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東京海上日動あんしん生命「長生き支援終身」の評判・口コミを知りたい!
終身保険とは、生命保険の一種で「万が一のための保障を用意しながら、将来のための貯えも準備できる保険」なので、終身保険の良いイメージを持たれている人も多いかと思います。
しかし、それだけの知識で加入を決めてしまうのではなく、しっかりした知識を持って加入をおすすめしたいのです。
そこで、今回ご紹介したい終身保険は東京海上日動あんしん生命「長生き支援終身」です。
主な内容は
- 長生き支援終身はどんな人におすすめなのか?
- 長生き支援終身はどんな保険なのか?
- 長生き支援のメリット・デメリット
- 長生き支援の口コミ・評判
となっています。
この記事を読んで頂くと長生き支援終身の内容がわかるようになっていますので、自分にとって長生き終身はメリットが多いのかデメリットが多いのかを見極めていたただき加入の判断をしてみてくださいね。
長生き支援終身はお得な魅力がないためおすすめしない!
終身保険というと最初もご紹介しましたが、貯蓄性も重要なポイントとなっています。しかし、長生き支援終身は保険料も高いですし、解約返戻率が少ないということから貯蓄性はありません。
また、介護保障や健康祝金がもらえるメリットもありますが、若い世代から介護保障のことを考える方も少ないですし、介護保障をつけることで更に保険料があがってしまいますので、わざわざ自己負担を増やしてまだ入る必要はないかな…と考える人が多いようですね。
トータルで考えると長生き支援終身はお得な魅力がこれと言って見当たらないためおすすめできない保険と言えます。
長生き支援終身の基礎知識
長生き支援終身のことを知ってもらうためには、まず基礎知識からです。
ここでは、長生き終身保険の基礎知識や特約を解説していきます。
長生き支援終身の基本情報
まずは、長生き支援終身の基本情報をご紹介します。
保険の種類 | ・終身保険 ・無配当型(配当はないですが、その分、毎月支払う保険料は割安になる) ・低解約返戻金型 ※保険料を支払っている期間中に解約した場合、解約返戻金は7割程度に減額される ※その分、毎月支払う保険料は割安になる ※保険料を支払い終わった後の解約であれば、解約返戻金を全額受け取れる |
保障内容 | ・死亡保障 ・高度障害保障 ・介護保障 |
契約可能年齢 | 15歳~69歳 |
保険期間 | 終身 |
保険料に関すること | ・保険料支払方法:口座振替・クレジットカード ・保険料支払回数:月払・年払・一括払・一部一括払 |
解約返戻金 | 概ね100%割れ |
告知 | あり(告知扱いのため医師の診断は不要) |
保険金額 | ・死亡保険金:500万円 ・高障害保険金:500万円 ・介護保険金:500万円 |
なお、東京海上日動あんしん生命は生命保険契約者保護機構に加入しています。
英名保険契約者保護機構とは、万が一、保険会社が破綻しても保険会社に変わって契約を継続できるよう支援してくれる機関となっており、十分な支払い能力があるかどうかを判断するにはソルベンジーマージンというものが200%を超えていれば安心して契約をしてもらっても大丈夫と言われています。
現時点で東京海上日動あんしん生命のソルベンジーマージンは1584.7%となっており、十分な支払い能力がある安心な保険会社と判断できます。
長生き支援終身の特約
ここでは、長生き支援終身の特約をご紹介していきます。
特定疾病保険料払込免除特則 | がんと診断確定されたとき、または、心疾患・脳血管疾患により、所定の治療を受けると、その後の保険料の支払いは不要になる。 |
年金支払特約 | 介護保険金を一時金ではなく、10年に渡り年金として受け取り、介護費用や生活費用に充てることができる。 |
リビングニーズ特約 | 余命6か月と宣告された場合、生前中に保険金を受け取ることができる。 |
指定代理請求特約 | 被保険者が何らかの理由で保険金請求ができない場合、本人に代わって指定代理人が保険金請求をすることができる。 |
長生き支援終身のデメリット
どのような保険でもデメリット・メリットは存在します。ここでは、長生き支援終身のデメリットを解説していきます。
デメリット①途中解約をすると解約返戻金が3割減
終身保険にはよくあるパターンなのですが、長生き支援終身は保険料を少しでも安くするために、保険料払込期間中の解約返戻金は従来の70%に設定されています。
これを低解約返戻金型と言いますが、つまりどういうことかと言いますと、例えば60歳払済で契約した場合、60歳になるまでに途中解約すると支払った保険料総額の70%しか返ってこないということになります。満了まで解約せずにいた場合を考えると途中契約をするだけで解約返戻金が3割減になってしまうということです。
やむを得ない事情で途中解約をしないといけない状況になる可能性もあるかと思いますが、できれば満了まで解約せずにいくほうが良いと言えます。
