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メットライフ生命「ドルスマートS」の口コミや評判は?
保険の加入を検討する時に、誰しも一度は「外貨建て保険」という言葉を目にしますよね。でも、外貨とかよくわからないし、投資みたいで不安と嫌悪される方も多いのではないでしょうか。
しかし、外貨建て保険は比較的月々の保険料が安いことや、将来的に高い利回りで保険金受取が期待できる事など、円建て保険にはないたくさんのメリットがあります。
そこで、この記事では、月々の保険料が安いのに、保障が充実していると定評のあるメットライフ生命「ドルスマートS」について、以下のような項目に焦点を当てていきます。
- メットライフ生命「ドルスマートS」の基本知識
- メットライフ生命「ドルスマートS」のデメリット
- メットライフ生命「ドルスマートS」のメリット
- メットライフ生命「ドルスマートS」の口コミ・評判を紹介
- メットライフ生命「ドルスマートS」を他の保険と比較
- メットライフ生命「ドルスマートS」のシュミレーション
- メットライフ生命「ドルスマートS」がUSドル建て終身保険ドルスマートから何が変わった?
この記事を最後までお読みいただければ、外貨建て保険とはどんな商品なのかを理解できるだけでなく、「ドルスマートS」がどんな保険商品で、どんなメリット・デメリットがあるのか、他社の保険と比べて、優位性はどうなのかについても理解できるようになっています。
また、「ドルスマートS」は従来の保険商品、「USドル建て終身保険ドルスマート」が改定されたものなのですが、何がどう変わったかについても後述解説していきます。
「ドルスマートS」を検討中の方は、是非、最後までお読みください。
ドルスマートSはおすすめしない!
資産形成をしようとしたり、資産を増やそうと考えた時、皆さんはどのような方法を検討しますか。
銀行に預けていても、金利は0.001%とほぼ無いに等しいですし、FXや株式投資はリスクが高すぎる。
そこで、外貨建て保険の加入を考える方には、その高利率に惹かれ、投資目的で安全に資産を増やそうとする方も少なくないと思います。
しかし、投資目的で「ドルスマートS」に加入した人は注意が必要です。外貨建て保険には、為替レートの変動による資産減少のリスクがあります。気づいた時には、資産が大幅に減っていたなんてこともしばしばあります。それゆえ、投資目的の方は、そのリスクを加味し、資産の1/3程度で「ドルスマートS」に加入することがベターと言えるでしょう。
ですが、「ドルスマートS」はそう言ったリスクを背負いつつも、外貨建て保険の中ではかなり良質な商品だと定評があります。
では、一体どんな利点があり、どんな方にオススメと言えるのでしょうか?
- 投資の勉強が面倒な方、税金対策したい初心者の方
- 死亡保証に対する保険料が激安ゆえ、保険料を節約したい人
これらの明確な根拠については、本記事を最後まで、お読みいただくと、皆様にもご納得いただける内容となっておりますので、是非、最後までお読みください。
メットライフ生命「ドルスマートS」の基本知識
ここでは、メットライフ生命「ドルスマートS」に関する基礎知識について見ていきます。口コミやデメリットをみる前に、まずはメットライフ生命「ドルスマートS」の基本情報を確認しておきましょう。
「ドルスマートS」は、死亡保障に備えながら、将来の準備ができる外貨建て積立利率変動型終身保険です。
積立利率とは、保険会社が契約者から預かった保険料の一部を積立て(積立金)、その積立金に対して適用される金利を言います。生命保険には積立利率が変動するタイプと、変動しないタイプの2種類があり、積立利率変動型保険は、その準備金の運用実績によって、解約時に支払われる解約返戻金の金額や生命保険金の金額が変動します。
例えば契約時点での予定利率が高くなると、そのぶん積立利率が高くなります。つまり、景気が良くなり、金利が上がることで大きなリターンを手に入れることができる可能性があるので、生命保険の中でも貯蓄性が高く、投資などにも用いられやすい保険です。
メットライフ生命「ドルスマートS」の基本情報
