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メットライフ生命「サニーガーデンEX」の評判・口コミを知りたい!
老後のことなんて微塵も考えていなかったけれど、何年か前のあの老後2000万問題を境に急に自身の老後問題を真剣に考えだしたという方も少なくないでしょう。
今の資産だけでは物足りないという方や、もっと効率的に資産を増やしたいという方にとって、資産運用はとても身近な問題ではないでしょうか。
そこで、この記事では利率の高いということで人気が出ていると言われているメットライフ生命の「サニーガーデンEX」についての評判や口コミについて解説していきます。
- 資金に余裕のある人にしかおすすめできない!
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」の基礎知識
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」のデメリット
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」のメリット
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」の評判・口コミを紹介
- サニーガーデンEXを他の保険商品と比較
参考
- サニーガーデンEXの定期支払金には税金がかかる
- 外貨預金や投資信託についても知っておこう!
資産運用に興味のある人や、サニーガーデンEXについて知りたい人にとって参考になりますので是非最後までご覧ください。
資金に余裕のある人にしかおすすめできない!
資産形成をしようとしたり、資産を増やそうと考えた時、どのような方法を検討しますか。
真っ先に考えられるのは投資でしょうか。
けれども、誰もが思うことは投資はリスクが大きすぎるという点です。
そこで、メットライフ生命の「サニーガードEX」のような外貨建終身保険が注目されています。
では、このメットライフ生命の「サニーガードEX」がおすすめの人とはどんな人なのでしょうか。
- 資産分散をしたい人
- 将来子どもや孫に海外留学を考えていて外貨で受取りたい人
このような方にはおすすめできますが、払込金額が一時払いとなるため、資金に余裕のある方にしかおすすめできる商品ではありません。
メットライフ生命「サニーガーデンEX」の基礎知識
ここでメットライフ生命の「サニーガードEX」についての詳しい内容を見ていきましょう。
外貨建終身保険ですが、外貨建でもそれぞれに特長があるでしょう。
- サニーガーデンEXの基本情報
- サニーガーデンEXをコース別に解説
- サニーガーデンEXの特約
サニーガーデンEXの基本情報
サニーガーデンEXは、生涯に渡って死亡保障が準備できる、外貨建で一時払いタイプの商品です。
保険の種類 | 積立利率変動型一時払終身保険 |
保障内容 | 死亡保障 |
積立利率保証期間 | 10年(10年ごとに積立利率が更改) |
最低保険料 | 米ドル・豪ドルともに3万ドルから (日本円にして300万程度から) |
運用通貨 | 米ドル・豪ドル |
為替手数料 | 円での入金:50銭、 運用通貨以外の外貨入金:25銭 |
保険期間 | 終身 |
最低保証率 | 年0.01% |
積立利率は10年ごとに更改されますが、最低保証は年0.01%となっています。
終身に渡って資金を預けますので、もしもメットライフ生命が破綻してしまったら、自分の資産はどうなるか気になる方もいらっしゃるでしょう。
メットライフ生命は生命保険契約者保護機構に加入しています。生命保険契約者保護機構とは保険会社が破綻したときに保険契約をしていた人の保護を目的として、資金援助をする法人のことです。そのため、もしも生命保険会社が破綻したとしても個人の資産は保護してもらえます。
サニーガーデンEXをコース別に解説
サニーガーデンEXには3つのコースが用意されています。
それぞれを比較しながら自分に合ったコースを選択することが大切です。
定期支払コース
- 契約時の積立利率で10年間の定期支払額が決まる
- 1年後から毎年定期支払金を受取ることができる
- 10年ごとに積立利率が見直されて新しい定期支払額が決まる
定期支払コースでは、定期支払が年2回、4回、6回、12回の中から選ぶことができます。
分配型の投資信託のイメージと思えばわかりやすいでしょう。
目標設定付定期支払コース
- 1年後から毎年定期支払金を受取ることができる
- 1回あたりの定期支払額は定期支払率で決まる
- あらかじめ設定された目標額に達した場合、主契約の全部を自動的に円建終身保険へ移行し、保険金の受取も全て円で行うことができる
加入後4年目以降にその目標額に到達するまで定期支払金は支払われます。
