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[プロが解説]「米国ドル建終身保険PG」の評価や口コミを紹介

PGF生命「米国ドル建終身保険PG」の評価や口コミを知りたい!

自分にもしものことがあった時、残された家族にはお金の心配をかけずに、安心して過ごせる日々を過ごしてほしいと思いませんか。

そのような事態に備える手段として終身保険があります。

しかし終身保険は種類も多く、内容も複雑でさまざまですよね。どの保険を選んだらよいのか分からないといった方や、勧められるがままに加入してしまったといった方が多いのが現状です。終身保険は将来に備えるための貯蓄です。これから長く付き合っていくものなので本当に自分に合っているのか、正確に内容を把握しておくことが大切です。

ピッタリの保険をお探しのあなたに、今回はPGF生命「米国ドル建終身保険PG」をご紹介します。

この記事内容は、

・米国ドル建終身保険PGとはどんな保険?

・米国ドル建終身保険PGの基本的な知識

・米国ドル建終身保険PGのメリットとデメリット

・米国ドル建終身保険PGの評価や口コミ

・米国ドル建終身保険PGで税金の対象になるものはどれか?

米国ドル建終身保険PGの口コミやデメリットまで、ポイントを押さえて詳しく解説していきます。

加入を検討中の方も、そうでない方も、ここで理解を深めて今後の保険選びに役立てていただけると思います。ぜひ最後までご覧ください。

米国ドル建終身保険PGは将来のリスクに十分に備えたい人向けの保険

米国ドル建終身保険PGは米ドル建で運用される終身保険で、PGF生命の商品です。

低金利が続いている今は、貯蓄性の高いドル建保険が注目されています。介護状態の備えもしたいけれど、資産形成にも注力したい、とお考えの方にピッタリ。

万が一の死亡、高度障害、認知症や介護のリスクに備えながら、資産形成し続けることができます。さらに保険料、給付金、解約返戻金が米ドルで決まります。

しかしドル建保険の仕組みがよく分からない、という方も多いと思います。為替に詳しくなければ、安易に加入すべきじゃないのでは、と不安ですよね。ですが、外貨のメリットとデメリットをきちんと把握しておけば大丈夫です。

米ドルは世界中で最も流通している通貨で、値動きも比較的安定しています。そのうえ円に比べて利率が高いのも特徴です。とはいえ為替変動によって保険料も変わってきます。これにより損失が生じることもあるということを理解しておきましょう。

また資産を複数に分散し、その一部を外貨で保有したいと考える方にも向いています。インフレになった時のダメージを最小限に抑えて、資産を守る効果が期待されます。

このように米国ドル建終身保険PGは、余裕のある資金で介護だけでなく貯蓄を増やしながら、将来のリスクに備えたい方におすすめです。

「米国ドル建終身保険PG」の基礎知識

米国ドル建終身保険PGについて、何となくご理解いただけたと思います。ではここから、さらに詳しく米国ドル建終身保険PGの基本情報と特約について解説していきましょう。

「米国ドル建終身保険PG」の基本情報

ここで米国ドル建終身保険PGの基本情報を表にまとめています。

この商品は、死亡保障を生涯にわたって確保できる基本タイプ」と死亡保障と同時に認知症・要介護2からの介護にも備えることができる介護タイプ」の2つに分けられます。

保険の種類 米国ドル建終身保険
基本タイプ 介護タイプ
保障内容 死亡(高度障害)保障 死亡(高度障害)保障/認知症・介護保障
契約可能年齢 0歳~75歳 6歳~75歳
保険期間 終身
保険料払込方法 月払/半年払/年払(前納もあり)
払込通貨
最低保険料  月払:30米ドル/半年払:180米ドル/年払:360米ドル
解約返戻金 あり(経過期間に応じてドル建で一生涯増加)
告知 あり(診査が必要)
最高死亡保険金額 700万米ドル 介護保険金割合10% 700万米ドル
介護保険金割合30% 333.3万米ドル
介護保険金割合50% 200万米ドル
介護保険金割合100% 100万米ドル
最低死亡保険金額 2万米ドル

PGF生命は生命保険契約者保護機構に加入しています。これは万一生命保険会社が破綻しても、保険契約の移転や支払いにおける資金援助を行ってくれる機関のことです。いわば、保険契約者のためのセーフティネットです。