メットライフ生命「ドルスマートS」の基本情報は以下の表のようになっています。
保険の種類・主契約 | 外貨建て積立利率変動型終身保険・死亡または所定の高度障害状態に該当された場合の保険金。 |
契約可能年齢 | 満6歳〜満55歳 |
月々の保険料 | ・30歳の月額保険料(保険金額100,000米ドル円、保険料払込期間15年間)(男性:227.80米ドル、女性:198.60米ドル)
・40歳の月額保険料(保険金額100,000米ドル円、保険料払込期間15年間)(男性:282.30米ドル、女性:243.40米ドル) |
保険金額(死亡・高度障害時に受け取れる金額) | 3万米ドル~ |
保険期間・保険料払込期間 | 以下から選択可能。 年満了:10年間、15年間 歳満了:55歳まで、60歳まで、65歳まで、70歳まで、75歳まで、80歳まで、85歳まで、90歳まで |
解約返戻金 | 運用結果によって変動(積立利率2.5%最低保証) |
審査 | 告知あり |
保険料払込方法 | 口座振替・クレジットカード |
お申し込み方法 | 対面販売のみ |
※メットライフ生命は生命保険契約者保護機構に加入しています。
生命保険契約者保護機構とは、万が一保険会社が破綻した場合でも、契約者を保護する観点から、元々の契約を引き継ぐ「救済保険会社」または「承継保険会社」に、必要に応じて資金援助を行う機関で、破綻時点での責任準備金を原則90%まで補償してくれます。
そのため、契約者は安心して契約の継続をすることができます。
低解約返戻型がある
メットライフ生命「ドルスマートS」は一般型と低解約返戻型という2つのタイプを選択することができます。
- 一般型・・・支払った保険料と解約返戻金が連動し、保険料を支払っている期間中に解約しても、支払った保険料に対して一定の割合が解約返戻金として戻ってくるタイプ。
- 低解約返戻型・・・保険料払込期間時の解約返戻金を一般的な終身保険よりも低く設定する代わりに、保険料を割安にするタイプ。
低解約返戻型に加入すると、毎月々の保険料を節約することができるので、保険料を満期まで支払い続ける予定の方は「低解約返戻型」を選んだ方がベターです。
メットライフ生命「ドルスマートS」の特約
リビング・ニーズ特約 | ※保険料は無料: 余命6か月以内と判断されたとき、所定の保険金が支払われる特約。 |
三大疾病・介護保険料払込免除特約 | がん・心疾患・脳血管疾患などの三大疾病の状態になった際、もしくは所定の介護状態になった場合に、それ以降の保険料の支払いが免除される特約。もちろん、死亡保障は継続します。 |
三大疾病・介護給付終身保険特約(米ドル建) | 死亡・高度障害、三大疾病の状態になった際、もしくは要介護状態となった場合に保険金が支払われるオプション。(ただし、米ドル建てによる) |
特にオススメする特約は、「USドル建て終身保険ドルスマート」から「ドルスマートS」へ改定後、拡充された三大疾病・介護給付終身保険特約(米ドル建)です。
老後に対して不安を感じる方の意見には、お金や介護についても多くの方が不安に感じるかと思います。この特約は、そんな不安に保険金を備え、 安心して老後を過ごせるようにと、考案された特約のため、その充実度はかなり高いです。
これらの他にも、円入金特約や円支払特約、年金移行特約、年金支払特約、給付金代理請求特約などがあります。また、契約時の年齢などから、付加できない特約もあります。詳しい詳細につきましては公式ホームページをご参照ください。
メットライフ生命「ドルスマートS」のデメリット
では、ここからは、メットライフ生命「ドルスマートS」のデメリットについて考えていきます。
- 積立利率と実質利回りは違う
- JCBのクレジットカードしか使用できない
- 為替リスクがある
- 早期解約・中途解約は元本割れのリスクがある
- 為替手数料が高い
このようなデメリットが考えられますが、具体的にはどのようなことなのか、以下で詳しく解説していきます。
デメリット①積立利率と実質利回りは違う
積立利率とは、積立金に付利されるもので、保険料に直接付利される実質的な利回りではありません。つまり、積立利率は保険料から諸手数料を差し引いた積立金部分に適用されるということです。
