つ目のご紹介です。
「資産運用がしっかりできるのか、開始前は少し心配でしたが、今のところ資産運用で利益がちゃんと出ているため、特に不安は感じていません。もしもの時はポートフォリオを変更することでリスクを分散することもできるようになっているので安心です。とても良い保険だと感じています。」
アクサ生命「ライフプロデュース」は様々な特別勘定から資産運用先を選ぶことができます。運用状況によって特別勘定の種類を変更することも簡単にできますので、資産形成にとても向いている保険となっています。
アクサ生命「ライフプロデュース」の悪い評判・口コミ
次に「ライフプロデュース」の悪い口コミについてご紹介したいと思います。
悪い口コミとしては、内容が複雑すぎる、保障と運用は分けた方が良い、手数料が証券会社よりも多い、などがありました。
二つの保険が合体したような保険である「ライフプロデュース」は、何も知識のない人が加入を考えた際に、内容が複雑すぎると言ったものがありました。しっかりと理解してから加入するべき保険で、内容が複雑なのはあまり印象が良くないですね。
以下で悪い口コミをそれぞれご紹介していきます。
アクサ生命「ライフプロデュース」の悪い評判・口コミ①
アクサ生命「ライフプロデュース」の悪い口コミ1つ目のご紹介です。
「保険への加入を考え、ライフプロデュースの保障内容を見ましたが、保険の知識自体があまり無いせいなのか、保険の内容を理解するのがとても難しく感じました。2つの保険が合体している感じなのは分かりましたが、それぞれの保険がどのような保険なのか、何も知らない人からしたら内容が複雑すぎるのでは、と感じます。」
「ライフプロデュース」は収入保障保険と変額保険が合わさった形の保険となっていますが、それぞれ内容を理解しなくてはならないため、複雑すぎる、と感じる方もいます。さらに、保障部分にいくら使われているのか、積立部分にいくら使われているのかガ分かりにくい、といったことも挙げられます。何も知らない方にはかなり難しい内容の保険となっています。
アクサ生命「ライフプロデュース」の悪い評判・口コミ②
「ライフプロデュース」の悪い口コミ3つ目のご紹介です。
「ライフプロデュースでは収入保障保険と変額保険を合わせた感じの保険になっていますが、保障が目的ならば普通の終身保険を選び、資産運用を行いたいならば証券会社に頼んだ方が良いのではと思います。保険と資産運用は分けて考えた方が結果的にはお得になるのではと感じます。」
確かに、収入保障保険と変額保険が合体しているのならば、それぞれ保障と運用に分けてしまった方がいいと考える方もいるかと思います。保障だけは保険に加入し、資産運用は証券会社などを利用して投資信託をした方が、手数料は安く済みそうです。
アクサ生命「ライフプロデュース」の悪い評判・口コミ③
「ライフプロデュース」の悪い口コミ3つ目をご紹介します。
「ライフプロデュースでは手数料が高いのではないかと思います。少しでも資産運用に関する知識があれば、手数料が証券会社などよりも高い、ということが分かると思います。それでもこのような商品が出回っているということは、情報弱者を利用した保険のようでいい気がしません。」
手数料が高いことはデメリット部分でもご紹介しましたが、資産運用に関する知識が少しでもあれば、証券会社などを利用した方が手数料も少なく、資産運用には向いているようです。しっかりと情報を得てから加入を検討しましょう。
「ライフプロデュース」をソニー生命「バリアブルライフ」と比較
保険を検討していると、他の保険とも比較してみたくなりますよね。ここでは、ソニー生命「バリアブルライフ」と比較してみましょう。分かりやすく内容などを表で比べてみます。
内容 | ライフプロデュース | バリアブルライフ |
保障内容 | 死亡・高度障害保障 | 死亡・高度障害保障 |
契約可能年齢 | 0~65歳 | 0~78歳 |
保険期間 | 年満期:15~30年(5年ごと)
歳満期:55歳~85歳(5歳ごと) |
年齢により異なる |
最低基本年金額(最低基本保険金額) | Ⅰ型:30万円
Ⅱ型:50万円 |
100万円から |
最低保険料 | 5,000円から(1,000円単位) | 契約内容により違いあり |
保険料払込方法 | 月払い/半年払い/年払い | 月払い/半年払い/年払い |
特別勘定の種類 | 6種類 | 8種類 |