「米国ドル建終身保険PG」の特約

次に、米国ドル建終身保険PGの特約についてご紹介していきます。

基本タイプ 介護タイプ
指定代理請求特約 被保険者が保険金や保険料免除を請求できない所定の事情があるとき、指定代理請求人が代わって請求することができます。
リビングニース特約 被保険者が余命6か月以内と判断されるとき、死亡保険金の全部または一部を受け取ることができます。限度額は30万米ドルかつ円換算額3000万円です。
保険金等の支払方法の選択に関する特約 保険金や解約返戻金等の支払い方法を、年金に変更または最長10年据え置くことができます。
介護前払特約 被保険者が要介護4または要介護5に該当しているとき、死亡保険金の一部を介護前払い金として受け取ることができます。ただし、被保険者の年齢が満65歳以上、かつ保険料払込期間が満了しているときに限ります。
疾病障害による保険料払込免除特約 〇(別途費用あり) 被保険者が所定の身体障害に該当したとき、以後の保険料の払込みが免除されます。免除後も保険料の払込みが継続しているものとして取り扱いますが、解約返戻金はありません。
円換算払込特約 保険料を米ドルから円に換算して、円での払込みになります。
円換算支払特約 米ドル建の保険金、解約返戻金、年金等を、円で受け取ることができます。
円換算貸付特約 貸付金の受け取りや返済、保険料の自動振替貸付の返済を円に換算して行うことができます。

保険金等の支払方法の選択に関する特約で支払い方法を年金にする場合、年金の種類によって支払い期間や保証期間が異なります。据え置きする場合はPGF生命所定の利息をつけての据え置きとなります。

表の参考はこちら米国ドル建終身保険PGパンフレット

「米国ドル建終身保険PG」のデメリット

 

ここからは、米国ドル建終身保険PGのデメリットを4つご紹介していきます。

保険加入前にはデメリットもしっかりと把握しておくことが重要となりますので、ぜひチェックしてみてください。

デメリット①手数料が高い

外貨建の保険は保険料を円から外貨に換算して支払います。このように円と外貨の交換があるときは為替手数料が発生します。米国ドル建終身保険PGも同じく、円から米ドルに交換しますので手数料がかかってきます。

米国ドル建終身保険PGは通貨交換時に1ドルにつき0.5円(50銭)の為替手数料が発生します。

たとえば、1ドル=100円のときに0.5円の手数料がかかれば、毎月50ドルの保険料は、

100.5円×50ドル=5,025円

月に25円の手数料がかかっています。少ない金額のように思われますが、年間300円、30年で9000円。時が経つ毎に大きな金額になっていきます。

また米ドルから円に交換するときも為替手数料は発生します。これも念頭に置いておくと、保険料を算出する際に役立ちますよ。

デメリット②為替リスクがある!為替レートに注意

ドル建てを取り扱う保険には為替リスクを伴います。為替リスクとは為替レートの変動によって影響されることをいいます。為替レートの変動により、支払う保険料や受け取る保険金が大きく変わってくるということです。

円高になると、円に換算する際に、受け取り時の保険金額が支払保険料よりも少なくなることがあり、元本割れする可能性もあります。

たとえば、1ドル100円で500ドルの商品を購入した場合100円×500ドル=50,000円、保険金を受け取るときに1ドル80円になっていれば、80円×500ドル=40,000円となります。1万円相当の損失が生じていますね。

これが円安になると利益が生じるのです。

この点を十分理解しておきましょう。

デメリット③金融機関などの窓口でしか加入できない

PGF生命は金融機関の窓口販売用の商品を提供しています。金融機関で積極的に販売する理由は、手数料の高さにあり、金融機関にとって大きな収入源となっているからです。

保険会社であれば担当者が決まっていますが、金融機関の窓口では担当者が固定していません。ですので、為替レートを考慮した細やかな指摘は期待できないでしょう。また、これによって商品説明の不十分さが指摘され、苦情が出ているのも事実。事前の下調べと疑問点を明確にリストアップしましょう。

