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医療保険は県民共済だけで十分?民間の医療保険との違いを解説!

医療保険は県民共済だけで十分なの?民間の医療保険との違いは?


県民共済は掛け金が手頃なのは嬉しいけど、その分保障が減ってしまったら不安…と思う方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
また、民間の医療保険と県民共済と違いが良く分からないし、いったいどっちへ入ればいいの?と、頭を悩ませる方もいることでしょう。
そこでこの記事では、
・県民共済と医療保険はどう違う?
・県民共済のメリットとデメリットは何?
・県民共済は、誰が入ってもお得なの?
など、県民共済への加入を検討する時に知っておきたいことを詳しく解説していきたいと思います。自分に合った保障内容なのかを知るために、ぜひ最後までお付き合いください。
内容を手っ取り早く知りたい人向け

  • 県民共済がおすすめな人は、保険料を安くして貯金をしっかりしていきたい人など
  • 県民共済が合わない人は、保険の保障ないよを自分で細かく決めたい人など
  • 県民共済の医療保険のメリットは、掛け金が安い、割戻金がある、民間医療保険より加入しやすいなど
  • 県民共済の医療保険のデメリットは、保障が先細りする、定期型の保障しかない、医療保障のみ・死亡保障のみという加入ができないなど
  • 生協がない県では、県民共済に加入できないので注意
  • 県民共済が自分にベストか確かめるには、プロと一緒に複数の保険を比較するのがおすすめ
  • 県民共済を含めて複数の保険を比較するときは、当サイトが唯一おすすめしている保険相談サービス、ほけんROOM相談室を絶対に使うべき(何回相談しても無料損をするリスクがないため)

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10 mins ago 580 comments

参考:県民共済

県民共済だけで十分とは言い切れない!

「県民共済だけで十分か」という質問の答え意図しては、県民共済だけに加入していれば十分な保障が得られるとは言い切れません。

どういうことかというと、人によって違うということになります。どのような保障を求めているのか、どのくらいの保険料を求めているのか、今の年齢や、将来的な保険プランなど様々な要素が保険を選ぶ際は必要になるので一概に県民共済だけで十分とは言えません。

しかし、逆に言えば一定の条件さえ満たせば県民共済だけで十分という方がいる可能性は十分にあるということです。そのために、まず県民共済と民間保険についての基礎知識を以下で学んでから、自分が県民共済だけで十分なのか検討していきましょう。

県民共済と民間医療保険の保障内容を比較


県民共済と民間の医療保険の保障内容がどのように異なるのか、解説しながら比較していきたいと思います。

県民共済の医療保険の保障内容

県民共済は、都道府県によって保障内容が異なるため、ここでは例として東京都で運営されている都民共済の内容をご紹介します。
基本コースの中で人気No.1である、総合保障2型(月掛金2,000円)の保障内容は、次の通りです。

18歳から60歳 60歳から65歳
入院 事故(1日目から184日目まで) 1日当たり5,000円 同左
病気(1日目から124日目まで) 1日当たり4,500円 同左
通院 事故(14日以上90日まで) 通院当初から1日当たり1,500円 同左
後遺障害 交通事故 1級660万円から13級26.4万円 1級500万円から13級20万円
不慮の事故(交通事故をのぞく) 1級400万円から13級16万円 1級300万円から13級12万円
死亡・重度障害 交通事故 1,000万円 700万円
不慮の事故(交通事故をのぞく) 800万円 530万円
病気 400万円 230万円

この表を見ると、60歳から65歳の保障は、入院・通院は60歳までと同じですが、後遺障害・死亡・重度障害の保障額が下がってしまうことが分かります。
総合保障4型は、月掛金が倍の4,000円となりますが、保障額も全て倍になります。

また、月掛金が1,000円の総合保障1型というプランもあります。これは、18歳から65歳まで同じ保障内容で、保障額は2型の半分です。
入院の保障が手厚くなっている入院保障型、総合保障型と入院保障型を合わせたコースも設定されているので、自分がどの保障を手厚くしたいかによって選択することが可能です。

さらに保障を充実させたい時は、基本コースに特約をプラスして加入することもできます。
特約の中で人気No.1である医療特約は、月掛金が1,000円であり、保障内容は、次の通りです。