例えば、保険料が100万円、保険の諸経費が30万円に対し、実質利回りが1%、積立利率が2.5%の場合、
積立利率による利回りは、100万円×2.5%=25,000円
実質利回りは、(100万円ー30万円)×2.5%=17,500円
となります。この観点を認識し違えてしまうと、思っていたよりも利益が少なく、予定の収益に達しないといったトラブルの元になることがありますので、注意が必要です。
デメリット②JCBのクレジットカードしか使用できない
保険料を支払う際、クレジットカードを使用できるのですが、「ドルスマートS」ではJCB以外のクレジットカードが使用できません。
また、払込の際、手数料として、為替レートに対して1.6%の手数料が取られてしまうので注意が必要です。安易にクレジットカードを使用してしまうと、逆に損をしてしまいますので、「ドルスマートS」での引き落とし方法は口座振替がオススメです。
デメリット③為替リスクがある
「ドルスマートS」は外貨建て保険です。それゆえ、契約者が支払う保険料や受け取る保険金、解約返戻金の全てが、その時のUSD/JPY(米ドル/円)の為替レートによって、毎回変わるので、予定していた金額と大幅に違うという為替リスクがあります。
例えば、月々の保険料が、仮に100$の場合、1$=100円なら10,000円ですが、1$=120円のときは、12,000円の保険料を支払わなければいけません。そのため、円安(1ドル120円の場合)になっても支払い続けていけるだけの資金的な余裕が必要です。また、そのようなリスクから、外貨建て保険を避ける方が多いです。
デメリット④早期解約・中途解約は元本割れのリスクがある
「ドルスマートS」では、解約返戻金を受け取ることができますが、それとは別に解約控除費用もを契約者が負担することになります。
解約控除とは、保険契約の解約により返戻金を計算する際、解約手数料という形で保険契約者の持ち分である保険料の積立金から差し引かれる金額のことです。 契約日からの経過年数に応じて控除する金額が異なり、通常、契約日からの経過年数が短ければ短いほど高くなります。
つまり、契約してからあまり時間が経過していないのに、早期に解約すると元本割れによる損失が大きくなるということです。
それゆえ、もし、「ドルスマートS」に加入する際は、長期的な目処で、加入することをオススメ致します。
デメリット⑤為替手数料が高い
「ドルスマートS」のような外貨建て保険は、保険料を払い込む際に、円→外貨、受取時に、外貨→円に交換するため、各タイミングで為替手数料がかかります。他の保険会社が為替手数料を、平均25銭を相場としている中、「ドルスマートS」では、50銭とかなり割高なので、注意が必要です。
(通貨交換に関する特約を利用される場合)
・「円入金特約」および「円支払特約」のレートには為替手数料が含まれており、特約適用時のご負担となります。特約適用時のレートは、三菱UFJ銀行が公示する外貨交換レート(TTS)と円交換レート(TTB)の中間の値(TTM)を基準として計算されたレートです。
円入金特約のレート | TTM+50銭 |
---|---|
円支払特約のレート | TTM-50銭 |
メットライフ生命「ドルスマートS」のメリット
では、ここからは、メットライフ生命「ドルスマートS」のメリットについて考えていきます。
- 高い金利で運用できる
- 学資保険の代わりに利用できる
- 節税に活用できる
- 保険料が安い
- インフレに対応できる
- 保険料払込免除特約がある
このようなメリットが考えられますが、具体的にはどのようなことなのか、以下で詳しく解説していきます。
メリット①高い金利で運用できる
日本の銀行では、普通預金金利が0.001%、定期預金でも、0.002~0.05%という非常なまでの低金利が主流な中、「ドルスマートS」では、最低積立利率が2.5%と高金利で設定されています。
そのため、長期になればなるほど、資産が増えるため、「ドルスマートS」は長期的な資産運用にかなり適していると言えるでしょう。 ただし、積立利率はあくまでも外貨ベースの数字です。外貨での元本保証はあっても、円に替える際の為替リスクがあることには注意しておきましょう。