金融機関の担当者はその都度引き継がれますが、為替リスクはご自身でしっかりと管理し、加入前に質問や不安な点は確認するようにしてください。

デメリット④積立利率による利回りと実質利回りは違う

利率〇%、利回り〇%と言われて、きちんと理解できていますか。

利率とは毎年受け取る利子の元金に対する割合を表します。

利回りとは利子も含めた年間収益の元金に対する割合を表します。

保険商品でよく言われる利率3%保障とは積立利率のことです。利率とは異なります。では積立利率とは何のことでしょうか。

積立利率は保険金を支払うために、保険会社が保険料の一部を積み立てている部分に対して適用される利率のことを表します。

保険料から各種手数料を引いた積立金に対して適用されますので、払った金額すべてがこの利率で増えるわけではないことを頭に入れておきましょう。

「米国ドル建終身保険PG」のメリット

米国ドル建終身保険PGにはメリットもたくさんあります。注目すべき部分を大きくまとめてみました。

メリット①高い金利での運用

ドル建の最大の魅力は、高い金利で運用できるところです。

低金利が続く日本では、円建での保険運用においても高金利を期待することはできません。しかし米国ドル建終身保険PGはドル建ですので高金利です。高い利率での資産運用が可能となり、利益が見込まれます。

メリット②年金として受け取れる

米国ドル建終身保険PGの特約である「保険金等の支払方法の選択に関する特約」を付加すると、保険金や解約返戻金の支払い方法を年金に変更することができます。または最長10年支払いを据え置きすることも可能です。

年金の支払い期間や保証期間もさまざまです。生活様式に合わせて、自由に選択できるのは魅力的ですね。

メリット③介護への保障がちゃんとある

保険料の払い込みが全て完了した後も、認知症と公的介護保険制度の要介護2からの介護保障はそのまま継続されます。さらに残りの死亡(高度障害)保障も一生涯継続したままです

定年後は第二の人生のスタートです。収入がない状態でも安心して過ごすことができるのは嬉しいですね。生活が安定していると、充実した毎日を送ることができますよ。

「米国ドル建終身保険PG」の評価・口コミを紹介

米国ドル建終身保険PGの一般的な意見はどうなのか、気になりますよね。口コミでの評価も、押さえておきたいポイントだと思います。良い評価と悪い評価をあわせて見ていきましょう。

「米国ドル建終身保険PG」の良い評価・口コミ

まずは、米国ドル建終身保険PGの良い口コミからチェックしていきます。

「米国ドル建終身保険PG」の良い評価・口コミ①

「この保険会社で働いている方がいるのですが、分かりやすくこの保険について解説してくれたので、いいなと思うようになって、付き合いもあって加入しました。納得して入ったから特に不満なところはありません。」

実際に保険会社で勤務されている方でしたら、メリットもデメリットもすべて把握していますよね。そのような方の声は信憑性があります。加入者の方も正確な情報を受け取り、正しく理解されての加入ですので納得されたのでしょう。

「米国ドル建終身保険PG」の良い評価・口コミ②

「将来について考えたときお金の心配がでてきました。いろいろ調べていたらこの保険にたどり着きました。家族にお金を残しながら、お金を増やせるという2つのことが、一つの保険でできるのはとても便利だと思って加入しました。」

保険は残された家族への財産になります。米国ドル建終身保険PGの解約返戻金は経過期間によって、米ドル建で一生涯増加します。ここに自身の保障もプラスされますので、備える、残す、増やすの3つが適えられますね。加入者の気持ちに寄り添ったポイントが人気の秘密でしょう。

「米国ドル建終身保険PG」の良い評価・口コミ③

「信頼性の高い企業の終身保険に加入したいと思ってたのでこの保険にしました。為替リスクがあるというところもきちんと理解していたし、事前に説明も受けました。今のところ損はしてないし、むしろ得になっている気がしてとても満足しています。」

PGF生命の販売する保険商品はさまざまな金融機関でも販売されており、高い評価を受けています。信頼性の高い企業というのはまさにその通りです。為替相場の変動による影響で生じるリスクはありますが、米国ドル建終身保険PGの内容に関しては安心して満足できる商品です。これが加入者の高評価につながったのでしょう。

「米国ドル建終身保険PG」の悪い評価・口コミ

米国ドル建終身保険PGに不満に思っている方がいるのも事実。どのような点が良くなかったのか、悪い口コミをチェックしていきます。

「米国ドル建終身保険PG」の悪い評価・口コミ①

「銀行で勧められて貯蓄のつもりで加入したのですが、為替で保険料の支払額が変わるので、毎月安定していなくて不安に感じることもあります。支払いを損している可能性があるのでここをきちんと知ってから加入すればよかったと思います。」

