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明治安田生命「つみたてドル終身」の評判とデメリットは?
明治安田生命の「つみたてドル終身」と言う保険をすすめられたけれど、この保険は自分にとって今必要な保険かどうかわからない方や、明治安田生命の「つみたてドル終身」と言う保険に興味があるけれど、デメリットはないのか、また加入している方の評判などについて知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、明治安田生命の「つみたてドル終身」の評判とデメリットを解説していきます。
- 明治安田生命「つみたてドル終身」をおすすめできる人
- 明治安田生命「つみたてドル終身」の基礎知識
- 明治安田生命「つみたてドル終身」のデメリット
- 明治安田生命「つみたてドル終身」のメリット
- 明治安田生命「つみたてドル終身」の評判・口コミを紹介
- 明治安田生命「つみたてドル終身」のシュミレーション
- 「つみたて終身・フロンティア」や「Candle」と比較してみた!
参考
- つみたてドル終身は学資保険の代わりに利用可能?
- よく比較される外貨預金と投資信託について解説
明治安田生命「つみたてドル終身」をおすすめできる人
明治安田生命の「つみたてドル終身」は外貨建の終身保険です。
外貨建というだけで、内容がわかりにくいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、明治安田生命の「つみたてドル終身」は一生涯に渡って保障もされ、将来への資金準備もできるという画期的な保険商品なのです。
特に明治安田生命の「つみたてドル終身」は、より安定的に資産を増やしたいと考えられている方や、相続に対しての対策を行いたいという方にはおすすめできるでしょう。
明治安田生命「つみたてドル終身」の基礎知識
ここでは、明治安田生命の「つみたてドル終身」の基礎知識について見ていきましょう。
- 「つみたてドル終身」の基本情報
- 「つみたてドル終身」の保険料
- 「つみたてドル終身」の特徴
これらについて詳しく見ていくことにしましょう。
つみたて「ドル終身」の基本情報
保険の種類 | 外貨建保険・終身保険 |
払込期間 | 10年から30年の間で5年ごとに設定 |
保険期間 | 終身 |
契約年齢 | 満20歳から満85歳 |
運用通貨 | 米ドル |
満了時の解約返戻金 | 10年104.2% 15年108.3% 20年112% 25年117.6% 30年123,4% |
為替手数料 | 保険料を支払う時:毎月1万円なら月50円 保険料を円で受け取る時:100万円受取ればそのつど5,000円 |
為替手数料に関しては、1ドル=100円で計算した場合の金額で、支払う時も受取る時も手数料がかかります。
また明治安田生命は生命保険契約者機構に加入していますので、資産を守れるという事では、長年つみたてをしても安心できるためとても心強いです。
つみたて「ドル終身」の保険料
つみたてドル終身の保険料はどのくらいなのでしょうか。
ドル建ですが、保険料は円で払込み、その保険料を米ドルに換算して積立ていきます。
では、最低の保険料を見てみます。
保険料払込期間 | 月掛最低保険料 |
10年、15年 | 10,000円 |
20年、25年、30年 | 5,000円 |
このように最低保険料は払込の保険期間によって設定されています。
「つみたてドル終身」の特徴
ではつみたてドル終身の特徴について見てみましょう。
- 保険料払込期間中には死亡保障がある
- 一定期間内での解約返戻金を抑えているため、保険料払込満了時には魅力的な受取額となる
- 保険料は円で一定で、払込期間は10年〜30年の間で5年ごとに自由に設定ができる
- 保険料払込満了後は、金利情勢に応じ5年ごとに予定利率の見直しをしている
- 受取時には、円でも米ドルでもどちらでも可能
わかりやすく言えば、第一保険期間と言われていますが、保険料の払込期間に解約してしまうと、解約返戻金は元本を割れてしまいますし、死亡保障も支払った金額しかありません。
ところが、第二保険期間と言われている、終身期間に解約すれば解約返戻金は元本を上回りますし、死亡保障も払った金額より多くなり年々割合は増えていきます。
明治安田生命「つみたてドル終身」のデメリット
明治安田生命「つみたてドル終身」のデメリットとはどういう事なのでしょうか。
つみたてドル終身に加入しようと考えている方には一番気になるところです。
- 実質利回りを知らないと損をした気分になる
- 為替リスクが伴う
- 中途解約・早期解約をすると元本割れのリスク大
- 保険料払込免除特約を適用できない
- 払込期間中の死亡保障がない
実質利回りを知らないと損をした気分になる
保険を加入する時に年利何%で運用されると伝えられますが、この利率は実際に支払っている保険料に対する利回りとは違うことをご存知でしょうか。
実質の利回りは保険会社の諸費用を引いたあとの利率となりますので、保険会社から伝えられた年利率とは違っているといるということを知っておかなければなりません。
契約する際に提示された利率を鵜呑みにしてしまうと、損をした気分になってしまいますので、実質利回りをきちんと把握して理解しておくことが大事です。
為替リスクが伴う
外貨建の商品はどれもそうですが、保険料はドルで決まっていますから、その時々の為替の影響を受けてしまい、保険料も毎月変わっていきます。
ですから、保険料を支払う時や受取る際には、為替のレートによっては元本割れとなってしまう可能性もあるのです。
中途解約・早期解約をすると元本割れのリスク大
このつみたてドル終身は低解約返戻金型の保険ですから、保険料の払込期間中に解約をしようとすれば解約返戻金が低く抑えられているという保険商品です。
ですから、第一保険期間中の早期やまだ払込期間途中に解約をしようとすれば、元本割れのリスクは免れなくなってしまいます。
保険料払込免除特約を適用できない