18歳から60歳 60歳から65歳
入院一時金(1回の入院につき) 2万円 2万円
手術(組合が定める手術) 手術の種類により、5万円・10万円・20万円のいずれか 手術の種類により、3万円・6万円・12万円のいずれか
先進医療(組合の基準による) 1万円から150万円 1万円から100万円
在宅療養(入院を20日以上継続し、退院した時) 4万円 4万円
疾病障害(所定の状態に該当した場合) 100万円 100万円

この他にも、新がん特約、新三大疾病特約、介護特約などがあります。

特約は、いずれも単独では加入できないので、基本コースに付帯する必要があります。
65歳を過ぎると、熟年型に自動継続となりますが、保障される金額が減ってしまうことも、県民共済の大きな特徴です。

民間医療保険の保障内容

それでは、民間の医療保険における保障内容はどうでしょうか。オリックス生命「新キュア」を例にして、ご紹介します。

新キュア:コスパ良く手厚い保障が欲しい人におすすめ

新キュアレディ:女性特有の病気に備えたい方におすすめ

新キュアサポート:持病のある方におすすめ

フレキシィゴールドs:緩和型医療保険の審査に落ちた人におすすめ

主契約

疾病入院給付金 病気で入院したとき
災害入院給付金 不慮の事故で180日以内に入院したとき
手術給付金 病気または不慮の事故で、約款所定の手術を受けたとき

付加できる主な特約

先進医療特約(先進医療給付金、先進医療一時金) 病気または不慮の事故で、約款所定の先進医療による療養を受けたとき
重度三疾病一時金時特約(がん一時金、急性心筋梗塞一時金、脳卒中一時金) 左表の三疾病にかかり、所定の条件を満たしたとき
がん一時金特約(がん一時金) 初回:初めてがんと診断確定されたとき2回目以降:がんの治療を目的として入院を開始したとき
がん通院特約(がん通院給付金) がんの治療を目的として、約款所定の通院をしたとき
入院一時金特約(入院一時金) 主契約の疾病入院給付金または災害入院給付金が支払われる入院をしたとき
通院治療支援特約(通院治療支援一時金) 主契約の疾病入院給付金または災害入院給付金が支払われる入院後に、生存して退院したとき

新キュアの毎月の保険料は、いくらくらいになるのでしょうか。
例として、50歳男性が、次の条件で加入した場合で計算してみましょう。
・主契約 入院日額5,000円、先進医療特約…あり
特約  入院一時金特約30,000円
保険料払込期間 終身
この場合の保険料は、3,600円となります。入院一時金特約を付けない場合は、3,165円になります。
新キュアの内容は、死亡保障が含まれていません。同じくオリックス生命が発表している死亡保険「ブリッジ」(保険期間が10年満了の場合)と合わせると、入院一時金特約を付けると保険料は5,901円、特約を付けない場合は5,466円になります。

県民共済とオリックス生命「新キュア」と比較してみると、県民共済の方が若干毎月の掛金が低い事が分かります。しかし、オリックス生命「新キュア」は、先進医療の保障額が通算2,000万円まで受けられ、県民共済の保障額を大幅に上回っています。
また、県民共済は、65歳になると熟年型に移行します。熟年型の保障内容は、年齢によってそれまでよりも下がってしまい、上の表でご紹介した

金額とは異なってきます。
このことから、保険を比較する際には、掛金と保障内容の両方を見比べる必要があることが分かります。
他の保険とも保障内容を比較してみたい!という方はほけんROOM相談室で保険の専門家に相談することがおすすめです。

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県民共済に加入する方法

県民共済の加入手続き

加入方法は簡単で、インターネットからの申し込み、または資料請求をしてから書類を郵送して申し込む方法の2つがあります。
加入をする際には健康状態の告知義務がありますが、健康状態に問題があっても嘘をつかないようにしましょう。

県民共済の加入条件

県民共済には型それぞれに加入するための条件があります。
子供型:0〜7歳(保障期間:18歳まで)
総合保障2型、入院保障2型:18〜64歳(保障期間:18〜65歳)
熟年2型:65〜69歳(保障期間:65〜85歳)
以上のような年齢による制限があります。また、県民共済のある地域に住んでいる、または働いていることは必須です。