メリット②学資保険の代わりに利用できる
メットライフ生命「ドルスマートS」は他の外貨建て保険に比べて、利率が良いので、貯蓄的な観点から、学資保険の代わりに検討される方も多いです。
しかし、「ドルスマートS」を学資保険として使用する際は、お子さんの大学進学時期を考慮して解約しなければならないので、為替変動に対応できず、元本割れというリスクも考えられるので注意が必要です。
メリット③節税に活用できる
「ドルスマートS」は節税にも最適です。
例えば、月1万の積立で保険料控除が満額(8万円)受けられるとしましょう。
年収400万(所得税20%)なら8万×20%=1.6万円
年収1800万円(所得税40%)なら8万×40%=3.2万円
が確定申告や年末調整で帰ってきます。年収が高ければ高い人ほど、メリットになると思いますので、せっかく稼いだ大切なお金を、税金で損しないように、「ドルスマートS」で節税しましょう。
メリット④保険料が安い
「ドルスマートS」の保険料は他の外貨建て保険に比べて、安く設定されているので、かなりお得です。それでいて、充実した保障内容や高金利などの恩恵を受けれるのですから、かなり優良な保険商品です。
そのため、「ドルスマートS」は、初期投資的な観点から少ない費用で試してみたい方や、初めて外貨建て保険を試してみたい方にも人気です。
メリット⑤インフレに対応できる
「ドルスマートS」は積立利率変動型終身保険で、毎月積立利率が変動し、調整されるので、過度のインフレが起こったとしても、柔軟に対応してくれます。
インフレになる→世の中の金利が上がる→利率変動型終身保険の積立利率が上がる
という流れになり、インフレになったとしても、受け取れる保険金や解約返戻金も同時に上昇して行くので、安心です。
メリット⑥保険料払込免除特約がある
ドルスマートは、三大疾病介護保険料払込免除特約を付けることができます。
がん・心疾患・脳血管疾患などの三大疾病や介護認定になってしまったら、その先の保険料は払わなくても、保障を継続できる特約です。
※3大疾病保険料払込免除特約の要件(抜粋):がん(※上皮内は対象外)と診断されたとき。心疾患または脳血管疾患で、所定の手術を受けるか、継続20日以上入院したとき。
※所定の手術=開頭術、開胸術、開腹術、ファイバースコープ手術または血管・バスケットカテーテル手術が対象。公的介護の要介護2~5に認定、また、認知症もしくは「寝たきり」により要介護が180日以上続いたとき。
メットライフ生命「ドルスマートS」の口コミ・評判
では次に、メットライフ生命「ドルスマートS」の口コミや評判を紹介していきます。
口コミは実際に「ドルスマートS」に加入している人などの声を参考にしているので、資料やインターネットの情報だけでは気づかないメリットやデメリットを知ることができます。
ここでは、悪い評判や口コミも載せていますが、あくまで、一つの意見に過ぎませんので、自分が興味・関心のある意見だけを参考にすると良いでしょう。
メットライフ生命「ドルスマートS」の良い口コミ・評判
メットライフ生命「ドルスマートS」に既に加入した方は、この保険商品に加入してどのような感想を持っているのでしょうか。
ここではメットライフ生命「ドルスマートS」の良い評判や口コミを3件ほど紹介していきます。
- ①低解約返戻金プランで高い返戻金が嬉しい
- ②介護と三大疾病に関する特約の保障内容が充実
- ③安定的な資産運用もできる
メットライフ生命「ドルスマートS」の良い口コミ①
「低解約返戻金プランで高い返戻金が期待できるから嬉しい。他の保険に入ってた時は解約時に返戻金が0だった時があり、その時はかなり落ち込みましたが、今回、想定よりも多くお金が帰ってきたので、大変満足です。今度、再加入してまた資産形成に励んでみようと思います。」
こちらの方は、「ドルスマートS」の売りの一つである「低解約返戻金プラン」に魅力を感じたようですね。通常の外貨建て保険だと、解約返戻金はかなり低く設定されている場合が多い中、「ドルスマートS」では、積立利率が最低2.5%と高金利。10年解約でも、約60%以上は返戻されるというのだから、かなり良心的な保険であると思います。