勧められると、良いところばかりに注目してしまいがちです。米国ドル建終身保険PGは資産形成ができる保険であることは間違いないのですが、ドル建である以上、為替リスクはつきものです。毎月の保険料に多少ばらつきがあることは理解した上での加入をおすすめします。

「米国ドル建終身保険PG」の悪い評価・口コミ②

「米国ドル建終身保険PGの話を聞いていましたが、保険として話を聞いているのにリスクと言われると怖いし、結局為替や保険に対しての知識がないと、この先どう対応したらいいのかも分かりません。いずれにしても保険の内容が理解できないから加入するのをやめました。」

為替リスクに関して少し難しいと感じる方もいるようですね。支払う保険料の増加や元本割れによる損失を受け入れがたいお気持ちもわかります。内容を理解するのが苦手だと思うのであれば、加入しないという選択肢もあるでしょう。

「米国ドル建終身保険PG」の悪い評価・口コミ③

「もともと外貨での資産運用に興味があって、保険も一緒に出来たらいいなと思っていました。米国ドル建終身保険PGは保障内容は十分だけど、保険料が高いのが気になります。為替リスクもあるのにこれ以上支払いが増えるのかと思うと、正直不安です。」

この方は保険料の高さがネックになっているようです。米国ドル建終身保険PGは、死亡保障や介護に備えながらの資産運用になりますので、その分料金が上乗せされており、諸費用や手数料も発生します。手厚い保障の分の金額ということですね。

参考:「米国ドル建終身保険PG」で税金の対象になるものは?

ドル建保険は保険料控除の対象となります。米国ドル建終身保険PGも例外ではありません。

基本タイプと介護タイプは一般生命保険料控除、疾病障害による保険料払込免除特約に付加していれば介護医療保険料控除の対象となります。ここで注意しておきたいのが介護タイプの控除です。一般生命保険料控除に分類されますのでお間違えの無いようにしてください。

死亡保険金は契約内容によって異なりますが税金がかかってきます。

解約返戻金は「一時所得」に分類されるので課税の対象となります。解約返戻金から支払った保険料を差し引いた金額に対して所得税がかかります。

課税対象金額={(解約返戻金ー払込保険料)ー50万円}×1/2

となります。ただし解約返戻金が支払った保険料よりも少ない場合や、解約返戻金が50万円を超えない場合は税金はかかりません。

参考:投資信託や外貨保険についても知っておこう!

ドル建保険を検討されるにあたり、ここで予備知識として、投資信託や外貨保険についてご説明しましょう。

投資信託とは運用の専門家が、投資家から集めた資金をひとつにまとめ、債券や株式などで運用し収益を分配する金融商品のことです。少ない金額から手軽に始められるうえに専門家によって運用されますので、初心者向けとして人気の商品です。ただし、専門家といえど運用がうまくいかずに元本割れの可能性もあります。この損益も投資家に帰属されます。

一方、外貨保険とはこれまでお話ししてきた通り、外貨建の保険商品です。こちらも運用に関しては、売買のタイミングを気にする必要はありません。毎月ドル建に応じた保険料を支払い、貯蓄を増やしていきますので、資産運用に適した保険と言えるでしょう。

運用なら、投資信託でいいのではと思いますよね。投資信託は収益のすべてが課税の対象になります。これに対し、外貨保険は生命保険料控除の対象になりますので、節税対策ができます。

為替リスクはどちらにもつきものですが、ご自身に合った方法を探してみてください。運用次第で賢く収益アップを目指しましょう。

まとめ:保障を手厚くしながら貯蓄をしたい人におすすめ

今回は米国ドル建終身保険PGについて解説してきました。

ここでご紹介した内容は、

・死亡や認知症、介護に備えながら貯蓄ができる

・円建に比べて高金利

為替リスクを正しく理解して賢く運用しよう

・余裕のある資金での資産形成や運用を考えている方におすすめ

分散投資の効果が得られる

米国ドル建終身保険PGは自身の認知症や介護に対する備えも手厚く、万が一の場合も愛する家族にまとまった資産を遺せる、優れた金融商品と言えるでしょう。為替レートによって影響を受け、損失をこうむる恐れがあることを理解したうえで、慎重に検討してみてください。

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