県民共済の医療保険のメリット


ここまで、県民共済と民間の医療保険を比較して、内容の違いをご紹介してきました。
違いが分かったところで、県民共済の医療保険のメリットを少し詳しく解説していきましょう。
県民共済の医療保険のメリットは以下になります。

  • 掛け金が安い
  • 割り戻し金がある
  • 安心感がある
  • 年齢・性別に関わらず掛け金が変わらない
  • 保障の範囲が広い
  • 保障がシンプルでわかりやすい
  • 民間の医療保険より加入しやすい

県民共済の医療保険のメリット①:掛け金が安い

最初にもご紹介したとおり、県民共済は営利を目的としていません。これは、加入者同士の助け合いで運営されている事業であることが理由です。民間の医療保険では、保険会社が利益を得るために、保険会社の取り分だけ保険料に含まれます。県民共済は、取り分がないので、月掛金が安いことが最大のメリットです。
また、県民共済が、低コスト経営を心がけていることで、事業費の低減を図っていることも、掛金を安くできる要因の一つです。具体的には、募集経費がかからない、費用のかかる宣伝は行わない、営業店舗を持たない、口座振替を利用することで集金費用が節約されている、などが挙げられます。
そして、県民共済の保険は1年更新ですが、掛金が上がることはなく、60歳までは年齢や性別に関係なく掛け金は一定です。
参考:医療保険の平均月額はいくら払ってる?おすすめの節約方法も《FP監修》

県民共済の医療保険のメリット②:割戻金がある

県民共済では、毎年3月に行われる決算で余剰金が発生すると、加入者に対して割戻金が支払われます。割戻金の率は年によって異なりますが、数十%になることもあります。
例えば、総合保障2型に加入していて、割戻率が30%だったとします。
支払った額…月2000円×12か月=24,000円
割戻率…24,000円×30%=7,200円
この金額が、8月上旬頃に掛金振替指定口座に振り込まれるのです。割戻金を、その後の掛金支払に充てることもできますし、その他の用途に使っても問題ありません。また、入院・手術・通院などで共済金を受け取った場合にも、割戻金は同じ率で支払われます。
割戻金は、必ずもらえるものではありませんが、少ない掛金でも戻ってくる可能性があるのは嬉しいことですね。

県民共済の医療保険のメリット③:安心感がある

県民共済では、いざという時に素早く保障が受けられるよう、組合をあげて取り組んでいます。
共済金の請求書類は、毎朝郵便局まで取りに行き、少しでも早く支払い手続きができるよう努めています。支払管理態勢の強化にも力をいれており、加入者が必要とするときにすぐ手元に共済金が届けられるよう業務が進められています。さらに、大規模自然災害が発生したときには、新聞を使って請求勧奨をしたり、対象となりうる加入者の照会も行っています。
民間の保険会社では、給付金が支払われるまでにかなりの時間がかかることも多く、支払われないトラブルが時折発生しますが、県民共済の場合はそのようなトラブルはほぼ見られません。
県民共済の母体は全国生協連であり、公的な機関に近いので、その点でも安心感は大きくなるかと思います。

県民共済の医療保険のメリット④年齢・性別に関わらず掛け金が変わらない

県民共済は、民間の医療保険と違い年齢で掛け金が変化することがありません。
民間の医療保険では、年齢を追うごとに保険料が高くなるので、特に高齢者の方には医療保険の保険料が大きな経済的負担になってしまいます。
そのため、自分の年齢では、掛け金がどのくらい違うのか県民共済と民間の医療保険を比較することをおすすめします。

県民共済の医療保険のメリット⑤保障の範囲が広い

県民共済の保障は、病気・ケガによる入院などのための医療保障から死亡・高度障害保障までと幅広くなっています。
そのため、医療保障だけでなくバランスよくリスクに備えたいという方には県民共済がおすすめです。

県民共済の医療保険のメリット⑥保障がシンプルでわかりやすい

県民共済は医療保障と死亡保障の組み合わせが基本で、保障の選択肢が少ない分非常にわかりやすい内容になっています。
民間医療保険はプランや特約が多く、各個人に最適な保障をつけられる仕組みになっていますが、それがわかりにくくて面倒くさいという方には県民共済がおすすめです。