積立金増加コース
- 定期支払金の支払いはなく、運用利益は積立金として積立られていく
- 10年ごとに積立利率が見直されて新しい定期支払額が決まる
- 時間をかけて運用することができる
このコースのみ定期支払金がないコースとなっていますが、将来へ積立られますので楽しみはあるかもしれません。
サニーガーデンEXの特約
サニーガーデンEXは何の特約を付けるかによって、上記のコースを選ぶこととなります。
付加できる特約を見てみましょう。
コース名 | 特約 |
定期支払コース | 積立金定期支払特約 |
目標設定付定期支払コース | 円建終身保険移行特約、積立金定期支払特約 |
全コース | 保険料円入金特約、外貨入金特約、円支払特約、年金支払特約 |
このように、特約を決めた上でコースの選択を行うということになります。
定期支払コースや目標設定付定期支払コースなら毎月定期に支払われる特約が付加できるので、これはうれしいポイントではないでしょうか。
メットライフ生命「サニーガーデンEX」のデメリット
ここまで見てくるとサニーガーデンEXはとても良い投資商品のように思えますが、本当のところはどうなのでしょうか。
そこで、メットライフ生命の「サニーガーデンEX」のデメリットについて見ていきましょう。
- デメリット①積立利率による表面利回りは実質利回りと異なる
- デメリット②為替リスクがある
- デメリット③早期解約は元本割れする!10年以内だと解約控除の対象
- デメリット④市場価格調整がある
- デメリット⑤一時払いでの支払いのみ
- デメリット⑥保有コストが高い
デメリット①積立利率による表面利回りは実質利回りと異なる
デメリットの1つ目は、積立利率による表面利回りは実質利回りとは異なるということです。
サニーガーデンEXは積立利率の表示しかされていませんが、これは実際の運用利回りではなく、保険関係費用をここから差し引く必要があります。
保険関係費用は最大で1.54%となっていますから、積立利率から1.54%を差し引いた利率で運用されるということになります。
そうなれば、例えば積立利率が2.5%と表示されていたなら、保険関係費用を差し引くと実質利回りは1%未満になってしまいます。
デメリット②為替リスクがある
デメリットの2つ目は、為替リスクがあるということです。
ドル建の商品にはこの為替リスクはつきものですが、サニーガーデンEXに関しても同じで為替リスクを受け入れなければなりません。
最悪な場合は、外貨建で運用して資金が増加したとしても、増額分より為替変動が大きければ元本割れとなってしまいます。
デメリット③早期解約は元本割れする!10年以内だと解約控除の対象
デメリットの3つ目は、早期の解約は元本割れをする上に、10年以内だと解約控除の対象になってしまうということです。
一時払終身保険は加入してから2年から3年が経過しなければ、解約返戻金が一時払保険料と同額にならないことが多いのです。
サニーガーデンEXも10年以内の解約や減額、そして円建終身保険に移行すれば契約控除というものが発生してしまうのです。
10年間は必要にならない資金で運用されるというなら心配はありませんが、先のことはわからにという方にはおすすめできません。
デメリット④市場価格調整がある
デメリットの4つ目は、市場価格調整があるということです。
市場価格調整とは、わかりやすく言えば保険会社が解約時に債券を売却する際に購入時より価格に大きく差が出ていたらその差額分を調整するということなのです。
差額分を契約者に代わって調整してくれるならデメリットではないのでは?と思ってしまいます。
ところが、なぜ解約を考えるかというと、利回り率が悪い為売却しようとしますが、その時は債券価格は上がるため解約返戻金も上がってくるのに、ここで保険会社の調整が入り0.3%をその範囲として設定しているのです。
デメリット⑤一時払いでの支払いのみ
デメリットの5つ目は、一時払いでの支払いのみであるということです。
これでは資産形成というより、資産を持て余している人が運用する保険のようなイメージではないでしょうか。
デメリット⑥保有コストが高い
デメリットの6つ目は、保有コストが高いということです。
保有コストとは、デメリットの1つ目に述べたように、資金を運用するに当たって保険関係費用がかかってきます。
その保険関係費用は毎年最大で1.54%の費用がかかってきますから、自分で投資をしているよりもはるかに保有コストは高いものとなってしまいます。
メットライフ生命「サニーガーデンEX」のメリット
デメリットをいろいろと見てきましたが、それならばメットライフ生命の「サニーガーデンEX」にはどんなメリットがあるのか、とても気になります。
- メリット①高い金利で運用できる
- メリット②円のインフレに対応できる
- メリット③資産分散ができる