メットライフ生命「ドルスマートS」の良い口コミ②
「介護と三大疾病に関する特約をつけたので、一つで医療と外貨建て保険の役割があって、保険の加入状況が整理された気分でとても満足。保障内容も充実してるし、何より、こんなに充実しているのに、保険料が安い!!大満足の保険商品です!これで老後も安心して過ごせます。」
こちらの方は、「ドルスマートS」の「三大疾病・介護給付終身保険特約(米ドル建て)」に魅力を感じたようですね。「老後」への不安を払拭するためにも、「お金」と「介護」について充実した保障をしてくれるこの特約は、皆さんの安心に大きく貢献しているみたいですね。
メットライフ生命「ドルスマートS」の良い口コミ③
「高金利という売り文句に惹かれ、加入しましたが、何もしないでもお金が増えていく感じがしてなんだか楽しい気分になる。ずっとお金の使い道に困っていたので、いい保険商品と巡り合えたなと非常に満足しています。今のところ、不安だった為替レートも安定しているし、しばらくは解約せず、お金が増えることを祈ります。」
こちらの方は、資産運用目的で、「ドルスマートS」に加入したのでしょうか?銀行預金に比べると圧倒的な高利率であるにも関わらず、FXや投資よりもローリスクで、安定的にお金が増えることに、魅力を感じたようですね。
メットライフ生命「ドルスマートS」の悪い口コミ・評判
客観的に見ても、優良かつ良質な、メットライフ生命「ドルスマートS」ですが、調査していると、悪い評判や口コミも少なからずありました。
ここではメットライフ生命「ドルスマートS」の悪い評判や口コミを3件ほど紹介していきます。
- ①保険と資産運用は別で考えるべき。
- ②年利2.5%保証でも手数料で満期には元本割れしている。
- ③為替レートのせいで元本割れして不快。
メットライフ生命「ドルスマートS」の悪い口コミ①
「初心者でも始めやすいし、定期預金より金利が高いから、資産運用的な観点からもオススメだいう、職員の案内から、加入を決意しましたが、本当に期待外れ。手数料が高いし、満期を迎えた時の為替リスクはあるし、流動性が微妙だし、これなら、円建て保険の方がよっぽど安定しててましだと思いました。やっぱり、保険と資産運用が一緒というのは無理があると思います。」
こちら方は、「ドルスマートS」を資産運用的な観点から、始めたみたいですが、どうやら、保険と資産運用は別で考えるべきという結論に至ったみたいですね。
メットライフ生命「ドルスマートS」の悪い口コミ②
「年利2.5%保証でも手数料で満期時には元本割れしていました。また、説明の担当者から手数料についての説明がありませんでした。後で、自分で調べたら、為替手数料や運用手数料、代理店や銀行への販売手数料が保険料から天引きされていたことに気づき、本当に不快な不快な思いをしました。」
この場合は、たまたま対応したスタッフが悪かっただけかもしれません。「ドルスマートS」は各種手数料が少々割高な傾向にありますので、少し不満に思われる点も理解できます。
メットライフ生命「ドルスマートS」の悪い口コミ③
「掛け捨てではなく貯蓄もできるとのことで、ドルスマートSの終身保険を選んだのですが、先日急にお金が必要になり、ドル建てから下したところ、1月の時点で1$=120円前後の状態でありましたが、解約時には、1$=106円の状態になりました。日本円にすると、数万円の損です。加入当初はドル建ては簡単に増やせますよと言われたのに、まったくの間違いで残念な思いをしました。」
外貨建て保険には為替リスク問題が必ず付き纏います。それ自体は仕方のないことなのですが、加入時に対応した職員が、しっかりとリスクについて説明していなかった点が良くないですね。
ドルスマートSの保険料を他の保険と比較
ではここからは、メットライフ生命「ドルスマートS」が、他の終身雇用保険と比べて、何がどう優れているのかについて検証してみました。
結論から申し上げると、メットライフ生命「USドル建て終身保険ドルスマートS」は、他の終身雇用保険と比べて、死亡保障に対する月々の保険料がかなり安いです。
例①:メットライフ生命「ドルスマートS」とオリックス生命保険「米ドル建終身保険Candle wide」を比較
