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[プロが解説]第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の評判やデメリット

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の評判やデメリットは?

若い頃にはピンとこなかった老後問題も、40代になると漠然と将来への不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

そして、実際に貯蓄だけで資産を形成するということで将来大丈夫なのか、それよりもっと有利に資産を増やしていくことはできないのかという問題にも直面されているでしょう。

この記事では第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」について取り上げ、プレミアプレゼントの評判やデメリットについて解説していきます。

  • プレミアプレゼントは資産形成目的で分散投資したい人におすすめ!
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の基礎知識
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のデメリット
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のメリット
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の評判・口コミ
  • プレミアプレゼントをメットライフ生命「ビーウィズユープラス」と比較
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のシュミレーション

そして以下については参考として解説していきます。

  • 外貨預金や投資信託についても知っておこう
  • 第一フロンティア生命自体の評判

加入を検討中の方やお得な資産運用をお探しの方は是非最後までご覧下さい。

プレミアプレゼントは資産形成目的で分散投資したい人におすすめ!

第一フロンティア生命のプレミアプレゼントはどのような方におすすめなのでしょうか。

  • 多少のリスクがあっても資産形成目的で分散投資をしたい人
  • 投資の知識が無いため自分ではできないけど投資をしたい人
  • 健康状態に不安のある人

このような方にはおすすめなのですが、保険に限らず投資商品を購入する際には余剰資金で購入することが大前提であり、資産の約1/3にとどめておくべきでしょう。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の基礎知識

ここで第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」の基礎となる、プレミアプレゼントの基本情報と、プレミアプレゼントの特約について見ていくことにしましょう。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の基本情報

第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」の基本情報について見ていきます。

下の表の積立利率保証期間は米ドルの場合を示していますが、豪ドルでも日本円でも運用が可能となっています。

正式名称 積立利率変動型終身保険(指定通貨型)
保障内容 死亡保障
運用通貨 米ドル・豪ドル・日本円
契約可能年数 40歳〜90歳
積立利率保証期間 米ドルの場合:40〜80歳契約は30年、81~90歳は10年
為替手数料 日本円で払う・受取る場合:0.5円
保険料 日本円にして100万円〜9億円相当まで
運用期間 終身

そして、第一フロンティア生命は第一生命グループでもあり、生命保険契約者保護機構への加入をしているため、もしも第一フロンティア生命が破綻することとなった場合でも契約者の資産は守ってもらえますので、とても安心です。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の特約

第一生命の「プレミアプレゼント」には下記のような特約をつけることができますが、指定通貨によっても変わりますので事前に確認が必要です。

  • 2年間死亡時円保証特約
  • 目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約
  • 保険料円貨入金特約
  • 保険料外貨入金特約
  • 円貨支払特約
  • 年金支払移行特約
  • 死亡時給付金等の年金払特約

以上の特約の中でも2年間死亡時円保証特約に関しては、契約から2年間の間になくなった場合の死亡保険金は円貨のみでの受取となります。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のデメリット

ここからは、第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のデメリットについて見ていきましょう。

これからプレミアプレゼントに加入を検討されている方は、参考にされてみてはいかがでしょうか。

  • 積立利率は実質利回りと異なる
  • 為替リスクがある
  • 中途解約・早期解約は元本割れの危険
  • 解約返戻金を年金で受け取ると税金がかかる

積立利率は実質利回りと異なる

まず保険の積立利率は実際の実質利回りとは異なり、積立利率通りの運用になるわけではなく、支払った保険料から手数料が引かれてしまいます。

実質利回りとは必要経費などを差し引いた実際の利率のことですから、銀行預金のような感覚で積立利率を把握していると、実質の利回りとは違いますから、当然低くなってしまうため、お得感がそこまで感じられないかもしれません

為替リスクがある

外貨建て保険にはつきものなのですが、プレミアプレゼントにも為替リスクが伴います。

為替リスクとは、円高になっている時に保険金や解約返戻金を受取ろうとすれば、円で受け取ると損をしてしまうということです。

例えば1ドル100円の時に100万円の保険料を支払ったとすると、米ドルでは1万米ドルで運用します。

その後1万米ドルを受取る場合に、ドルで受け取ればそのまま1万米ドルですが、1ドル=80円の円高時に受け取ってしまうと、80万円しか受け取れないということになりますので、損をしてしまいます。

中途解約・早期解約は元本割れの危険

第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」では、積立利率保証期間が満了するまでに、中途解約や早期解約をしてしまうと解約控除がかかってくるため、元本割れとなってしまいます。

解約控除とは解約手数料なのですが、契約後10年未満ならば必ず元本は割れてしまいます。

解約返戻金を年金で受け取ると税金がかかる

死亡保険金を死亡する前に一時金にかえて年金として一括で受け取れば、一時金所得とされますので、所得税がかかってしまいます。

たとえ受取回数を増やして分割で受け取っても、所得税はかからないかもしれませんが、年金管理費がかかってきます。

このように諸費用がかかってくるとなれば、お得感も損なわれてしまいます。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のメリット