県民共済の医療保険のメリット⑦民間の医療保険より加入しやすい

県民共済は一般的に民間の医療保険よりも加入審査がゆるいと言われています。
その理由は健康状態の告知の際に、民間の医療保険のように医師の診査受けたりや自分の病歴を細かく書く必要がないからです。

関連:医療保険の審査はなぜある?審査の種類や告知書・審査基準を解説

県民共済の医療保険のデメリット


県民共済のメリットをご紹介しましたが、やはりデメリットも見逃すことはできません。メリットとデメリットの両方をふまえた上で、比較する必要があります。詳細をご紹介しますので、お役立てください。
県民共済のデメリットは以下の5つです。

  • 死亡保障額が少ない
  • 保障が先細りする
  • 定期型の保障しかない
  • 医療保障のみや死亡保障のみという加入ができない
  • 加入できない県がある

県民共済の医療保険のデメリット①死亡保障額が少ない

県民共済の医療保険における最大のデメリットは、保障額が少ないことです。
最も多く支払われるケースでも、総合保障4型で、交通事故での死亡・重度障害における2,000万円です。県民共済で加入できる年齢は、一家の生活を支える大黒柱にあてはまる現役世代がほとんどですが、万が一の事態が起こってしまった場合、この金額では先の生活が不安になってしまう方がほとんどではないでしょうか。
さらに、病気での死亡に関しては、この半分以下の金額しか受け取ることができません。死亡時の保障を考えると、県民共済だけでは物足りないと言わざるを得ないでしょう。まして、未就学の子供を抱えた大黒柱が突然いなくなってしまったことを考えると、金額の少なさに唖然としてしまうことは想像に難くないのではないでしょうか。
民間の保険会社で、自分が手厚くしたい保障を上乗せして、同じ位の保険料で保障が受けられる場合もありますので、この点はきちんと吟味する必要があります。
関連:死亡保障付き医療保険おすすめランキングと必要性を徹底解説

県民共済の医療保険のデメリット②保障が先細りする

県民共済では、60歳を過ぎると、同じ掛金でも保障額が少なくなってしまいます。
高齢になると、病気にかかるリスクも高くなりますし、それに伴い入院や手術の可能性もあがります。にもかかわらず、保障が減ってしまうのは、困ってしまいますよね。
65歳から熟年型に移行した後は、70歳・80歳を境目に、保障は先細りしていってしまいます。そして、85歳を迎えると、保障が終わってしまうのです。医療費が賄えないどころか、共済金を全く受け取ることができなくなってしまっては、生活に大きな影響を与えてしまうでしょう。
長期入院を強いられた場合、数十万円かかることも珍しくありません。貯金があれば、治療費を払うことができますが、そうでないと支払いに頭を抱えてしまうかも知れません。
民間の医療保険で終身型に加入していれば、このような心配を回避することができます。

県民共済の医療保険のデメリット③定期型の保障しかない

県民共済の保険期間(保障される期間)は0〜85歳でその後の保障はありません。
医療が発達しこれから平均寿命が伸びることを考えると、保障が切れた後、支援してくれる子供がいない人などにとっては大きなデメリットになるでしょう。
しかし、貯蓄もあり自分の医療費は自分で支払えるといった方にとっては、そこまで大きなデメリットではないでしょう。

県民共済の医療保険のデメリット④医療保障のみや死亡保障のみという加入ができない

県民共済は医療保障と死亡保障がセットになっていることが多いため、死亡保障のみや死亡保障のみに加入するといった入り方はできません。
自分は医療保障だけが欲しいという方や、死亡保障だけが欲しいという方は民間の医療保険の加入をおすすめします。