メリット①高い金利で運用できる
メリットの1つ目は高い金利で運用ができるということです。
外貨建の商品に人気があるのは、そもそも金利が高いということです。
日本の預金や金融商品と比べるとサニーガーデンの利率はとても良い上に一時払いの商品のため、利回りとしてはとても期待できるものとなっています。
メリット②円のインフレに対応できる
メリットの2つ目は円のインフレに対応ができるということです。
今の日本は超低金利で、今後もインフレが進んでいくだろうと言われています。
このまま日本のインフレが加速していくと、輸入品の価格が上昇し円安になりやすくなってしまうかもしれません。
このようなことになれば、外貨を保有しているともしも将来超インフレになったとしても、このタイミングで換金すればお金が増えて戻ってくることとなります。
メリット③資産分散ができる
メリットの3つ目は、資産分散ができるということです。
記事の冒頭でも述べましたが、このサニーガーデンEXは資産分散をしたいという方にはとてもおすすめできる商品です。
資産3文法の株式や債権、そして不動産で資産を運用している方も多くいらっしゃるでしょう。
とは言え全てを円建で運用すれば大きな円安になった時には資産が目減りするかもしれません。
そのため外貨で資産分散ができれば円高になっても外貨資産は逆に増加します。
また、資産の一部を子どもや孫が留学をした時の教育費用にと考えられているような場合には、留学した先の国の通貨で資産を持っていると為替リスクもありません。
メットライフ生命「サニーガーデンEX」評判・口コミを紹介
メットライフ生命のサニーガーデンEXの評判が気になりますが、実際に加入している方はどんな感想なのでしょうか。
ここでは実際に加入している方や、加入しなかった方のサニーガーデンEXに対する評判や口コミを紹介していきます。
実際の口コミを見て検討材料にするのも良いですし、口コミを参考にして気になるところや不安なところを重点的に調べてみるのも良いでしょう。
サニーガーデンEX良い口コミ・評判
まずサニーガーデンEXを良いとみている方の口コミや評判を見ていきましょう。
保険としては終身保険になりますから長い間資産を預けることとなりますが、どのような良さを実感しているのでしょうか。
サニーガーデンEXの良い評判・口コミ①
「資産を確実に増やしていけるところや、定期的に引き出せるといのは、私にとって理想的すぎてとても理にかなった保険だと思い加入しました。そこまで多くの資産ではないけれど、銀行預金に入れておくのと比べたら格段に良いため、将来が楽しみです。」
このように外貨建を利用しながらの資産運用は増える喜びもありますし、満期を待たずとも定期的に引き出せれば使う楽しみもありますね。
サニーガーデンEXの良い評判・口コミ②
「目標型にしたので、目標までお金が貯まっていくのが楽しいし、一生涯保障が続くというのもとても安心です。お金を貯めるだけなら他にも手段はあったけれど、やはり保険としての機能がついているのでサニーガーデンEXを選んで良かったです。」
目標金額に達成したら運用成果を円で積み立ててくれ、保障も一生涯というのはとても心強いですよね。
サニーガーデンEXの良い評判・口コミ③
「保険の担当の方がとても丁寧な対応でした。為替リスクについては一番不安なところだったけれど、為替の変動する要因となる世界情勢とかまで丁寧に説明してくれたおかげで、ちゃんと理解ができたので、加入しました。」
この方の場合は、一番のリスクとも言われている為替リスクについて丁寧な説明を受けたおかげで、自身への不安もなくなったようで良かったですね。
サニーガーデンEXの悪い口コミ・評判
次にサニーガーデンEXを悪いと見ている方の口コミや評判を見ていくことにしましょう。
保険としてかあるいは投資商品としてなのかはわかりませんが、どのように悪いと実感しているのでしょうか。
サニーガーデンEXの悪い評判・口コミ①
「これは保険と言っても投資性が高い商品だと思いますので、結局のところ投資に対しての知識がないと、わからないままで加入すべきではないと思います。損をするかもしれないということをもっと全面的に表示して欲しいけれど、内容的に私にはとても難しいと感じたので加入はしませんでした。」
そうですね、保険商品に限らず自分が理解できないと思ったものは、きちんと理解して納得しなければ購入はしない方が良いでしょう。
サニーガーデンEXの悪い評判・口コミ②
「何年か前に加入しましたが、加入前には豪ドルも景気良くて日本円より数段利率も良かったんですけど、加入したとたん豪ドルが下落してしまって、今ではすごく損失が出ててとても後悔しています。」
確かに世界中の景気の将来は読めませんしどうなっていくのかもわかりません。こればかりは投資ですから覚悟しなければなりませんよね。