デメリットはいろいろありましたが、ここからは第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のメリットについて見ていきましょう。

  • 高い金利で運用できる
  • 特約によって自動で利益を確保してくれる
  • 健康告知がない
  • 学資保険の代わりに使うこともできる

高い金利で運用できる

とにかく外貨だと高い金利で運用ができます。

プレミアプレゼントは積立利率が1%前後で固定されていますから、解約返戻金の予測も立てやすいでしょう。

その上最低保証積立利率が外貨だと0.5%と設定されています。

特約によって自動で利益を確保してくれる

上記で紹介した特約の中で目標値到達時低額円貨建終身保険移行特約を付加すれば、運用成果を日本円で確保することが可能となります。

契約時目標値を設定して、契約の1年後から第一フロンティア生命が目標値の達成状況を判定、そしてそれを自動で日本円にし、円貨建の終身保険に移行してくれるというのです。

ただし、実際には運用を中止しますので、解約控除金がかかるということには注意しておきましょう。

健康告知が必要ない

第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」には健康告知がありません。

これは保険料を一括で支払うため、必要がないということですから、健康に不安を感じる人には加入しやすいでしょう。

学資保険の代わりに使うこともできる

子どもさんのいらっしゃる方なら学資保険の代わりに使うこともできるのか考える方もいらっしゃることと思います。

学資保険は教育資金を貯めるとういうことが目的ですが、契約者にもしものことがあった場合には保険料が払込免除となり、子どもの教育資金が守れるということになります。

プレミアプレゼントに関しては保険料が一括で払込されていますので、解約返礼率の高くなったところで解約すれば教育資金もできますし、もしものことがあっても保険金として受け取れます。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の評判・口コミ

次に第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」についての評判や口コミを見ていきましょう。

確かに自分が加入するとなれば保険会社の評判や保険商品に対しての口コミは気になるでしょう。

そこで、ここでは良い評判・口コミと悪い評判・口コミをそれぞれ紹介していきます。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の良い評判・口コミ

まず最初に第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」の良い評判や口コミを見ていくことにしましょう。

検討中の方や不安に思っている方には、良い評判や口コミはとても心強いのではないでしょうか。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の良い口コミ①

「外貨建の保険はどれもリスクが大きすぎると感じていたため、どれも手を出せなかったんです。けれども、このプレミアプレゼントの保険内容を調べたところ、リスクを回避できる様々な工夫がされていて、実質的にはほとんどリスクがなかったのでこれならという感じでした。そして、さらに特約を付けましたから最低の保障も確保できましたし、2年経っても順調に増えています。将来家族に多くの資産を残せることができると思うと、本当に魅力的な保険に出会えたなと思っています。」

確かにリスクをカバーできる保険ですし、資産は増やしたいけれどリスクは取りたくないという方にはおすすめの保険と言えるでしょう。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の良い口コミ②

「まず健康告知がない保険には死亡保障がついてない保険がほとんどです。私は持病を持っているため今まで保険にはなかなか加入できずにいましたが、この保険をすすめられて詳しく内容を見たら健康告知はないということにびっくりしました。この手の資産形成の保険には有りがちと聞きましたが、死亡保障がついていることにも驚きました。これは素晴らしいと感じ加入しました。」

健康告知なしで90歳まで加入できる保険は確かに他に例を見ないでしょう。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の良い口コミ③

「プレミアプレゼントは当初の運用利率が決まっていることもあり、10年~30年の間はずっと同じ利率で増えていきます。そのため他の保険会社の保険と違って、どんどんお金が増えていくという楽しみが味わえると思いました。また、投資と言えば5年後や10年後の予測はできそうにありませんが、プレミアプレゼントの場合は何年目でいくらになるのかの予想もつきますのでこれもうれしいポイントの一つです。」

この方のように資産運用を目的としている方には、利益がいくらになったのかも実際に確認できるのは楽しみとなりますね。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の悪い評判・口コミ

良い評判があれば、必ず悪い評判や口コミも存在します。プレミアプレゼントを検討中の方はこちらもぜひ参考にされてみて下さい。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の悪い口コミ①

「私は生命保険会社の知り合いにまるで押し売りのような形で加入させられました。投資とかのことなんか何も知識がないし、ましてや興味もありません。よくわからないまま加入してしまって本当に後悔しかないです。」

このように、知り合いにすすめられるケースは今も昔も保険業界ではなくならない事実ですから、ご自分で内容を理解してからの加入をおすすめ致します。

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」の悪い口コミ②

「第一フロンティア生命という会社も聞いたことがなかったし、保険と言っても他社の保険会社のような加入後のフォローも何もありません。面倒臭さはないけれど、アフターサービスがないから不安感が少し残ります。この会社は大丈夫なのかなという不安もあったりしています。長期間契約しているため、ほったらかしというのはどうかと感じます。」

第一フロンティア生命は年に2回「ご契約内容のお知らせ」は送付していますが、従来の保険会社を想像している方にとっては少し物足らないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