県民共済の医療保険のデメリット⑤加入できない県がある

県民共済に加入できる県は現在39都道府県のみです。
以下の県に居住かつ勤務している方は、県民共済に加入することができません。

  • 山梨県
  • 福井県
  • 鳥取県
  • 徳島県
  • 高知県
  • 佐賀県
  • 沖縄県

以上の県に転勤する可能性がある方にとっては大きなデメリットになります。

県民共済が合わない人

県民共済をおすすめできない人は以下のような方です。

  • 保険の保障内容を自分で細かく決めたい人
  • 一生涯に渡って保障を受けたい人
  • 現在の健康状態に問題がない人
  • 手厚い死亡保障が欲しい人

県民共済が合わない人①保険の保障内容を自分で細かく決めたい人

県民共済は、基本の保障コースが決まっており、希望する人は特約コースを追加して加入することになります。ただ、医療保険と比べて、自分で自由に付加できる特約は少なくなります。

県民共済が合わない人②一生涯にわたって保障を受けたい人

県民共済は、終身型でなく、定期型の保障のみです。そのため、一定の年齢に達すると保障が終わってしまいます。一生涯の保障を受けたい場合は、民間の医療保険に加入する必要があります。
関連:医療保険に終身は必要か!終身医療保険の必要性とおすすめな人:FP監修
参考:定期保険と終身保険の違いを比較!定期の方が安いは嘘かも

県民共済が合わない人③現在の健康状態に問題がない人

健康状態が良い方は、民間の医療保険に県民共済よりも好条件で加入できる場合があります。
特に、タバコを吸っていなかったり健康診断で所定の条件を満たせば、割引を受けることができるこだわり医療保険 with prideなどの民間医療保険もあるので、そちらを先に見てみることをおすすめします。
現在の健康状態が良い人は、民間保険と県民共済をしっかり比較して検討しましょう。

県民共済が合わない人④手厚い死亡保障が欲しい人

県民共済の死亡保障は保障が薄いため、高額な死亡保障を求めている方にはおすすめできません。
県民共済の死亡保障は数百万円なので、葬式代やお墓代にはなるかもしれませんが、残された子供の教育費や家族の生活費まで考えると十分とは言えません。
そのため、一千万円以上の保障はつけておきたいという方は、民間の死亡保険に加入することをおすすめします。
次で、県民共済・民間の医療保険それぞれの保障内容を、詳しく比較していきます。
関連:県民共済の評判・口コミとデメリット

それでは、県民共済がおすすめでない人はどうやって自分に最適な保険をみつければ良いのでしょうか。
1番おすすめなのが、保険のプロと様々な保険を比較して、それぞれどんな特徴があるのか、保険料が1番やすいのはどれかなど確認することです。
自分にベストな保険が気になる方は専門家と一緒に気になる保険を比較してみてください。無料なので、やってみて損はありません。

県民共済がおすすめな人

県民共済は、非営利主義・最大奉仕・人道主義という、3つの事業哲学をもって運営されています。勧誘員がおらず、掛け金が手ごろという点が、民間の医療保険と大きく違っています。
その性質上、保障内容が合う人・合わない人が出てきます。共済の特徴も合わせて、詳しくご説明したいと思います。
県民共済がおすすめな人は以下のような人です。

  • 最低限の保障だけ受けて、貯金をしっかり貯めていきたいと思っている人
  • 民間の医療保険で、職業や既往症などによって加入の制限を受けてしまった
  • 民間の医療保険に保障を上乗せしたい人
  • 割安な掛け金で子供に保険をかけたい人

県民共済がおすすめな人①最低限の保障だけ受けて、貯金を貯めていきたい人

県民共済は、都道府県によって保障内容が異なりますが、60歳を境目に保障プランが変わっていくことが多く、プランによっては保障が受けられなくなってしまいます。高齢になるほど、入院や手術のリスクが高まりますが、保障が薄くなるのは心配なところです。
このため、「老後は貯金と年金で生活していけるから、現役世代の間だけ保障をつけておきたい」と考える場合は、県民共済が合っていると言えるでしょう。

県民共済がおすすめな人②民間の医療保険で職業や既往症などで加入の制限を受た人

民間の医療保険は、危険を伴う職業に就いている場合は加入できないことがあります。県民共済は、職業によって加入を断られることはありません。
また、県民共済は、医療保険と同様健康告知が必要ですが、医師の診断が不要です。このため、医療保険に加入できなかった場合でも、県民共済に加入できる可能性があります。
参考:引受緩和型医療保険はうつ病でも入れる【うつ病を隠してもばれる】