例として、以下の条件下において、メットライフ生命「ドルスマートS」とオリックス生命保険「米ドル建終身保険Candle wide」を比較し、月々の保険料を算出したところ、以下のような結果になりました。
- 30歳男性
- 保険期間:終身
- 保険料払込期間:10年払込満了
- 低解約返戻金特則:あり
- 保険金額:10万米ドル(1100万円)
【1ドル=110円の場合】
終身保険 | 月額保険料 | 保険金額 |
オリックス生命保険「米ドル建終身保険Candle wide」 | 499.05米ドル(54900円) | 10万米ドル(1100万円) |
メットライフ生命 「USドル建て終身保険ドルスマートS」 |
384.70米ドル(42317円) | 10万米ドル(1100万円) |
上記の表を見ると、メットライフ生命「ドルスマートS」は、保険料が圧倒的に安いことがわかりことがわかります。
例②:メットライフ生命「ドルスマートS」と三井生命「ドリームクルーズワイルド」を比較
今度は、条件を変更し、メットライフ生命「ドルスマートS」と三井生命「ドリームクルーズワイルド」を比較し、月々の保険料を算出したところ、以下のような結果になりました。
- 30歳男性
- 保険期間:終身
- 保険料払込期間:15年払込満了
- 低解約返戻金特則:あり
- 保険金額:10万米ドル(1100万円)
【1ドル=110円の場合】
終身保険 | 月額保険料 | 保険金額 |
三井生命「ドリームクルーズワイルド」 | 336.50米ドル(37015円) | 10万米ドル(1100万円) |
メットライフ生命 「USドル建て終身保険ドルスマートS」 |
268.60米ドル(29546円) | 10万米ドル(1100万円) |
上記の表を見ても、メットライフ生命「ドルスマートS」は、保険料が圧倒的に安いことがわかりことがわかります。
メットライフ生命「ドルスマートS」のシミュレーション
『低解約返戻金プラン』
被保険者:契約年齢 30歳男性
保険期間:終身 保険料払込期間:15年払込満了
低解約返戻金特則あり/低解約返戻金期間:15年
保険金額:100,000USドル
月払保険料:268.60USドル
経過年数 | 年齢 | 保険金額 | 払込保険料累計(A) | 積立利率年2.5%時:解約返戻金(B) | 3.0%時:解約返戻金(C) |
---|---|---|---|---|---|
10年 | 40歳 | 10万USドル | 32,232 | 20,792(64.5%) | 21,461(66.5%) |
20年 | 50歳 | 48,348 | 52,688(108.9%) | 57,059(118.0%) | |
30年 | 60歳 | 48,348 | 62,868(130.0%) | 71,686(148.2%) | |
35年 | 65歳 | 48348 | 68,366(141,4%) | 80,009(165.4%) |
参考:USドル建て終身保険ドルスマートから何が変わった?
2018年11月1日より、USドル建終身保険ドルスマートは、USドル建終身保険ドルスマートSに改定されました。
では、旧来の商品から、一体何が変わったのでしょうか?
「ドルスマートS」への改定によって、以下の特約が追加されました。
①三代疾病・介護給付終身保険特約
②保険料払込免除特約の適応条件に介護状態を追加
③介護状態の要件の改善
改定後の介護要件については、以下のようになっています。
「公的介護保険制度の要介護2以上に認定された時、または認知、寝たきりによる所定の要介護状態がその該当した日からその日を含めて、180日継続した時(ただし、医師による診断確定を必要とする)」
上記のドルスマートSでは、「認知症・寝たきりによる所定の要介護状態」という要件によって、公的介護保険を利用できない人を救済してくれています。
公的介護保険を適応できない、20代、30代のような若い世代であっても、予期せぬ事故や不慮の病気によって、いつ寝たきりになるかわかりません。
このようにメットライフ生命「ドルスマートS」は若い年齢から一生涯を手厚くサポートしてくれる保障内容を契約に含めてくれているのです。
参考:外貨預金と投資信託についても知っておこう!