プレミアプレゼントをメットライフ生命「ビーウィズユープラス」と比較

プレミアプレゼントとメットライフ生命の「ビーウィズユープラス」とを比較してみましょう。

プレミアプレゼント ビーウィズユープラス
保険の種類 積立利率変動型終身保険 利率変動型一時払終身保険
通貨 米ドル・豪ドル・円建 米ドル・豪ドル
契約可能年齢 40歳~90歳 40歳~100歳
保障内容 死亡保障 死亡保障・高度障害保障
特約 2年間死亡時円保証特約

目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約

リビング・ニーズ特約
告知 なし 必要

大きく違っているのは、メットライフ生命の「ビーウィズユープラス」には高度障害保障があること、そして告知義務があることですが、告知義務があるのに100歳まで加入ができるというのは矛盾しているようにも見受けられます。

その他の違いを見てもプレミアプレゼントには、下記のような大きな魅力があります。

  • 円建が可能である
  • 2年間死亡時円保証特約で2年間は死亡保障が最低保証される
  • 目標値到達時定額円貨建終身保険移行特約で運用利益を日本円で確保することができる

第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のシミュレーション

第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」は普通の保険のようなシュミレーションというよりも、どれだけ資産が増えていくかが知りたい情報の一つとなります。

そこで、プレミアプレゼントの2023年9月の積立利率を調べてみると下記のようになっています。

契約年齢 積立利率保証期間 積立利率
米ドル 20歳~80歳 30年 1.18%
81歳~90歳 10年 0.50%
豪ドル 20歳~85歳 20年 0.50%
20歳~80歳 10年 0.50%
20歳~80歳 30年 0.01%
81歳~90歳 15年 0.01%

積立利率は半月ごとに変動があり最低保険料は100万円から1万円単位で設定が可能となっています。

参考:外貨預金や投資信託についても知っておこう!

同じ資産運用でもプレミアプレゼントのような保険商品以外に外貨預金や投資信託もありますので、参考にされてみて下さい。

外貨預金で資産運用するならば、

  • 預けるタイミングは円高の時期に預けること
  • 受取るタイミングは円安の時期に受取ること

以上の2点に注意しておけば為替リスクも最小限に抑えることができますが、自分で値動きを見図らなければなりません。

投資信託で資産運用するならば、

  • 外貨預金のように自分で運用しなくて良い
  • そのため信託報酬という手数料がかかってくる
  • ファンドを見極めて分散投資を行わなくてはならない

以上のような注意点を理解しておけば資産運用できるでしょう。

ただし、外貨預金も投資信託も保険のように死亡保障もありませんし、相続税の対象にもなります。

また、保険料控除の対象にもならないことは知っておきましょう。

参考:第一フロンティア生命自体の評判

参考までに、第一フロンティア生命自体の評判についても見ておきましょう。

プレミアプレゼントの保険商品についての評判は、良い評判も悪い評判もありましたが、果たして保険会社そのものの評判はどうなのでしょうか。

第一フロンティア生命の特徴

第一フロンティア生命の特徴は、2007年に開業したまだまだ新しい会社で、第一生命ホールディングスの子会社でもあります。

また第一フロンティア生命はプレミアプレゼントをはじめ、個人年金保険や終身保険などの貯蓄性の高い保険商品を中心に販売しています。

第一フロンティア生命の評判

第一フロンティア生命の保険商品は銀行などで販売していることが多いためと、比較的まだ若い会社のために評判もそれほど反映されていないのが実情となっています。

銀行の窓口等ですすめられているため、保険の営業の強引な勧誘などもありませんし、口コミにもありましたがアフターフォローもありません。

それを不満と取るか、楽と取るかは契約者の判断になります。

まとめ:リスク分散投資でお金を増やしたい方におすすめ!

第一フロンティア生命の「プレミアプレゼント」についての評判やデメリットについて解説してきましたが、これから資産運用を考えている方リスク分散投資でお金を増やしたいという方にとってはおすすめできる保険ではないでしょうか。

  • プレミアプレゼントは資産形成目的で分散投資したい人におすすめですが、投資商品は資産の1/3にとどめておきましょう。
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」は、指定通貨型の積立利率変動型終身保険である。
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のデメリットは為替リスクがあり、積立利率は実質の利回りとは違うことを理解すること。
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のメリットは銀行で預金するよりも高い金利で運用でき、特約によって利益を確保できる。
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」には良い評判・口コミそして悪い評判・口コミもある。
  • プレミアプレゼントをメットライフ生命「ビーウィズユープラス」と比較してみると、特約が豊富な上円建でも運用できる。
  • 第一フロンティア生命「プレミアプレゼント」のシュミレーションをしてみると、直近の積立利率がどれくらいになるかがよくわかり計算しやすい。

プレミアプレゼントを検討している方に限らず投資商品を契約する場合には、きちんと保険内容を理解して納得された上での加入をおすすめ致します。

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