県民共済がおすすめな人③民間の医療保険に保障を上乗せしたい人

医療保険で貯蓄+医療保障を受け、さらなる安心のために県民共済の保障もつけておきたいと考える方には、検討の価値があると言えます。

県民共済がおすすめな人④割安な掛け金で子供に保険をかけたい人

活発なお子さんをお持ちの方は、県民共済の子供共済がおすすめです。
もし、遊んでいる最中に他人や物を傷つけてしまったり、両親に不幸があった場合でもしっかり保障されます。
民間の子供保険と比較し、子供共済の方が安かった場合や、自賠責保障、親の死亡保障が欲しい場合は子供共済の加入がおすすめです。
関連:子供の医療保険は必要?いつから入ればいいの?おすすめ人気ランキングも紹介

民間の保険の加入がおすすめな人

民間の保険への加入がおすすめな人は以下の3つのどれかに当てはまる方です。

  • 残された家族の生活への保障を重要視する人
  • 終身タイプの保険が良い人
  • 医療保険だけで十分な人

以下の3つに当てはまれば民間保険の検討もおすすめします。また、告知義務が県民共済よりも一般的には厳しいため健康に問題がないことが前提であると考えておきましょう。

県民共済に対する口コミ・評判

・「保険の内容がシンプルで、何よりも掛金の安さが1番の魅力」
・「ただでさえ掛金が安いのに、毎年割戻金がある。」
・「がんになった際に、先進医療に対応している民間保険の良さ分かり、少し後悔した気持ちになった。」
・「実際に保険金を請求するときになったら、やっぱり民間保険の方が充実していることを実感した。」
やはり、高評価の理由は掛金の安さ、低評価の理由は保障の充実性というものが多いことが分かります。
自分がどちらを重視するかだけでも県民共済に自分が向いているかの判断になります。

告知義務違反はリスク大

自分の健康状態を偽って告知をするとあとで契約解除や取り消しのリスクを伴うことになります。
偽った告知で加入しても、保険金が必要になった際に入念に調べられててしまうため、保険料だけ支払っていたのに保険金が支払われないということになります。

ただし、過失や保険を募集してる側の意思などで告知の虚偽があった場合は契約解除になることはありません。
自分の健康状態に不安がある方は診断をしてからその結果をもとにライフプランナーなどの専門知識が豊富な方に相談するようにしましょう。

参考:生協がない県もある!

県民共済は、40都道府県のネットワーク事業です。最近になり、2019年1月から山梨県でも県民共済の事業が開始されました。
都道府県民共済は、事業が行われていない県が7県あります(2019年1月現在)。
福井県・鳥取県・徳島県・高知県・愛媛県・佐賀県・沖縄県
県民共済に加入できるのは、当該都道府県に住所又は勤務先があることが条件です。引越した場合は、引越し先の都道府県民共済(神奈川県では全国共済と呼ばれています)に管理を移す手続きをとると、引き続き保障を受けることができます。どの都道府県で加入しても、保障内容はほぼ同じです。
これまで県民共済に加入していて、上記7県に引越しする予定がある場合は、手続き方法について、加入している県民共済の窓口に事前に問い合わせてみましょう。

まとめ:医療保険は県民共済だけで十分なのか?民間の医療保険との違い


県民共済と民間の医療保険との違いについて、保障内容やメリット・デメリットなども交えながら、詳しく解説してきました。
県民共済の魅力は、何と言っても掛金の安さですが、それ故に自分が求めている保障が受けられなくなってしまっては困りますよね。また、今回の記事で、高齢になるほど保障が先細りしてしまうことへのデメリットが浮き彫りになりました。

県民共済と民間の医療保険、どちらかへの加入だけで十分なのかどうかは、一概に言うことはできません。まずは、自分が求める保障内容を見極めてみてはいかがでしょうか。そうすると、自ずと自分に適した保険が見つかるかと思います。

今回の記事をぜひ参考にしていただき、支払う保険料(掛金)と受けられる保障のバランスがうまく取れることを願っております。
関連:国民共済のがん保険・医療保険の評判やデメリット【全労済】

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