サニーガーデンEXの悪い評判・口コミ③
「投資というより将来への保険だと言われて加入したけれど、資産は言うほど増えないし、解約も10年以内にすると損だし、そんなに資金に余裕もないしで、踏んだり蹴ったりです。」
やはり投資商品だということを分かった上で加入することをおすすめしますし、将来必要になるかもしれない資金で投資はしない方が良いでしょう。
サニーガーデンEXを他の保険商品と比較
では、サニーガーデンEXは資産運用商品の中でなぜ人気と言われているのでしょうか。
サニーガーデンEXを他の保険商品と比較してみましょう。
サニーガーデンEX | ビーウィズユー プラス | ドルスマートS | |
契約可能年齢 | 0歳~満80歳 | 0歳~85歳 | 満20歳~55歳 |
保障期間 | 終身 | 終身 | 終身 |
特長 | 3つのコースから選択 | 2つのコースから 選択 | 3つのプランから選択 |
保険料 | 一時払・日本円にして約300万円~ | 一時払・日本円にして約300万円~ | 10年・15年・60歳払込満了で月払 |
保障内容 | 死亡保険金 | 死亡・高度障害保険金 | 死亡・高度障害保険金 |
定期支払特約 | あり | なし | なし |
死亡保障額 | 一時払保険料額 | 一時払保険料額以上 | 高額保障可能 |
上記の表はメットライフ生命の外貨建の終身保険を比較したものです。
どれもよく似た投資商品なのですが、サニーガーデンEXとの大きな違いは定期支払特約があるかないか、そして死亡保障額が保険料と同額かそれ以上かということです。
サニーガーデンEXは他の2つに比べて一番運用性のある投資目的の商品であることがわかるでしょう。
参考:サニーガーデンEXの定期支払金には税金がかかる
サニーガーデンEXには定期支払金という特約が付加できますが、この定期支払金には税金がかかってきます。
もちろん、利益が出ている時に限りですが、税制上は雑所得扱いとなりますので、覚えておきましょう。
また、年金所得者で国民健康保険に加入している方は、年間の定期支払金の額によっては国民健康保険料にも影響があるかもしれませんので、注意が必要です。
参考:外貨預金や投資信託についても知っておこう!
サニーガーデンEXのような投資性の高い商品を選ぶなら、外貨預金や投資信託の方がお得ではないかと考える方は多いはずです。
そこで、サニーガーデンEXを検討するなら、外貨預金や投資信託についても知っておく必要があります。
外貨預金
- 元本割れの心配がない
- 手数料もかからない
- 外国の銀行は預金保護の対象外である
このように、外貨預金は日本の銀行の外国版と考えれば良いのでハードルは高くないかもしれませんが、もしも破綻してしまった時には保証はありません。
投資信託
- 最低投資金額が低い為気軽に投資することができる
- 様々な商品がありますので、自由に選ぶことができる
- ハイリターンを狙えるものもあるが、出口戦略を間違えば損をすることもある
このように、自分のポートフォリオを組むことで、色々な投資信託を組み合わせて購入することもできますので、リスクを下げながらハイリターンを狙うことも可能となります。
ただし、どれも投資商品のためリスクがありますから、ご自分の資産の1/3にとどめておくことをおすすめ致します。
まとめ:サニーガーデンEXを検討するなら他の投資も調べてみよう!
メットライフ生命の「サニーガーデンEX」の評判や口コミを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
- 資金に余裕のある人にしかおすすめできない!
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」生涯に渡って死亡保障が準備できる、外貨建で一時払いタイプの商品
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」のデメリットは手数料が高く実質利回りが低い
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」のメリットは資産分散ができる
- メットライフ生命「サニーガーデンEX」の良い評判・口コミ、そして悪い評判・口コミを紹介
- サニーガーデンEXを他の保険商品と比較したら、一番運用性のある投資目的の商品である
サニーガーデンEXが気になっている方やサニーガーデンEXに加入しようか検討している方は、そもそも資産がありますので、それなら保険の必要性はかなり薄いのではないでしょうか。
その上、10年は自由に引き出せないためお金の流動性がなくなってしまいますし、保険の投資系商品というのは他の投資商品よりも手数料がかかってしまいます。
結局は投資と保険は別にするべきであり、おすすめはできません。