デメリット②保険料が割高
長生き支援終身は基本保障に介護保障が含まれているため、他社の終身保険と比べると保険料は高く設定されています。介護保障と言えば、専門は介護保険であって、介護保険に優秀な他社の保険も存在しますので、わざわざ保険料を高く払ってまで介護保障はいらないと思う人も多いようです。
デメリット③解約返戻金の返戻率が低め
長生き支援終身は保険料が高い割に解約返戻金の返戻率が低めです。返戻金が低いので満期直後に解約すると大きく元本割れをしてしまう可能性も。そうなってしまっては何のための解約返戻金なのかわからなくなってしまいますよね。
解約返戻金の返戻率を落としている原因としては、介護保障と健康祝金が大きな要因となっているようです。そして、貯蓄性も期待できないので、貯蓄性や高い解約返戻金を求めている人は他社の終身保険と検討してみることをおすすめします。
デメリット④終身払いができない
長生き支援終身の契約可能年齢は15歳~69歳までとなっていますが、終身払いをすることができず、最長で79歳までしか指定することができません。
基本保障に介護保障も入っていますが、介護保障が必要になってくる年代の人が長生き支援終身に加入しようと思っても、年齢の関係で保険料がかなり高くなってしまうだけではなく、終身払いではなく79歳払いという短期払いしか選択することができないので、ますます保険料が高くなってしまうことはデメリットと言えます。
長生き支援終身のメリット
ここでは、長生き支援終身のメリットを解説していきます。
メリット①基本保障に介護保障が含まれている
長生き支援終身には基本保障に介護保障が含まれています。その分、保険料が高くなっている要因となっているのでデメリットを思う人も多いのですが、万が一介護状態になった時に保障されるというのはメリットだと考える方も多くいます。
保障条件は他社と比べても遜色ないので、加入を検討されている人は他社の介護保険と比較してみても良いかと思います。
ちなみに、長生き支援終身の介護保険金を受け取れる条件は
- 公的介護保険制度の要介護2以上と認定されたとき
- 所定の要介護状態が180日を超えて継続したと医師によって診断確定されたとき
となっています。
メリット②健康祝金を受け取れる
長生き支援終身は保険金を受け取ることなく対象年齢に到達することができれば、健康祝金を受け取ることができ、以下にまとめた2パターンから選択することができます。
70歳 | 75歳 | 80歳 | 85歳 | 90歳 | |
パターン1 | 5% | 5% | 20% | ー | ー |
パターン2 | ー | ー | 5% | 5% | 20% |
受け取れる金額は死亡保険金に対する割合となっています。
しかし、健康祝金も保険料が高くなっている要因となっていますし、健康祝金をもらえる年齢にと到達する前に死亡した場合は、もらえないというデメリットもあります。
健康祝金は取り外すことができ、取り外すと保険料は安くなります。
メリット③保険料払込免除の特約がある
長生き支援終身の保険払込免除は強力と言われており、三大疾病にかかったら、その後の保険料の支払いは不要となる特約です。
さらに、三大疾病になったら解約返戻金が一気に増額されるということも大きなメリットと言えます。
通常、解約返戻金は満期を迎えるまでに支払った保険料の7割程度となっているのですが、この商品は、三大疾病になった時点で保険料を一括で支払った同額まで解約返戻金が増額される仕組みになっています。
また、三大疾病にかかったら、すぐに解約し解約返戻金を治療費に充てることもできます。結果的に、がん保険・医療保険の代わりにもなってくれるということにもなるのです。
メリット④クレジットカードで保険料が支払える
終身保険はネット保険のように格安ではなく保険料が高いです。そこで、クレジットカードで支払うことができればかなりポイントを貯めることができると言えますので、クレジットカードを利用している人にとっては大きなメリットと思われます。
長生き支援終身の評判・口コミを紹介
ここでは、長生き支援終身の良い評判・口コミと悪い評判・口コミをご紹介します。
長生き支援終身の良い評判・口コミ
まずは、長生き終身の良い評判・口コミをご紹介します。
長生き支援終身の良い評判・口コミ①
「将来、必要になってくるのは介護料金だと思っており、終身保険と介護保険がセットになっている長生き支援終身に魅力を感じて加入しました。介護保障もついているので先々の不安が少し和らぎました。」
長生き終身保険には基本保障として介護保障がついているというのが特徴です。介護保障がついているため、保険料は割高になっているのですが、将来、自分に介護が必要になった時にそこから介護保険を探すことがないため安心だと言えますね。
長生き支援終身の良い評判・口コミ②
「掛け捨てではなく、特約で年金としても受け取れるという点は将来のお金の心配をすることがないので不安が和らぎました。」