また、つみたてドル終身保険は保険料払込免除特約が使用できません。
普通に終身保険を掛けていれば、この保険料払込免除特約はとても有難い特約だと思います。
けれども、残念ながらこの保険には付加することができないこととなっています。
払込期間中の死亡保障がない
そして、つみたてドル終身の場合、払込期間中に死亡した場合、払っている分は戻ってくるものの、定期保険のような設定した金額の保険が給付されるわけではありません。
ですから、積立期間が短ければ死亡保障もわずかな金額しか受取れないということになってしまいます。
明治安田生命「つみたてドル終身」のメリット
では、明治安田生命「つみたてドル終身」のメリットについても見ていきましょう。
つみたてドル終身に加入を考えている方ならデメリットはとても参考にしなければなりませんが、それと同時にメリットも注目しておかなければなりません。
- 保険料が安くて金利が高い
- 為替リスクを抑えやすい
- 金利変動リスクがない
- 健康状態の告知義務がない
保険料が安くて金利が高い
つみたてドル終身の保険料は外貨ベースで保険料が決まってくるとはいえ、円ベースでは毎月一定の金額ですし、最低額は5,000円からとなっているため、貯蓄タイプの保険料としてはとても安いのではないでしょうか。
その上、金利が高いため将来の資産を形成したいと考えている方にはとても楽しみな保険と言えるでしょう。
為替リスクを抑えやすい
加入を検討している方の中には為替リスクを心配されている方も多いと思いますが、つみたてドル終身は支払額が平準化されていることもあり、ドルコスト平均法が生かされています。
ドルコスト平均法によると、毎月一定の金額で買付をするということになり、円高の場合は多く支払わなければなりませんが、円安の場合は少ない金額を支払うこととなり、結果的に為替によるリスクを抑えやすくなります。
金利変動リスクがない
つみたてドル終身の場合は金利変動リスクもありません。
低解約返戻金型ということで、保険会社は市場価格調整をしないためたとえ金利に増減があったとしても、解約返戻金には影響しないとされています。
健康状態の告知義務がない
また、明治安田生命のつみたてドル終身保険に関しては、健康状態の告知はありません。
職業や仕事の内容などについての告知はありますが、これは生年月日と同じような感覚で担当者に話しているため、苦になるほどでもないでしょう。
明治安田生命「つみたてドル終身」の評判・口コミを紹介
ここからは、明治安田生命の「つみたてドル終身」の評判や口コミを紹介していきましょう。
明治安田生命「つみたてドル終身」の良い評判・口コミ
最初は明治安田生命「つみたてドル終身」に加入した方がこの保険に加入してどんなところが良かったのかなど、良い評判や口コミについて見ていくことにしましょう。
明治安田生命「つみたてドル終身」の良い口コミ①
「私は貯蓄目的に加入しました。貯金はすぐに下ろすこともできるため自信がなかったので、貯蓄型の保険を探していた時にちょうどいいと思い加入しました。コツコツと貯めていくことで、外貨はとても利回りが良いので資産が増えていくのがとても楽しみです。他の保険とは違っているとも思いましたし、とにかく将来が楽しみでなりません。」
このように、資産形成目的でリスクを抑えてしっかりと貯めたいと思う方にはぴったりの保険ではないでしょうか。
明治安田生命「つみたてドル終身」の良い口コミ②
「外貨建ということで加入前は不安でしたが、担当者の説明がとてもわかりやすく、外貨でもきちんとリスク回避ができる仕組みが作られているんだなとわかり、納得した上で加入しました。今では保障も一生涯続くし良い保険に加入できたと思っています。」
この方の場合は外貨建て保険のリスクを心配されていたようですが、徹底的なリスク分散でリスクを最小限に抑えていることがお分かりいただけたのでしょう。
明治安田生命「つみたてドル終身」の悪い評判・口コミ
次に明治安田生命の「つみたてドル終身」の悪い評判や口コミを見ていきましょう。つみたてドル終身にはどのようなことが原因で加入しなかったのでしょうか。
明治安田生命「つみたてドル終身」の悪い口コミ①
「会社ですすめられた保険でしたが、私は保険についての知識もなく、内容を話されても特にピンとくることもなく、とにかく初歩的なことから話してもらわないとわからないと思っていたのです。ところが、この保険の説明をするに当たり、なんだか顧客目線でないというか、本当にわかりにくくて、後悔するのが目に見えていたので加入はしませんでした。」
この方の場合、つみたてドル終身が悪いということではなく、きちんと保険内容の説明ができていれば納得できた上で加入していたかもしれませんね。
明治安田生命「つみたてドル終身」の悪い口コミ②
「最初は積立もできる保険ということで、資産も作れて保障も付いていると思っていましたが、保険の内容の説明をよくよく聞くと、払込期間中にもし亡くなってしまっても死亡保障がないということがわかりました。私には家族がいますので、資産を作っていくことも大事ですが、もしもの時には家族を露頭に迷うようなことだけにはしたくありません。ですから保険としては物足りなかったため加入しませんでした。」
この方の場合は、死亡保障に重点を置いていたようで、払込期間中もしも契約してすぐに亡くなってしまった場合には払い込んだ保険料分しかおりてきませんから、その分不安になってしまったのでしょう。
明治安田生命「つみたてドル終身」のシミュレーション
下記の表は30歳の男性が月1万円の掛金でつみたてたとしてシュミレーションを行ってみました。
保険料 | 1万円 |
払込期間 | 20年 |
予定利率 | 1.8% |
払込保険料 | 240万円 |
解約返戻率 | 108.6% |
さらに10年後 | 109.1% |
予定利率は保険料払込後は5年ごとに見直されますし、保険料払込の10年後の利率しか上げていませんが、こちらも5年ごとにどんどん率が増えていくと見込まれています。
「つみたて終身・フロンティア」や「Candle」と比較してみた!