「ライフプロデュース」ではライフプランに合わせて保険金額などの変更ができましたが、「バリアブルライフ」では保険金額などの変更を行うことはできません。
また、特別勘定の種類は「バリアブルライフ」は8種類と「ライフプロデュース」よりも多くなってはいますが、国内外の株式・債権が組み合わされているものは無いのが大きな違いとなっています。
アクサ生命「ライフプロデュース」のシミュレーション
アクサ生命「ライフプロデュース」は変額保険となっています。しかし、変額保険と言われてもどのようなものなのかあまり想像できませんよね。
変額保険は運用実績によって解約返戻金の金額に大きな違いが出るのが特徴です。また、Ⅰ型とⅡ型では違いがあるのか、あった場合はどれくらいの違いなのかが気になりますよね。
ここではそれぞれのタイプで解約返戻金をシミュレーションしていきたいと思います。
基本条件として、
- 年齢:35歳
- 払込期間:65歳まで
- 保険料:20,000円(月)
はどちらのタイプでも同じ条件とします。
I型の場合のシミュレーション
まずはⅠ型の解約返戻金をシミュレーションしてみます。
Ⅰ型の場合の基本年金額は120万円となっています。支払われるのは65歳までです。運用結果ごとの解約返戻金は、それぞれ以下のようになります。
経過年数 | 積立金累計額 | -3.5%の場合 | 0%の場合 | +3.5%の場合 |
5年 | 120万円 | 62万円 | 68万円 | 75万円 |
10年 | 240万円 | 129万円 | 154万円 | 184万円 |
15年 | 360万円 | 175万円 | 226万円 | 297万円 |
20年 | 480万円 | 208万円 | 292万円 | 423万円 |
25年 | 600万円 | 242万円 | 365万円 | 581万円 |
30年 | 720万円 | 276万円 | 447万円 | 777万円 |
このように、運用状況によっては保険料よりも解約返戻金の方が少なくなってしまう事もあります。また、+3.5%でも30年ほど経たないと支払った保険料を上回ることは無いことが分かります。
これよりも高い運用利率になればもう少し早い段階で保険料を上回ることもあるでしょうが、やはり運用結果次第、ということになります。
ii型の場合のシミュレーション
次にⅡ型のシミュレーションを行います。
Ⅱ型は基本年金額が140万円となりますが、受け取る期間は10年間と決まっています。
経過年数 | 積立金累計額 | -3.5%の場合 | 0%の場合 | +3.5%の場合 |
5年 | 120万円 | 78万円 | 86万円 | 94万円 |
10年 | 240万円 | 152万円 | 181万円 | 216万円 |
15年 | 360万円 | 202万円 | 262万円 | 345万円 |
20年 | 480万円 | 233万円 | 330万円 | 482万円 |
25年 | 600万円 | 246万円 | 386万円 | 632万円 |
30年 | 720万円 | 241万円 | 425万円 | 798万円 |
Ⅰ型よりも+3.5%の時は、解約返戻金がⅡ型の方が多くなっていることが分かります。20年経過した時点ですでに払込保険料を超えていることが分かります。
以上の例はあくまで一例となります。「ライフプロデュース」では追加で保険料の支払いが可能となったり、保険料自体を変更することが可能になるため、積立金を任意で増額させることも可能です。経済状況に応じて保険料を増減させることで、さらに積極的な運用を行うことも可能になっています。
ライフプロデュースは保険代理店では勧められない?
アクサ生命「ライフプロデュース」は、あまり保険代理店では勧められることがありません。なぜなのでしょうか?
それは、「ライフプロデュース」の仕組みが保険代理店で働く人にとっても難しい内容となっているためです。保険に詳しいはずの保険代理店の人にとっても、「ライフプロデュース」の内容や仕組みは難しく、メリットなどをうまく説明できる人がとても少ないため、保険代理店で勧められることはあまり無いのです。
もし「ライフプロデュース」に興味があり、加入を考えている場合、保険代理店に行っても詳しい説明を受けることができない可能性が高いため、アクサ生命の保険外交員、特に「ライフプロデュース」に詳しい外交員に説明を受けることをおすすめします。
参考:年末調整や確定申告のときに生命保険で節税できる!