長生き支援終身には年金支払特約があり、この特約を付けることで保険金の受け取りを年金方式へ変更することができますので、一括で保険金をもらうのではなく、毎月、年金という形で保険金をもらえることは将来のお金を心配することなく生活ができるので安心できるメリットと言えます。
長生き支援終身の良い評判・口コミ③
「終身保険を探していたところ、長生き支援終身は健康でいることができれば健康祝金がもらえ、さらに万が一の時には介護保障までついている点に魅力を感じ加入しました。保険料は高いですが、それでも保障の面で後悔することがないので安心して生活ができます。」
先ほどもご紹介しましたが、長生き支援終身には基本保障に介護保障が付いており、健康でいることができれば健康祝金ももらえます。これが要因となって保険料が高くなってしまっているデメリットもありますが、将来のことを考えればすでに必要な保障の保険に加入しているということで安心して生活をすることができますね。
長生き支援終身の悪い評判・口コミ
次に、長生き支援終身の悪い評判・口コミをご紹介します。
長生き支援終身の悪い評判・口コミ①
「介護保障や健康祝金がついていると聞き、魅力的に感じましたが、その分保険料は高くなりますし、介護保障も将来必要かどうかもわかりませんし、健康祝金も死亡してしまえば受け取れないということなので、考えてみれば自分にとってメリットは少ないと感じ加入することをやめました。」
長生き支援終身は他社の終身保険より保険料が高く、その要因となっているのが介護保障と健康祝金と言われています。終身保障+介護保障もセットになっており、健康祝金ももらえるということはメリットだと感じる人もいますが、若い年代の人からすれば先のことなどわかりませんし、結局必要なかったとなった場合、毎月高い保険料を支払うのは馬鹿らしいと感じる人も多いです。
長生き支援終身の悪い評判・口コミ②
「長生き支援終身は保険料が高い上に、解約返戻金が少ないということは自分にとって何のメリットも感じられません。先のことはどうなるかわかりませんし、解約返戻金も当分の間でないということも聞いたので加入をやめました。」
保険料が高くても解約返戻金がそれを上回れば支払ってきたメリットはあるかと思うのですが、長生き支援終身の解約返戻金は返戻率が低いため、満期直後の解約すると元本割れをしてしまう可能性があります。満期まで高い保険料を払い続けるのは厳しいと思う人にはおすすめできません。
長生き支援終身の保険料をシミュレーション
ここでは、長生き支援終身の保険料はどれくらい高いのか、シミュレーションを男性と女性に分けて表にまとめましたのでご覧ください。
30歳男性 | 40歳男性 | 50代男性 | |
月々の保険料 | 14,750円 | 23,250円 | 48,370円 |
保険金額 | 500万円 | 500万円 | 500万円 |
保険料払込期間 | 60歳まで | 60歳まで | 60歳まで |
特定疾病保険料払込免除特則 | 付加 | 付加 | 付加 |
30歳女性 | 40歳女性 | 50歳女性 | |
月々の保険料 | 15,095円 | 23,660円 | 48,230円 |
保険金額 | 500万円 | 500万円 | 500万円 |
保険料払込期間 | 60歳まで | 60歳まで | 60歳まで |
特定疾病保険料払込免除特則 | 付加 | 付加 | 付加 |
男女ともに、30代~40代でも高いと感じますが、50代になると倍額ほどの保険料になってしまいます。ちなみに20代でも男性であれば10,640円、女性であれば10,835円という保険料ですので、決して安いとは言えないですね。
参考:がん保険の代わりに長生き支援終身を利用できる!
長生き支援終身は考え方を替えれば、がん保険の代わりにもなる終身保険です。
基本、がん保険は毎月の保険料は安いですが、掛け捨てで何十年の払い続けると結構な額になってしまいますので、掛け捨てにするのは勿体ないと思う人も多いはず。
そこで、長生き支援終身を使うと途中解約すれば解約返戻金が元本割れになる可能性もありますが、掛け捨てではありませんし、満期後に解約すれば支払った保険料は解約返戻金として戻ってくることになるのです。
さらに、長生き支援終身の特定疾病払込免除特則は強力な特約と評判がいいので、がんと診断されれば一気に解約返戻金は倍増しますし、がん診断後、すぐに解約すれば解約返戻金をがんの治療費として使うことができるので、がん保険を探している方は一度長生き終身と比較してみてくださいね。
まとめ:保障内容は十分だが特に魅力となるものがない!
今回は、東京海上日動あんしん生命の「長生き支援終身」についてご紹介してきました。
内容をまとめると
- 長生き終身保障は死亡保障・介護保障・がん・医療保障の全方位対応型
- 長生き終身保障は保険料が高く、解約返戻率は低い
- 長生き終身保障は貯蓄性がない
保障内容は十分なのですが加入者としては特に魅力と感じるものがない保険と言えます。長生き支援終身を検討されている人は一度他社の終身保障と比較してから加入を決めることをおすすめします。