明治安田生命の「つみたてドル終身」と第一フロンティア生命の「つみたて終身・フロンティア」とオリックス生命の「米ドル建終身保険Candle」を比較してみましょう。
男性30歳で加入した場合の解約返戻率を比較してみました。
Candleに関しては為替手数料が安く設定されていますし、解約返戻率も高いですが、予定利率は固定で設定されていますので、つみたてドル終身のような5年ごとの見直しはありません。
また、つみたて終身フロンティアに関しては米ドルとオーストラリアドルで選択ができます。
つみたてドル終身 | つみたて終身・フロンティア | Candle | |
払込期間 | 10年〜30年 | 10年〜45年 | 10年〜20年 |
解約返戻率 | 108.6% | 115.9% | 140.6% |
為替手数料 | 0.05円 | 0.05円 | 0.01円 |
参考:つみたてドル終身は学資保険の代わりに利用可能?
では、つみたてドル終身は学資保険の代わりとして利用することは可能なのでしょうか。
結論から言えばつみたてドル終身を学資保険の代わりとして利用することはおすすめ致しません。
なぜならば教育資金は子どもさんがいらっしゃる場合には、あと何年後に必要になるかが決まっていますから、もしも受け取りたい時に円高だった場合に、円安の時よりも受取る金額が少なくなってしまいます。
せっかく積立てきたのに、受取額が自分が思っていた金額よりも下回ってしまえば、普通に学資保険を掛けていた方が有利だったかもと思ってしまうでしょう。
参考:よく比較される外貨預金と投資信託について解説
外貨建の保険はよく外貨預金や投資信託と比較されますが、ここでは外貨預金や投資信託について解説していきます。
外貨預金は、外貨で預金をすることで、円と比べて預金利率が非常に高いというのがメリットです。ただ銀行に預けておくだけでも資産の増加が見込める上に、いつでも好きな時に引き出せますので、使い勝手が便利な運用方法ではないでしょうか。
ただし、自分で預け入れや引出しを行う際にはその度に為替レートを確認する必要があります。
そして、投資信託は、毎月少ない金額から行うことができ資産運用のプロに運用をしてもらえますので、投資の知識がなくても安心して資産運用ができます。
ただし、銀行や証券会社が窓口となっている分手数料も非常に高く設定されていますので、本当に利益となっているのかどうかがわかりにくいでしょう。
まとめ:分散投資で資産形成したい方におすすめ!
ここまで明治安田生命の「つみたてドル終身」の評判やデメリットについて、そしてつみたてドル終身に加入する上で知っておきたいことなどを解説してきました。
- 明治安田生命「つみたてドル終身」をおすすめできる人はより安定的に資産を増やしたいとお考えの方
- 明治安田生命「つみたてドル終身」の保険料は円で一定で払込期間も5年ごとに自由に設定でき、死亡保障もある
- 明治安田生命「つみたてドル終身」のデメリットは為替リスクや実質の利回りを理解しておくことが大事
- 明治安田生命「つみたてドル終身」のメリットは金利変動リスクがなく、解約返戻金が抑えられている分保険料も安い
- 明治安田生命「つみたてドル終身」の良い評判も悪い評判も確認しておくことが大事
- 明治安田生命「つみたてドル終身」のシュミレーションを見ると払込期間が終わる時の解約返戻率は108.6%となっている
- 「つみたて終身・フロンティア」や「Candle」と比較してみたが、一長一短である
どちらにしても、つみたてドル終身に加入をしようと考えられている方は、保障内容や保険内容を確認のうえ、商品内容をきちんと理解することが大切です。