「ドルスマートS」のような投資としての役割も果たす外貨建て保険を検討される方は、おそらく、外貨預金や投資信託についても目を向けているのでは無いでしょうか?結局、何が一番安定的に資産を増やせるのか疑問ですよね。
そこで、その疑問を少しでも解決するために、外貨預金や投資信託についても知っておく必要があります。
外貨預金とは?
外貨預金とは、米ドルやユーロなど、日本円以外の外貨で預金することを言います。日本円で預金するよりもずっと高金利かつ、為替レートの相場に応じて、預金を増やしたりすることも可能です。
例えば、1ドル=100円の為替レートが、1ドル=101円になった場合、為替レートは円安になったという言い方をします。円の価値が下がった状態ですので、外貨預金で10000円を預金していた場合、預金口座の資産価値は10100円となります。(100円預金が増えた)
しかし、その逆、1ドル=100円の為替レートが、1ドル=99円になった場合、為替レートは円高になったという言い方をします。円の価値が上がった状態ですので、外貨預金で10000円を預金していた場合、預金口座の資産価値は9900円となります。(100円預金が減った)
つまり、円安になればなるほど、利益が出るのです。
また、外貨として預ける際に、初回は通貨交換のため手数料がかかりますが、その後は、手数料がかからない点もメリットと言えるでしょう。外貨預金は、為替レートが安定している限り、投資信託に比べると、比較的ローリスクかつ安定的に資産増加を期待できるでしょう。
投資信託とは?
投資信託とは、投資家から集めたお金を一つの大きな箱に入れ、資産運用の専門家が、そのお金を株式や債権などに投資し、運用された資金が、投資家たちに投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。投資に関してあまり詳しくないけど、お金は増やしたいという方にオススメの運用方法です。
しかし、たとえ投資の専門家だとしても、様々な負の要因が重なり、みなさんの大切な資産が減ってしまうということも十分考えられます。また、販売買い付け手数料や信託報酬などの負担もあるため、資産減少のリスクは決して少なくないです。ハイリターンを狙える高リスクの商品もありますが、戦略を間違えば大きく損をすることもあるので注意が必要です。
外貨預金と投資信託の共通点
外貨預金と投資信託にはある共通点があります。それは元本が保証されている金融商品ではないということです。外貨預金と投資信託には常に為替リスクというものが付き纏います。その点を十分に考慮して資産運用に励んでみてください。
まとめ:外貨建て保険に加入するなら外貨預金の方が得!
ここまで、メットライフ生命「ドルスマートS」について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
- メットライフ生命「ドルスマートS」は保険料を安く済ませたい人にオススメ
- メットライフ生命「ドルスマートS」は最低積立利率が2.5%の高金利である
- メットライフ生命「ドルスマートS」の積立利率は毎月見直しがあるので、インフレに対応可能
- メットライフ生命「ドルスマートS」には三代疾病や介護に対して保障が充実している
- メットライフ生命「ドルスマートS」は長期的な資産運用によって利益を出しやすくオススメ
- メットライフ生命の良い評判・口コミ、悪い評判・口コミを見るとどちらも納得できる
- メットライフ生命「ドルスマートS」を他の保険商品と比較したところ、保険料が圧倒的に安い。
しかし、安定的に資産を増やしたい、投資目的で、メットライフ生命「ドルスマートS」に加入していようとしている方は、外貨預金をオススメ致します。(外貨預金に比べ、手数料が高い、為替リスクに伴ったリターンは少ない、流動性が低いから)
「ドルスマートS」を検討している方は、メリット・デメリットを意識しながら、保険内容をしっかりと確認した上での加入が大切です。
もし、加入に迷っている方は、インターネットから無料で資料請求もできますし、公式サイトに、自分の年齢や自分が月々支払える金額、将来受け取りたい保険金、現状の自分の体調などから逆算して、現在支払うべき保険料をシュミレーションできる便利なツールもありますので、是非、一度試してみてはいかがでしょうか?
本記事が皆さんのより良い保険ライフをサポートできることを願っております。