アクサ生命「ライフプロデュース」は他の保険同様、生命保険料控除を受けることができます。
生命保険料控除は支払った保険料に応じて税金が控除される制度です。年末調整や確定申告の際に「生命保険料控除証明書」を勤務先などに提出することで、控除を受けることが可能になります。
受けられる控除は所得税で最大で4万円まで、住民税で最大28,000円までとなっています。申告しないと控除の対象とならないため、忘れずに控除を申請し、節税していきましょう。
また、万一の場合保険金を受け取ることになりますが、500万円×法定相続人の金額までは非課税とされているため、現金のみで相続した場合と比べると節税することが可能になっています。
このように、生命保険で様々な節税対策ができることも、ぜひ覚えておきましょう。
参考:NISAについて知っておこう!
最近資産運用の一つとして、NISAという言葉を良く聞くのではないでしょうか?しかし、名前は聞いたことがあっても、内容までは良く知らない、という方も多いと思います。
「ライフプロデュース」などの変額保険を利用して資産形成をするのも手ですが、NISAなどを利用して保障と資産運用を分けるのも一つの手段となっています。
では、NISAとはどのような制度なのでしょうか?ここでは、NISAについての説明と、積立NISAとNISAの違いについてご紹介していきたいと思います。
NISAってどんな制度?
株式や投資信託などで資産運用を行い、利益が出た場合には約20%の税金がかかることになります。そこそこ高い税率ですよね。
しかし、NISAでは「NISA口座」を専用で開設し、毎年一定金額内で購入したものから得られる利益は非課税になる、という制度になります。
NISAには一般NISAと積立NISAの2種類があるのですが、両方の口座を所持することはできない決まりとなっています。どちらか一つを選ばなくてはならないのですが、それぞれの違いが分かりませんよね?以下では積立NISAとNISAの違いについてご紹介します。
積立NISAとNISAの違い
それぞれの違うポイントを表でまとめてみました。
内容 | NISA | 積立NISA |
最大非課税投資枠 | 120万円/年 | 40万円/年 |
最大非課税期間 | 5年間 | 20年間 |
対象商品 | 株・投資信託・海外ETFなど | 投資信託など |
拠出ルール | 定期でも随時でも | 定期拠出 |
まず目につく違いとしては年間の最大投資金額ではないでしょうか。
- NISA:120万円
- 積立NISA:40万円
これだけを見ると積立NISAにはあまりメリットがないように感じてしまいますね。
積立NISAは投資金額は少ないですが、その分非課税期間は長く設定されています。そのため、長期投資に向いていることが分かります。少額からコツコツと、長期間に渡って投資することを考えている場合、積立NISAがおすすめとなっています。
一方、40万円では足りない、という方や、どこかの会社の株を購入したい、などの積立NISAでは対象商品となっていないものに投資したい場合は、NISAがおすすめ、となります。
まとめ:資産形成は「ライフプロデュース」を活用しよう!
いかがでしたか?ここではアクサ生命「ライフプロデュース」のデメリットや口コミについて解説を行いました。
ここでご紹介したことは、
- アクサ生命「ライフプロデュース」は万一に備えつつ資産形成をしたい、という方におすすめ
- デメリットは、積立利率による利回りと実質利回りの違い、途中解約による元本割れのリスク、手数料が多いなど
- メリットは、運用実績が簡単にわかる、学資保険の代わりに使える、保険料の見直し、停止・再開は無告知で行える、積立金の一部を引き出せる、など
- 良い口コミは、保障もついて資金も運用できるのはお得、元本保証があるのが安心、など
- 悪い口コミは、内容が複雑すぎる、保障と運用は分けた方が良い、など
- 「ライフプロデュース」は内容が複雑すぎて、保険代理店ではあまりおすすめされない
- 「ライフプロデュース」で生命保険料控除を受けよう
になります。
アクサ生命「ライフプロデュース」は収入保障保険と変額保険が合わさったような保険となっているため、万一の保障をしつつ、資産形成をしたい、と考えている方におすすめの保険となっています。
しかし、保険の内容が複雑すぎるため、一般的な保険代理店ではあまりおすすめされることはありません。そのため、加入したい、詳しく説明を受けたい、と考えている方は、アクサ生命の保険外交員、「ライフプロデュース」を詳しく説明できる方にしっかりと説明を受けることをおすすめします。